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2024年12月31日 (火)

ルー大柴

トゥゲザーしようぜ、などのルー語で売り出しました。
現在は、お茶の宗匠で収入を得ている。遠州流師範大柴宗徹
山野美容芸術短期大学客員教授でもある。
ルー語を操りながら、お茶の宗匠をやっているかは、そこはどうでしょうね

今でもルー語は語り草になっています

あのぅ、これ、暴露記事に当たりませんか、放っといて欲しいのに光を当てる、というような
これはね、ウィキペディアに出ているものを書いただけです
暴露記事を問うなら、ウィキペディアに言ってください

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2024年12月30日 (月)

荒れ地の種

「荒れ地の種」江上剛 光文社
ある日海を見つめる中年の男の姿がニュースで流れた。
東日本震災で、津波に流され原発核汚染を受けたまま、造り酒屋を復興できていない男の姿だった。
この映像は日本各地で反応を示した。
A大学に通う高城浩紀は、その男矢吹光に弟子入りを願い出た。酒の銘柄は福の寿。
広告会社に勤める星野真由美は生家の造り酒屋を受け継ぐ決心をした。会社を辞めて家に戻った。酒の銘柄は会津誉。
別に、廃業を決意しようとしている酒蔵がある、酒の銘柄は磐梯栄。
高城浩紀の知り合いが酒蔵を買い取った。酒の醸造は続けられることになった。
ニュース映像を見た幾人かの転機になった。
物語は、福の寿の醸造を会津誉の酒蔵で始めるところから始まる。
実話に基づくフィクションのお話しです。
東京電力が東亜電力になったり、浪江町が荒波町に変わったり、フィクション化しています。

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2024年12月29日 (日)

国宝

国宝というからには、日本産のものばかりと思ってましたが
中国伝来の品々が国宝に含まれています
正倉院のシルクロードからの伝来品は、そりゃもう、国宝 と納得できます
南宋の画家、牧谿=もっけい、13世紀の人物、絵は中国にも欧米にもなく、日本にのみ存在します
曜変天目茶碗も中国産だが、日本にだけ存在します
こういう状態なら国宝と銘打っても問題ないかな
筆跡・典籍では、その種のものが日本になんぼでもあります
日本にあるのに、母国に存在しないとは、どういうこっちゃ
輸入品・伝来品も国宝になるんですね

中国・韓国にしてみれば、おれんちのものが日本の国宝とは
一言物申したいところでしょうね
だけど、なんと切り出せばええのか、言葉に詰まるところでしょうね

こういった国宝を中国・韓国の博物館に貸し出すと
返してくれる保証はありません だから、貸し出してはいけません
中国・韓国の人々が見たければ、日本の博物館に来て鑑賞してもらう、これしかありません

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2024年12月28日 (土)

悴む 倅

悴む この字が読めない
[かじかむ]と読むのだそうです
手足が凍えて思うように動かなくなる、この状態です


[せがれ]と読みます

卒業の卒の字によく似た漢字だけど、読めと言われたり書けと言われても
ギブアップ
[倅]は読めても書けない、[悴む]は読むのも書くのもお手上げです

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2024年12月27日 (金)

ウクライナとロシアの停戦

トランプがウクライナとロシアを停戦させると高言しています
わたしも、現状の戦線で領土分割して停戦になるだろうと思います

もともと焦点になっている国土は、フルシチョフがソ連からウクライナに領土を移譲したものです
フルシチョフの奥さんはウクライナ人でした、それが移譲の理由の一つかな
当時はソビエト連邦内のことで、領土内での移譲は何の問題もありませんでした
次のエリツイン大統領の時、ソビエト連邦は分裂して、ウクライナやロシア連邦が誕生しました

日本でも、長野県の木曽の一部が岐阜県に移譲されたことがあります(馬籠宿)
長野県は戦にかけてでも取り戻すとは言っていません、これはちょっと話が違うか

プーチンはフルシチョフのチョンボを取り戻そうとしているのです
ウクライナのゼレンスキー大統領としても、しょうがないな、と割り切るところはあろうかと思います
フルシチョフのタナボタで得た領土です、振出しに戻る、これが落としどころじゃないでしょうか

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2024年12月26日 (木)

