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2025年8月 1日 (金)

7月に読んだ本

7月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2620
ナイス数:107

高宮麻綾の引継書高宮麻綾の引継書感想
高宮麻綾、鶴丸食品の子会社TSフードサービスに入社して3年、新企画を提案した。親会社の検討会議で、似た企画で工場事故で犠牲者が出たことがあるから、不可、との結論が出た。前の件の引継書・顛末書を探そう。ミステリー仕立てのビジネス書です。BSテレ東の[あの本、読みました?]での取り上げブックです。著者・城戸川りょうの顔も見ました、声も聞きました。さすが現役の商社マン、ビジネスの仕立て方に齟齬がない。わたし、引継書など書いたことがない。そこはエンタテインメント、ありそうな引継書ではあるが、ぶっとんだ仕組みに仕立
読了日:07月27日 著者:城戸川 りょう


三河雑兵心得(16)-関ケ原仁義(中) (双葉文庫 い 56-17)三河雑兵心得(16)-関ケ原仁義(中) (双葉文庫 い 56-17)感想
植田茂兵衛一代記、井原講談。上杉征伐と兵を向けるが、それは石田三成を誘い出す策略。石田三成が挙兵した。一転、反転してそちらへ向かう。関ケ原中編です。木曽川を渡河して木っ端城を粉砕する。続いて、岐阜城に攻め寄せる。えい、とうとうとうとうとう、えい、とうとうとうとうとう 武者押しの声を揃えて敵陣へ攻め寄せる。今でこそ五千石の侍大将だが、振出しは足軽小頭のころもあったのだ。力押しに押して、岐阜城を陥落させた。陥落させた翌日に侍大将の小馬印が届いた。戦場に馬印を立てられるのだ。巻末に、関ケ原本戦まで、あと十七日。
読了日:07月24日 著者:井原忠政


源家物語源家物語感想
源義家が源氏の棟梁として立つお話し。義家には頼義という名の父がいる。頼義は陸奥守として東北に地盤を置いた。義家も下野守として陸奥の隣に勢力を張った。父は阿部一族を放逐し、義家は出羽の清原一族と戦った。当時は藤原道長の息子の時代、侍はさむろう者として貴族の家使に過ぎなかった。氏の長者、源氏の棟梁というのは、兄弟、叔父甥で争うものだった。妻子を持ち、郎党を抱えると、兄の意のままに、というより、自分の意思で動きたくなる。父頼義も弟と意思が通わなくなり、義家も弟義綱と覇を争うようになる。官位を得、昇殿を許された。
読了日:07月20日 著者:真保裕一


春立つ風 「弥勒」シリーズ春立つ風 「弥勒」シリーズ感想
弥勒シリーズ13作目。小間物問屋遠野屋清之介、同心小暮新次郎、岡っ引き伊佐治、この三人の物語です。大店出羽屋の長男一朗太が血まみれで死んでいた。密室なので、自殺としか思えない。この犯人を追うのは小暮と伊佐治の仕事。一方、遠野屋は大店八代屋の仕事で掛かり切りになっていた。八代屋と遠野屋は昔逆縁があったのだが、文書を書いて縁を切った。それでも取引を再開するほどの仕事があるからだ。二つの流れ、関わりなく進んで行きます。兄が死ぬ。これで旧藩嵯波波藩との縁が切れるのか。捕り物帳でありビジネス小説でもある。
読了日:07月16日 著者:あさの あつこ


往来絵巻 貸本屋おせん往来絵巻 貸本屋おせん感想
貸本屋おせんシリーズの2作目です。キップのいい女、キャピキャピした娘とはちょと違う。かなり湿っぽい性格です。これも父親が大川に身投げして死んだから。[らくがき落首]北町奉行が落首でコケにされる。[往来絵巻]神田祭の祭礼絵巻、笛吹の演者が一人描いてない。これじゃぁ代金は支払えない。[まさかの身投げ]身投げしたのやら、突き落とされたのやら。[みつぞろえ]出版本ではない、写本で、[艶道東国聴聞集]天乃巻地乃巻はある。人乃巻があるのだそうな。[道楽本屋]出版の間際に差し止めの声が出る。相乗りで儲けを折半するコスイ
読了日:07月10日 著者:高瀬 乃一


ことば遊びの楽しみ (岩波新書 新赤版 1019)ことば遊びの楽しみ (岩波新書 新赤版 1019)感想
しゃれに始まるわけだが、ただの比喩のものもある。ひとつ○○ふたつ××、数え歌で素養を養う。なぞ、なぞなぞで人は稽古を積む。無駄口という括りがある。見上げたもんだよ、屋根屋のふんどし、たえしたもんだよ、カエルのしょんべん。ジャンル分けしているとは思わなかった。回文。いろは歌。早口ことば。替え歌、浦島太郎の替え歌。昔々浦島は 助けた亀のへその下 竜宮城のへその下 絵にも描けないへその下 この先全部へその下で言い換えます。阿刀田高は、ざっと言えばわたしより十歳上。例文や世相の摘まみ方がちょっと古い。世代の差を感
読了日:07月07日 著者:阿刀田 高


それいけ!平安部それいけ!平安部感想
わたしは栞、菅原高校に入学した。今日は最初の登校日。教室で、前の席の子に平安部に入らない、わたしは安以加。平安部への入部を勧誘された。これからみんなを誘って部を作るのだそうな。途中経過が面白いのだが、5人集めて平安部を創設した。平安部とは何か、平安の心を広めること。蹴鞠を始めた。全国大会に出て優勝した。試合前の掛け声に「それいけ!平安部」と声を出すことにした。文化祭でどんな出し物を出そう。イケメンがいるから光源氏フォトスポットを開こう。他、出し物いろいろ。ヤングアダルト物です。膳所高の成瀬と同じ路線です。
読了日:07月05日 著者:宮島 未奈


口出し屋お貫 (単行本文芸フィクション)口出し屋お貫 (単行本文芸フィクション)感想
お貫はやよいやの女主人、口入れ屋は仕事のあっせん業だが、ここは洒落て口出し屋としとこう。口入れ屋は土俵のようなもの、雇い主と雇われ人を行司がうまく捌く。住み込みの女中、あんた性根を入れ替えなきゃ次も務まらないよ。お貫は口出しをする。悪い岡っ引きに悪事に引き込まれていたのを、同心にそれとなく伝えて、岡っ引きを江戸所払いに追い込む。妾も口入れ屋の仕事、妾志願の小娘に、事の次第を教えて引き下がらせるのも行司の仕事。短編6篇、行司のお貫は出ずっぱりだが、相撲取りは毎回入れ替わってお話しを繰り出します。
読了日:07月04日 著者:中島要


真実の幻影真実の幻影感想
高岡は東日新聞本社の遊軍、企画記事で「真実の幻影」群馬県の幼児誘拐事件を取り上げる。身代金は持ち逃げされ、幼児の行方は不明で何十年も経過し時効が成立していた。家族に連絡を取ったが、けんもほろろで、取材は断られた。群馬県警を探ってみると、捜査は続行中ということだが、刑事末端の空気は上層部の失敗と見られているようだ。定年間際の刑事と気脈が通じた。犯行当時未成年だった人物を追いかける。新潟県にいたが、交通事故で死亡していた。群馬支局のキャップ、襲われて骨折した。高岡も深夜に自動車で轢き殺されようとされた。間一髪
読了日:07月03日 著者:堂場 瞬一

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