船を待つ日ー小坂屋お嬢の江戸見廻り始末ー
【再読本】「船を待つ日ー小坂屋お嬢の江戸見廻り始末ー」村木嵐 中央公論新社
ヒロインは小坂屋の跡取り娘・翠、15歳です。
ヒーローは奉行所高荷見廻り与力の長男、11歳。
時は家光の次の将軍家綱のころ、島原の乱の影響がまだ残っているころです。
船を待つとは何を待っているのか。
人買い船を待っているのです。
島原の乱の当時は子供の人さらいが横行していた。それがまた復活したようなのです。
九州で子供をさらい、大阪に集め、江戸まで連れて行く。
小坂屋は古道具屋、近所の同業に口之津屋があります。
その店が人さらい摘発の元締めなんです。
姉妹編、この本のあとに、[風を待つ日 - 古物屋お嬢と知恵伊豆様の落書]が出ました。
7年前に読んでいるんだが、はて、どんなお話しだったかなあ。
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