残響 警視庁監査ファイル

「残響 警視庁監査ファイル」伊兼源太郎 実業之日本社
[密告はうたう][ブラックリスト]に続く連続小説です。
警察内に互助会がある。「懲らしめ」を目的とするものです。
いくら検挙して裁判所に送っても、犯罪に見合わない易い判決で出てくる。
いっそ互助会の手で私的制裁を加えよう、そういう組織です。
さらに、政権は国民生活向上法案を企ている。真意は国民監視法案なのだ。
企てた与党の政調会長は転落死し、警視庁副総監は手紙爆弾で指を失った。
互助会も国民生活向上法案も黒幕は副総監なのだ。
ただ、互助会の末端が逸脱して統制がとれなくなっている。
これから一点に集中してくる。終わりは近い。

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2024年12月25日 (水)

牧谿の猿 善人長屋

「牧谿の猿 善人長屋」西城奈可 新潮社
小説新潮に連載の6篇です。
千七長屋の住人は小悪党ばっかりです。
一人底抜けの善人がいます。錠前職人の加助。
こいつのお陰で千七長屋ではなく、善人長屋と評判を挙げています。
迷惑なんだよ、善人長屋なんかじゃないよ。
[白狐]白狐の根付
[三枚の絵文]判じ絵
[籠飼の長男]子供を使って騙りを働く輩
[庚申待]庚申の夜明かし
[白狐、ふたたび]初篇の続き
[牧谿の絵]大団円、白狐の謎も解き明かされます
どの篇も全部、善人丸出しの加助が面倒を持ち込んで、長屋の一党がきりきり舞いさせられるお話しです。
悪人だけど小悪人だよ。可愛い程度の小悪人だよ。

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2024年12月24日 (火)

それはそれは大きな桃が

[それはそれは]とはなぁんだ
それはね、verey very very much の意味なんですがね
おとぎ話かこっけい話ぐらいにしか使えません
狭い仲間内なら有効ですが、会場が大きくなると、スベル危険があります
結婚式のスピーチで、ここでくすぐりを入れよう、そんな場合に使います

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2024年12月23日 (月)

ブラックリスト 警視庁観察ファイル

「ブラックリスト 警視庁観察ファイル」伊兼源太郎 実業之日本社
佐良は人事一課に異動して二年になる。今度皆口も異動してきた。監察の仕事なのだ。
警視庁捜査二課で手を焼いている案件がある。
手伝うことになった。
特殊詐欺でハングレがリストに上がっている。そのリストが漏洩しているようなのだ。
漏洩なら監察の対象になる。佐良、皆口に毛利が加わって観察に当たることになった。
リストにあるハングレが次々に殺されていく。
私的制裁ではなかろうか。
調べて行くうち、互助会があると分かってきた。
検挙しても、短い刑期で出て行く、犯罪と刑期が見合っていない。
警官の互助会で犯罪に見合う報いを与えてやろう。
そういう意図で互助会は始まった。

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2024年12月22日 (日)

密告はうたう

「密告はうたう」伊兼源太郎 実業之日本社
マルタイを識張り中に斎藤は撃ち殺された。現場にいたのは他に佐良と皆口だけだった。
皆口は運転免許試験場に、佐良は本庁人事一課に転勤になった。
人事に密告の投書があった。皆口が免許証データを漏洩している。
佐良が担当になった。
警務部人事一課の仕事は行確=行動確認、尾行して監視して行動を探る。
暗い単独の任務で、読んでいても鬱陶しい。
人事一課は警部以上が範囲、皆口は巡査部長、外れているじゃないか。
いや、張っているうちに署長が監視下に入ってきた。
最後に、思いがけない乱闘があって、今までのじめっとした展開から開けてくる。
うたうとは、自白すること、あるいは、密告すること。
警視庁鑑識ファイルというシリーズの初篇です。

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2024年12月21日 (土)

誰も騙されない詐欺メール

首題:永旺銀行からの重要なお知らせ
本文:お客様のアカウントにリスクが検出され、安全上の理由から情報の更新が必要です。
(中略)
会社情報:
永旺銀行株式会社
〒153-0064 東京都目黒区下目黒1丁目8番1号
電話番号:043-212-6149

こんなメールに引っ掛かる人がいると思いますか。
仕掛ける側にアドバイスします。実在する銀行でなければバレてしまいます。
会社四季報を参考にして、郵便番号・電話番号などは整合性がなきゃいけません。
省略した中略の文面で、簡体字を使わなかったのは誉めてあげます、中国臭のない文面で上出来です。

