自分は
言い尽くされたネタなんですがね、会話中に、自分は、と切り出されると誰を指しているのか、という問題です。
関西以外のたいていの日本人は、一人称で扱います。
関西人が、自分は、と語っているのは二人称なのです。
わたしが関西に上陸して、自分は、自分は、とさかんに話しかけられて驚きました。
文脈の関係から、関西での、自分は、は、二人称として迫られます。押し付けられます。
日本語学校の講座には絶対に出てこないだろう教材です。
学校では学ばないが、日常体験としてを覚えていくわけです。
二人称ととしての自分は文章には出てきません。戯文、エッセイ、漫才台本ならオッケー。
文章の中で、二人称の自分を使うのは禁忌だとの意識は関西人にもあります。
会話は別です。なんのためらいもなくタブーを無視します。
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