「おぼろ迷宮」月村良衛 角川書店
どうしちゃったんだろ、月村良衛にしては人が死なない、流血がない。
ヒロインは夏芽、大学に入って近くの朧荘に入居した。
隣の部屋の住人は老人、鳴滝と言う。
連作小説で四話あるが、三話が最重要、全体の7割はある。
二話目で明らかになるが、隣の老人は元警視総監だったのだ。
三話のお話しは三十何年前、警察署内で現金が紛失した。四千万円なのだ。
警察の裏金を充当して、取り繕った。
老婦人が亡くなって、過去の現金紛失事件の証拠が現れて、とっさに剛田巡査部長は隠した。
さぁ、ここから元警視総監の活躍が始まる。
サブキャラも豊かで、のんびりと読める。



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