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2024年12月20日 (金)

鉄のほころび 刑事花房京子

「鉄のほころび 刑事花房京子」香納諒一 光文社
廃業した自動車修理工場で爆発があった。
死人が一人出た。
警視庁捜査一課の刑事花房京子は捜査に当たる。
残されたノートパソコンには緑の天使からのメールがあった。
捜査一課の多勢は過激派の仕業だろうと一致した。
花房京子は疑問を持った。老眼鏡が残されている。違うのではなかろうか。
爆死した男の身元が分かった。
アメリカで違法薬物を売って12年の懲役を受けて、出所後、国外追放されたのだ。
次第にテレビコメンテイターの角松麻由子に近づいていく。
刑事花房京子のシリーズはこれで4作目だ。
3作目は倒叙法だった。犯人が先にあってそれを警察が暴いて行く。
これは正攻法の書き方だ。

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2024年12月19日 (木)

なぞ なぞなぞ

なぞ=謎 これは大人の世界のお話しです
小さい謎もあるし、大きな謎もある
解けないものもある

なぞなぞ=これはクイズ
おおむね小さい子供から小学生までが対象
解けないなぞなぞは出してはいけない

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2024年12月18日 (水)

バリ山行

「バリ山行」松永K三蔵 講談社
芥川賞受賞作で、山行の小説です。わたし、山岳小説から離れて久しいなぁ。
主人公は波多(はた)、ごく普通のハイカーだ。
関わる人は妻鹿(めが)、妻鹿はバリ山行をやっているのだ。
バリ山行とはバリエーション山行、同じ六甲山を歩いても、ヤブや崖を歩くのだ。
会社は建設会社なのだが、社長の方針で大手の完全下請けに転換しようとしている。
見込みと違って、受注は伸びず、人員整理の噂も出ている。
波多は妻鹿に頼み込んで、バリ山行に連れて行ってくださいと願い出た。
ついていってみると、予想以上の難路だった。
著者は、谷を峪と書く、妻鹿の持ち道具にパラクラバ、チェーンスパイク、大きなマイナスドライバーなどがある。
知らん道具だなぁ。
わたしの経験したヤブコギとは大違い、命を的に賭ける大博打山行なのだ、並みのハイカーには。妻鹿にはこれが通常。
並行して語られる会社の難儀、退職勧告もありうる、こっちも大博打なのだ。
起承転結の起承まで、ここまで紹介しました。あとは自分で読んでね。

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2024年12月17日 (火)

アーセナルにおいでよ

「アーセナルにおいでよ」あさのあつこ 水鈴社
読みたくなったキッカケは、BSテレビ東京の[あの本、読みました?]でのお薦めのもの。
あたし川相千香、幼稚園から中一まで幼な馴染の芳竹甲斐、プラス稲作陽太、古藤里佳子。
甲斐くんから誘われた。俺たち起業するんだ。一緒にやらない?
アーセナルという名前の会社なんだよ。
どうやら子供の居場所を作るのが会社の目的らしい。
あさのあつこのスポーツもの、時代小説ものとは違う流れだ。
出資者を募ったり、具体的な活動に入ったり、けっこうビジネス小説の流れになっている。
経済誌の出版社が出した本のように見える。起業の段取り、ツボを押さえている。ほほう、起業とはこのようにやるのか。

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2024年12月16日 (月)

星に名前をつけるな

ちらっと本を見ると
[星に名前をつけるな]
えらくタカビシャな本だな
なんか本が重なっているぞ
重なりを開いてみると
[星に名前をつけるなら]
あらま、ずいぶんとロマンチックな本じゃありませんか
最後の一文字があるか、ないかで
真反対の印象を与えるもんですね

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2024年12月15日 (日)

中国古来なのか 和製漢語なのか

例えば、先天性、後天性、これは中国古来の表現なのか和製漢語なのか、どっち、判断に困ります。
和製漢語には、幕末明治に新しく編み出した和製漢語もあるし、中国古来のものを換骨奪胎して再生させたものもあります。

