名探偵のままでいて
「名探偵のままでいて」小西マサテル 宝島社
第21回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。
祖父は小学校の校長先生だった。今はレビー小体型認知症を患っている。
気分のいい時には症状は消えている。
安楽椅子探偵というジャンルがある。
困ったときには相談する。
短編集ですがね、前半・中間は古いトリックの探偵小説なんですよ。
エドガ・アラン・ポー、エラリー・クイーン、アガサ・クリスティ、ディクスン・カー
密室トリック、人間消失、人が増えてる、えらく古臭いスタイルだなぁ。
末端の5章、終章でころっと活気が戻ってきます。
同僚の教師、自分自身が狙われる、被害者になる。
やっと血沸き肉躍る展開になってきました。
もちろん、おじいちゃんが解決するのです。
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