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「ポピュリズム」堂場瞬一 集英社
日本政界のお話しです。
国会の政党は新日本党と民自連の二大政党で出来ています。
これ、近未来小説か、パラレルワールドか、現実から遠く離れています。
国会議員は選挙では通りません。国民から抽選で選ばれます。
その中で、首相を全国選挙で選びます。
国民選挙で選ぶなら、それは大統領じゃん。
新日本党の候補は政調会長の大曾根麻弥、民自連の候補は関西の大学教授の尾島泰人、ほとんどテレビタレントに近い。
三番目の候補者がいる。ユウチューバーの城山拓巳、フォロワー数が多い。
小説の半ばまで行って、大波乱、民自連は尾島泰人を首相候補から取り下げた。
総裁の岩下安晴を首相候補に据えた。
尾島泰人は城山拓巳の陣営に参加した。
結果、選挙で当選したのは、それは自分で読んでね。
「デモクラシー」という姉妹編があります。そっちは先発、こっちは後発です。
「天下の値段 享保のデリバティブ」門井慶喜 文芸春秋
頭と末尾に徳川吉宗が出てくるのです。
新之助、紀州藩の藩主の四男、13歳の頃、大阪見物に行った。
堂島の米市場の見物に行った。
案内は同じ13歳の小僧、劾太とおけい、双子なのだ。
末尾では新之助=徳川吉宗、劾太が南町奉行大岡忠相に陳情するのを屏風の陰で盗み聞きする。
劾太の説明は、冒頭でも末尾でも同じ。
正米取引は単位が大きいから、大商人数人で値決めが出来てしまう。
相場取引は取引単位が小さいから大人数が参加する。刻々に値が変わってどこかへ収束するのだ。
幕府は米価を高値で安定させたい。
実勢は、新田開発などで米が増産されてダブついている。安値になるのだ。
正米取引と相場取引、世界に先駆けてデリバティブがあったとは、まことに、恐れ入りました。
門井慶喜、[まことに]が好きです。どこかに[まことに]を混ぜ込みます。
わたしも混ぜてみました。
「人よ、花よ、<下>」今村翔吾 朝日新聞出版
弁内侍が吉野から楠木を訪ねてくる。
南朝の帝、後村上帝が襲われるというのだ。助けを求めに来たのだ。
敵はすっぱの勢力、垣を突破されて域内に入った。
危ういところで後村上帝を救った。
ミカドの意に反して強硬論を主張すものがいる、北畠親房。
勝手に綸旨を多発するので、北朝としても鎮圧に向かわねばならぬ。
楠木正行、廷内に入り、南朝は北朝に降るように訴えた。
意外にもミカドの賛同を得た。
既に遅し。あとは激突です。
楠木党の粉砕へ向けて一直線です。
楠木正成は山岳戦が強かった。
楠木正行は野戦が強いのだ。
次第に消耗しながら滅びへ向かっていく。
四条畷に飯盛山がある。手頃だから何度も登りました。頂上に楠木正行の銅像がある。
四条畷の合戦で楠木軍は壊滅したのだ。
それを祈念してここに銅像を建てたのだそうな。
山麓の四条畷神社の祭神は楠木正行です
「人よ、花よ、<上>」今村翔吾 朝日新聞出版
楠木一族というと、たいがい楠木正成のお話しが語られます。
これはそうじゃない、息子の楠木正行のお話しです。
正成は思い出話の中に出てきます。徹頭徹尾正行のお話しです。
分厚い本でたじろぎます。読み通せるか。心配ありません。どんどん読み進めて行けます。
多聞丸という名前で登場します。二十歳前後なのに幼名の名乗りとは。
正しくは、楠木左衛門少尉正行、従五位下、河内国守護なのだ。
南朝吉野の御所へはとんと参内していない。
二朝が並立するのは間違いだと思っている。
南朝は辞して北朝に鞍替えしようと思っている。
悪党の小競り合いが面白い。金毘羅党を叩き潰す。
楠木党の本拠は東条にある。現在の地名にはない。千早赤阪村の水分南木神社のあたりだろうか。裏山を登れば楠木城址がある。
「烈風を斬れ」砂原浩太朗 双葉社
神山藩シリーズのような楷書の小説ではなくて、伝奇もの。
ヒーローは三好孫七郎、関白豊臣秀次の子なのだ。十八歳。
関白秀次が旅芸人に夜伽を命じて、子種を宿したのだ。
四条河原で一家眷属皆殺しになったが、一夜限りで目が届かなかったのだ。
孫七郎、秀次の子と名乗って、牢人者を豊臣にリクルートしている。
真田幸村、最初は失敗。その後、長曾我部守親、明石掃部、後藤又兵衛、毛利勝永、次々とリクルートしていく。
伝奇小説ですからね、行き詰っては道が開ける。なんの理由もなくするすると事が運ぶ。
ついには、真田幸村もリクルートしました。
当然、アンチヒーロー陣営がいます。
徳川家康陣営は当然、豊臣側にもアンチがいます。
あまり筋がもつれることなく、するするとお話しが展開して行きます。
「札幌誕生」門井慶喜 河出書房新社
558頁の大冊で怖気を振るったが、5人の人物歴伝だった。中編小説5冊と等しい。
明治初年、島義勇、札幌開拓使・判官として札幌に入った。
まだまだ未開地。
内村鑑三、新渡戸稲造、札幌農学校第二期生として入学した。
クラーク博士はもういなかった。
バチラー八重子、アイヌの子孫、英国宣教師バチラーの養子になった。
短歌雑誌に短歌を投稿し、賞賛を博した。
有島武郎、白樺派作家だが、不在地主であるのを恥じ、小作に土地を無償で渡した。
岡崎文吉、石狩川が氾濫を引き起こす。石狩川の治水を命じられた。