現代の文章の中でどれが中国古来でどれが和製漢語なのか教えてほしい。
辞書に、中国古来、和製漢語、と区別して書き分けてないから、付け加えてよ。

例示した、先天性、後天性、中国古来か和製漢字か、どっちなんでしょうね。
天と示しているから中国古来のような気がするし、抽象的だから和製漢語とも思えるし。
まぁ、大雑把に言えば、○○性、××的、反△△、こういったものは和製漢語ですよね。

たいていの肝心かなめの要素を和製漢語で占められて、中国人にしてみると、歯噛みするほど悔しいところなんだそうです。
中華人民共和国、中国共産党、この中で中国古来なのは、中華、国、中国、これだけ、残りは和製漢語だものね。

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2024年12月14日 (土)

抹殺

「抹殺」柴田哲孝 光文社
南スーダンでは大統領派と副大統領派の争いで内乱状態だった。
某ホテルからSOSが出た。大統領派の親衛隊によって制圧された。暴行・略奪・強姦が横行した。
どこの大使館も手が出せなかった。
日本大使館からの依頼で陸上自衛隊PKO部隊に救出依頼があった。”五班”を出動させた。
国境なき医師団の長谷川麻衣子医師を救出した。
このことは一切報道されなかった。
数年後、帰国した”五班”のメンバーは一部が除隊した。空気が悪くなったからだ。
除隊した隊員が順番に殺されていく。
残った三人は真相を探り始めた。
長谷川麻衣子は日米の二重国籍だった。
アメリカの軍隊はアメリカ国籍の市民を守らなかった。これは隠していたい。
この事実を知る自衛隊員を抹殺するよう、元海兵隊員で組織する軍事会社に発注があった。
戦いが始まる。ここからが面白くなる。

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2024年12月13日 (金)

ナカスイ!海なし県の水産列車

「ナカスイ!海なし県の水産列車」村崎なぎこ
[ナカスイ!海なし県の水産高校][ナカスイ!海なし県の海洋実習]の続編
初作は2024年1月、次作も2024年1月に読んだ。今2024年12月、早書きの作者なんだな。
舞台は栃木県の那珂川水産高校。
戯文です。あざといくらい、くすぐり・挑発が織り込んであります。
希望の職業は船舶の司厨員、東京水産船舶大学を志望します。
一般入試では無理だから、推薦入試を目指します。
生徒会会長だから、それを生かして、生徒会主催の烏山線でのイベントを企画します。
レストラン列車を企画します。それが題名の水産列車、那珂川水産高校の食材で埋め尽くします。
ギャル語豊富だから作者は若いと思うでしょ、1971年生まれ、ベテランです。
盛り上げる手管は豊富だし、予想を裏切る展開だし、若いカケダシとは大違いです。
ラノベだけれど、ツボを押さえて面白さ満載です。

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2024年12月12日 (木)

エアコンが故障?

冬の暖房が運転できません。
電器店に来てもらったところ、故障の原因が分かりました。
エアコンの室外機に蜂が巣を作っていました。
蜂の巣に引っ掛かって、ファンが回転できないのです。

蜂の巣の大きさは直径10センチ、厚さが2センチ

夏の冷房のシーズンが終わって、秋になって巣を作っているのは見えていました。
蚊取り線香、蚊・蠅退治のアースジェットなどを仕掛けましたが、効き目がありませんでした。
せいぜいアシナガバチ程度と思っていましたが、意外に巨大だった。

次に蜂が出入りしたら、大きなポリ袋で室外機を包んで、殺虫剤で燻蒸して退治してやるんだから。241211

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2024年12月11日 (水)

歴史的仮名遣い

いわゆる旧仮名使いのことですがね
俳句によく見受けます
短歌のほうは、歴史的仮名遣いから脱却して、現代の言葉使いが普通です。
俳句で見る旧仮名使いには便覧があるのでしょうね。
現代人が旧仮名使いで書くのはちょっと無理があると思うのですがね。
短歌は花鳥風月から脱して、薬の効能書きかと思えるほど冷静な歌もあります。
短歌に旧仮名使いが無いのは必然でしょうね。

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2024年12月10日 (火)

