四日間家族
「四日間家族」川瀬七緒 角川書店
町工場を倒産させたおっさん、七十代のカラオケスナックのばあさん、正体不明の二十代の女、男子高校生が出てきます。
これから集団自殺するのだそうな。
自殺の目的地まで到着すると、車がやってきて何かを捨てて引き返していく。
なんだか赤ちゃんの泣き声がする。さっきの女、赤ちゃんを捨てて行ったみたい。
放っておくわけにはいかない。
集団自殺は棚上げにして赤ちゃんを援けることにする。
さっきの車が帰ってきたみたい。逃げよう。
翌朝、ネットを見ると、赤ちゃんを誘拐していると曝されている。
たちまち、身元は明らかになって、おっさん、ばぁさんの身元略歴はネットに曝された。
おねぇちゃんの身元も少しづつ曝され始めた。
読むのに、ちっとも読み進められない。
この四人の誰にも感情同化できないのですよ。
ある場面から一挙に心を許す。ええヤツラじゃん。
敵は赤ん坊を食い物にする団体、一挙に攻めて行く。
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