感染症の日本史
「感染症の日本史」磯田道史 文春新書
パンデミックを歴史的に追及しています。
最大なものはスペイン風邪、100年前に最大の被害を与えました。
その経験があって、世界でも日本でも隔離の鉄則が徹底されました。
奈良の大仏の建立はパンデミックに対抗する手段でした。
その後、何度もパンデミックに襲われています。
磯田道史のNHKBSの番組に「英雄たちの選択」があります。
2020年8月に、「シリーズ感染症との闘い1 衛生国家への挑戦~3人の先覚者たち」「シリーズ感染症との闘い2 100年前のパンデミック~“スペイン風邪”の教訓~」
連続して放送しています。
最初のは、緒方洪庵、長与専斎、後藤新平、江戸から明治での先駆者たちの戦いです。
この本の第6章「患者史のすすめ」にもスペイン風邪で罹患した女学生の日記が記載されています。
日記というと遺書のように聞こえますが、幸いその女学生は回復して長寿を全うしています。
放送とこの本の出版が同じ時期です。
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