藍を継ぐ海

「藍を継ぐ海」伊与原信 新潮社
伊与原信は理系の小説家、この本は短編集。
どれも科学的要素に包まれている。
[夢化けの島]陶土のできるわけ、その陶土で萩焼を作る。
[狼犬(おおかみけん)ダイアリー]狼と犬が交わった子が狼犬、舞台は東吉野村。
[祈りの破片]長崎の被爆地の石片・瓦片を大量に集めていた人がいた。
[星隕(ほしお)つ駅逓]北海道遠軽町に隕石が落ちた。老父に元気になってもらいたくて、娘は企んだ。
[藍を継ぐ海]徳島県の海岸の町、アカウミガメが産卵にやってくる。やってきたのは過去、今は防波堤が隔てていて砂浜はちいさい。
巻末の参考文献の量がすごい。4ページもある。論文の体裁と同じだがな。

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2024年12月 9日 (月)

クメール語 シャム語 ペルシャ語

クメール シャム ペルシャは国として存在していました
後に、国名は カンボジャ タイ イラン と名前が変わりました
それでも言葉は クメール語 シャム語 ペルシャ語で通用します
もちろん カンボジャ語 タイ語 イラン語が多数だと思います

東京外国語大学の専攻言語では、カンボジア語 タイ語 ペルシア語 となっています
クメール語 シャム語 は影が薄く、ペルシャ語はまだ大手を振って通用している、と言えるのかも

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2024年12月 8日 (日)

ちょ、○○

ちょ、なんとか、ちょ、待てよ、ちょ、ソース取って

こういうフレーズでキムタクになれる、のだそうです
そう言やそうだ、キムタクだ

ちょ、○○、これ元々セリフにあったものでしょうか
キムタクのアドリブでしょうか
後者なら、わたしたちはキムタクに踊らされているんだよなぁ

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2024年12月 7日 (土)

羽振り

羽振りの、いい、悪い、について語ると
羽振りのいい、は言葉として落ち着くが
羽振りの悪いとは、なんか似合わないぞ

たぶん、尾羽打ち枯らした、こういう言い方があるので
羽振りの悪い、はそっちに吸収されたんでしょうかね

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2024年12月 6日 (金)

PIT 特殊心理捜査班 蒼井俊

「PIT 特殊心理捜査班 蒼井俊」五十嵐貴久 光文社
警視庁警官の蒼井俊は同僚の水無月玲に刺されて、精髄損傷による四肢麻痺で動けなくなった。
蒼井俊を中心に[PIT 特殊心理捜査班]が編成された。Psychology Investigation Team
ネットでの炎上は制裁に向かう。
国会議員で裏金作りで逮捕をまぬかれた佐山が殺された。
水無月玲は、贖罪のためか、蒼井俊にネットで接触してくる。
次に殺されそうな対象者が浮かび上がってきた。
ヒーローは、四肢損傷者で肉体的には動けず頭脳だけで判断することになります。
どうも感情移入できない。
同僚?上司もいっぱい出てくるが、印象に残らない。書き分けていないのだ。
最初から面白くなくて、この先も面白くなりそうな気配がない。
どうやら、このシリーズで続けようとしているのでしょうが、それはどうかな。

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2024年12月 5日 (木)

Custom Tariff

トランプが米次期大統領に選ばれて、言葉がひとつ増えました
関税のことを Custom だと覚えていましたが、Tariff とも言うのだそうです
トランプが言い出さなきゃ、タリフなんて聞いたこともなかった
両者、どう使い分けるのかしら
さらに duty という言葉もあって、どう違うのでしょうね
悩むのは、輸出入の担当者だけでよろしい
貿易・輸出入の担当者以外は、大変だねぇ、と見ているだけでよろしい

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2024年12月 4日 (水)

浅草寺子屋よろず暦

「浅草寺子屋よろず暦」砂原浩太朗 角川春樹事務所
旗本の弟だが、家を出て、浅草浅草寺の支院の正顕院に止宿して寺子屋を開いている。
市井の雑踏に身を置けば、世の垢埃が付くものだが、清々しい暮らしをしている。
出てくるのは寺子屋の子供、長屋の親たち。
元締の狸穴の閑右衛門、子分の岩蔵などが絡んでくる。
6篇の短編、起承転結の作法は飛ばして、裏表の展開で迫ってくる。
連作短編だが、ここも裏表の展開で迫ってくる。
キャラクターが清々しくて読んでいて気持ちがよろしい。
悪役ながら、そっちもキップがよくて、なかなかじゃないか。
この作家、市井もの、長屋ものも書けるのだ。

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2024年12月 3日 (火)

