「雪夢往来」木内昇 新潮社
北越雪譜、この著作が出版されるまでの経緯です。
鈴木儀三治(ぎそうじ)、俳句では牧之(ぼくし)と名乗っている。
越後のあれこれを紙に書き、絵・図も達者に描いている。
つてをたどって山東京伝に版元への繋ぎを依頼した。
版元には断られた。50両の版木代を負担するなら出しても良いとの断りだった。
山東京伝が亡くなった。
曲亭馬琴に依頼した。
何十年も棚さらしにされた。
京伝の弟の山東京山が仲介しようと申し出た。
牧之は馬琴を断って京山を頼ることにした。
儀三治として村の暮らしもあるわけです。
戯作者の世界もなかなかだ。
どの著作を読んでも、曲亭馬琴=滝沢馬琴は評判が悪いですねぇ。



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