初瀬屋の客 狸穴屋(まみあなや)お始末日記
「初瀬屋の客 狸穴屋お始末日記」西條奈可 文芸春秋
シリーズ2作目、浮気と借金を繰り返す亭主との離縁に成功、公事宿の狸穴屋に雇ってもらう。ここまでが前作。
[祭りぎらい]娘の婿を離縁したい、女房が笛吹と駆け落ちした、婿の笛の上手が腹が立つ。これが離縁したい理由。
[三見の三義人]今回の公事は離縁ではない、播磨の沖の漁場の争い。公事に負けて駕籠訴にまで及ぶ。
[身代わり]評定所留役の家で養子が養い親からの離縁を訴えるお話し。
[夏椿]老いた妻が離縁を申し出るお話し。万事めでたしの納まり。
[初瀬屋の客]公事宿の知人に初瀬屋がある。泊まり客に何やら難しい公事がある。
[証しの騙し絵]前編の続き、これには策略がある。
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