秋葉断層

「秋葉断層」佐々木譲 文芸春秋
水戸部警部補は警視庁捜査一課特命捜査対策室に所属している。
迷宮入り、最近の言葉ではコールドケースの案件を担当する。
27年前の事件が浮かび上がった。
轢き逃げ事件なのだ。
事件が起きたのは万世橋署の管内、捜査資料を読みに行った。
交通課の柿本巡査部長がアイカタとなった。
亡くなった被害者は江間電気商会、今は改名してイマックス、の常務だったのだ。
その被害者の時計が質屋から戻ってきた。
それを機に、27年前の事件の捜査にハッパをかけにきたのだ。
水戸部と柿本はタイアップして捜査に当たる。
順調に捜査は進んで行く。
次第に、江間電気商会の内部事情、江間家の内部事情に迫って行く。

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2024年12月 2日 (月)

11月に読んだ本

11月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:3456
ナイス数:86

下町サイキック下町サイキック感想
サイキックとは、テレパシーや透視力を意味する言葉。キヨカは中学生かな。下町の路地裏で母と暮らしている。キヨカには黒い霞が見えるのだ。人間に色が付いているのも見える。あぁ、この人はそういう人だと分かるのだ。初出は、https://note.com/ に掲載されたものを書籍化したもの。わたし、この本を初めて読むはずだ。2024年7月発行。ところどころ読んだ記憶があるんですよ。note.com から転載されて、どこかのネットで読んだのかしら。ずっと通して、じゃないのです。飛び飛びにここは読んだ、知っている。読み
読了日:11月29日 著者:吉本 ばなな


綱を引く綱を引く感想
東京蒲田の綱引きのチームです。チーム名はブルスターズ。大勢で引くお祭りの綱引きじゃない、8人対8人の競技綱引きなのだ。たまたまアイルランドからの留学生がチームに近寄ってきた。彼もアイルランドの強豪チームの一員なのだ。参加したいということで、チームのみんなに召集をかけた。コロナで休んでいるうちに弱くなっていた。ここから発奮が始まるのです。腰を痛めた真島は引退を決める。娘が離婚して帰って来たので、監督をお願いした。浜松の綱引きチームにいて、全国女子優勝チームのメンバーだったのだ。若いメンバーの募集を始める。。
読了日:11月28日 著者:堂場 瞬一


またうどまたうど感想
[まいまいつぶろ][御庭番耳目抄]から派生したスピンオフ。全部幻冬舎刊。田沼意次は徳川家重の小姓についた。家重から次代の家治に転勤となった。その時、家重は田沼意次のことを「またうど」全き人、愚直なまでに正直な信(まこと)の人という意味。第十代徳川家治についてからは、御用人、老中格から老中へと進み、五万七千国の大名になった。幕政は、印旛沼干拓、蝦夷地開発、貸金会所、最後のはファンドを意味する。政敵は松平白河侯、賄賂政治と非難をし、息子意知は江戸城殿中で殺される。将軍逝去にあたり、老中を退く。結局最後は一万石
読了日:11月27日 著者:村木 嵐


五葉のまつり五葉のまつり感想
まつり五件ということ。序の16頁に五奉行の一覧表が出ている、ここに栞を挟んでおいて。北野大茶会、刀狩り、太閤検地、大瓜畑遊び、醍醐の花見、戦ではなくイベントだ。戦ではないが、節目節目を固めるイベントだ。奉行にとっては戦と同じ、必ず勝利を挙げねばならない。刀狩りは九州肥後での実験、全国的に刀狩を実施する前のテストケースだ。太閤検地は伊達政宗を相手にテストケース、ここで成功すれば全国で実施できる。豊臣の五奉行とはいえ、各自の人柄をよく知るわけでない。この作品では、五奉行それぞれが、出自から担当分野まで全部明ら
読了日:11月19日 著者:今村 翔吾


準平原の謎 盆地は海から生まれた準平原の謎 盆地は海から生まれた感想
表紙カバーの袖に、【隆起準平原信じられていた中国地方の吉備高原。吉備高原より一段低い、真っ平らな世羅台地。さらに低い、瀬戸内海の侵食小起伏地形。】以下省略 地図と図表が豊富な本です。北海道や東北など、自分が行ったこともない場所のページは飛ばしましょう。自分のよく知っている場所・地方のところだけつまみ食いしましょう。自分で実地に歩いた山域・自転車で走った地点ならとてもよく分かります。そういう読み方をしましょう。世界的な権威であるデービスが準平原と言う概念を打ち出しました。違うんじゃないかい。高橋雅紀はそう言
読了日:11月17日 著者:高橋 雅紀


