最後の甲賀忍者
「最後の甲賀忍者」土橋章宏 角川春樹事務所
残念なお知らせがあります。この本を読んでもときめきません。
時は幕末、幕府に甲賀衆は武士に取り立ててくれるように願い出ます。
却下。
それならば新政府につこう。戦で功を挙げて武士に取り立ててもらおう。
江戸城開城も済み、上野彰義隊も駆逐して、残りは奥羽列藩同盟への戦です。
会津の戦いも済み、残るは庄内藩のみ。
文体が現代文で締まりがないのです。これでも時代小説か。
漫画の原作提供、ゲームの構成、そっちのほうがまだ緊迫感に富んでいるよ。
小説家と出版社の担当者が二人で作った本でしょうね。
売ろうとする意図、面白く仕上げようという熱意が感じられません。
この本、売れたのかしら。
「超高速!参勤交代!」のように映画化されるのが目的なんじゃないのかしら。
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