君のクイズ
「君のクイズ」小川哲 朝日新聞出版
これ、小説なんでしょうかね。
テレビのクイズ番組で、まだ問題を読み上げてもいないのに、対戦者は早押しボタンを押した。
それが正解だった。
1対1の対戦で、6-6の接戦、最後の問題を正解したものが賞金一千万円を得る。
最後の問題の答えは、[ママ、クリーニング小野寺よ]、問は、[山形県のローカルCMのスポンサーは?]
僕は中学生からクイズにはまった。クイズ研究会に入ってクイズの腕を上げて行った。
大学生になると、強い対戦相手が現れた。本庄絆。
これでも小説か、というのは、クイズ研究会で早押しの練習、クイズの問題造り、クイズ番組の分析。
クイズ研鑽の過程が延々と描かれていることだ。
ヤラセだインチキだ、そういう視点で読むと小説だよなぁ。犯罪小説だ、探偵小説だ。
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