ポップ・フィクションポップ・フィクション感想
主人公は松川腫喜、実在の人物か架空の人物か。松川は市民公論に入社した。主幹は緑岡、モデルは滝田樗陰。論争で主幹緑岡を殴ったということで、松川は退社する。次に入社するのが文学四季、代表は菊谷、当然モデルは文芸春秋、菊池寛を指している。作家の起用について意見の相違あり、また退社する。今度は講談社に入社する。エースという雑誌を創刊するのだ。実名はキング。ここで150万冊という販売記録を立てた。三社、三誌とも時代が違う。大正から昭和恐慌まで時代に差がある。舞台回しに松川と言う人物を立ててはいるが、架空の人物でしょ
読了日:11月14日 著者:堂場 瞬一


共犯の畔共犯の畔感想
群馬県にやんばダムがあります。ダム計画があったが、コンクリからひとへ、民主党政権は計画を中止しました。自公政権の下で再びダム計画は蘇り、完成しました。これを下敷きにこの小説は書かれました。畔はほとりと読みます。ダム建設反対派の群像を描いてあります。只今現在の事件は、13年前に原因あり、33年前に原因あり。33年前の事件、13年前の事件は白黒映画の印象です。重く暗い。現在の事件になると、カラー映像になります。なんぼカラーでも、遠因は前の事件を引きずっている。カタルシスが出来たような、そういう訳でないような。
読了日:11月10日 著者:真保 裕一


名探偵のままでいて (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)名探偵のままでいて (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
祖父は小学校の校長先生でした。今はレビー小体型認知症を患っています。安楽椅子探偵というジャンルがあります。困ったときには相談する。短編集ですがね、前半・中間は古いトリックの探偵小説なんですよ。エドガ・アラン・ポー、エラリー・クイーン、アガサ・クリスティ、ディクスン・カー 密室トリック、人間消失、人が増えてる、えらく古臭いスタイルだなぁ。末端の5章、終章でころっと活気が戻ってきます。同僚の教師、自分自身が狙われる、被害者になる。やっと血沸き肉躍る展開になってきました。もちろん、おじいちゃんが解決するのです。
読了日:11月06日 著者:小西マサテル


コンタミ 科学汚染 (講談社文庫 い 137-2)コンタミ 科学汚染 (講談社文庫 い 137-2)感想
主人公は宇賀神、慶成大学の准教授、ホームズに対応するワトソン役に、大学院生の町村圭。宇賀神の同門同級に美冬がいる。何度も振られているのだ。VEDYという深海酵母の会社がある。ガンに効くと、非科学の極みなのに科学の装いで稼いでいるのだ。患者は科学にすがるのではない。何かに希望を託すのだ。そににつけこむのが詐欺師の手口なのだ。これは冷静なお話しです。語り口です。著者は理系の大学を出て大学の研究者を務めた経歴があります。論文発表の段取りなど、ほとんどの人が知らないことを教わると、先へ先へと読みたくなるもんです。
読了日:11月03日 著者:伊与原 新

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広島ブログ

2024年12月 1日 (日)

鷹の飛翔

「鷹の飛翔」堂場瞬一 講談社
[鷹の系譜][鷹の惑い]に続く鷹のシリーズです。
同じ大学警察同期の海老沢と高峰、海老沢は公安一課育ち、現在は目黒中央署長。高峰は本庁捜査一課の理事官。
共に来年は定年を迎える。
目黒中央署管内で殺人があった。
殺されたのは元過激派、犯人の目星も着いた。
25年前に六本木飛翔事件があって、飛翔体が撃ち込まれ、通行人がケガをした。
革連協のメンバーの八田が逮捕され、刑務所に入った。
目黒の殺人は連続殺人で、全員、旧革連協のメンバーのだった。
八田は指名手配された。
目黒の政治家を殺すと脅迫があった。
これ以上は筋書きは語らない。
公安に未来はあるのか。取り締まり対象の新左翼はもういない。
存在意義はあるのか。脱皮して、公安から非公安に転身しないと未来がない。


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