曲がり曲がった自然流路をストレートに流す以外に方法がない。
[まことに]この言葉に特徴がある。
門井慶喜に特有の言葉、司馬遼太郎にもある。
この本では一ヶ所だけ出てくる。門井慶喜にはちょこちょこ出てくる。
本筋ではなく、背景を語る、あるいは、文明批評をする場合などにちょろっと出てくる。
必ず出てくる訳ではない、数冊に一度の割合で出てくる。
「ウィンクに警告 知的財産部・平間青介」南原詠 光文社
「特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来」「ストロベリー戦争 弁理士・大鳳未来」がある。読んだ。面白かった。
前作は特許権・商標権を巡ってのプロの弁理士の活動。
本作では、企業内知財部での攻防戦。
携帯ゲームモノギアで、オランダでトラブル発生、停止中のモノギアにウィンクするとモノギアが起動する。
電車内に忘れたので現物がなく、再現させようがない。
平間青介は社長名で極秘に解決するようにと命じられた。
会社名はモノベ、ミツハマが38%の株式を所有していて、モノベはミツハマの子会社なのだ。
収益力は子会社のモノベが親会社のミツハマを越えていて、両者の関係は微妙なのだ。
わたし、知財部・法務部などがある会社に勤めたことがない。
特許の関係、特許クリアランスの手順など初めて知る。
平間青介くん、見事に解決します。
思いもよらない着地点です。
「18マイルの境界線 法医昆虫学捜査官」川瀬七緒 講談社
法医昆虫学捜査官シリーズ8作目。
6年ぶりに登場した。
他のシリーズもあるが、法医昆虫学捜査官が一番面白い。
顔を潰され、指紋を焼かれ、歯を全部抜き取られた死体がゴルフ場の林で発見される。
さらに、家電解体ヤードで同様の死体が発見される。
最初のは東京都多摩中央署管内、次のは神奈川県相模原市、県境をまたぐ面倒な事件になってきた。
岩楯警部補、深水巡査部長、赤堀准教授、毎度毎度のメンバーはそろいました。
赤堀法医昆虫学捜査官の昆虫相の見立てでは、殺害現場は、それぞれここではない。
別の場所で殺されて、ここへ運ばれて放置されたのだ。
どこでされたかを確定しなければならない。
怪しげな捜査線がほのめかされるが、それは行き止まりの線、もっと別にある。
急遽展開、犯人に行き当たりました。
題名の、18マイルの境界線、置き去りのままなんだが、適当に解釈しとけばええか。
「エンドロール 警視庁FCIII」今野敏 毎日新聞出版
警視庁フィルムコミッションシリーズ3作目です。
FC室の室長は長門警視、構成員は長門警視のみで、他の室員は警察の本職にあって、随時、兼任しながらフィルムコミッションの任務を全うするのだ。
語り手は楠木巡査部長、地域総務課に所属していて、9時から5時の生活を楽しんでいたが、遊撃特別警ら隊に移動を命じられた。
同時に、FC室から来るように命じられた。
今度の仕事はハリウッド映画、東京を舞台に日本の有名監督が日本部分を請け負うことになるのだそうな。
問題があって、脚本が完成していない。脚本と監督を行う人物が行方不明。
果たして映画がクランクインできるのか、というお話し。
FC室に様々な警官が招集されます。
ここは誰が話しているの?誰と誰が語り合っているの?
最初は丹念に前のページをめくって、誰と誰だと確認していました。
もう面倒になった、会話は会話で、あるがままに流して読めばよろしい。
そういう小説なんですよ。コントの台本だと思えばよろしい、漫才の台本だと思えばよろしい。
エンドロールとは何か。
映画の最後にスタッフキャスト、スペシャルサンクスで長々とスポンサー・世話になった人、いっぱい出てくるでしょ。
エンドロールのスペシャルサンクスにフィルムコミッションが出すと請け合うのですよ。
ほんとに出るの?ハリウッド映画だもの、最後の決定権はそっちにあるものね。現場を回すには空約束でもするよ。
「あの子とO」万城目学 新潮社
あの子とQのシリーズ本です。
Qとは吸血鬼のこと、即ち、Q血鬼。
ここでの題名のOも同じ用法、それは何、それは明かせない、読んでくれなきゃ。
「プロローグ」
「あの子と休日」高校生クイズ&ゲーム大会、ディズニーシーの商品を賭けて大活躍です。
この篇では、ヨッちゃん、吉岡優が大活躍です。
どうもヨッちゃんは人間のようだ。Q族ではないみたい。
「カウンセリング・ウィズ・ヴァンパイア」江戸時代長崎出島にヴァンパイア吸血鬼が上陸します。
「あの子とO」嵐野弓子の吸血鬼同族に丘山瑠騎亜、丘山良騎亜の双子がいる。ルキア、ラキアと読む。
一家の仕事はピザ屋で、従業員にカナダ人のオーエンさんが加わった。
オーエンさんはOだけど、さらに別の意味がある。それは読んでビックリしてね。
「日本語再定義」マライ・メントライン 小学館
マライ・メントラインとはドイツ人で高校・大学と何度も日本留学して日本語を学習している。
夫は日本人。この本はエッセイだと本人は言っています。
[外タレ][忖度][ガンダム][呪う][帝国][四季][萌える][サボる][アングラ][ワンチャン][教養][理屈][余暇][エモい][ラノベ][隠居][女子力][上から目線][大予言][自己責任論]
並みの日本人では論破されてしまう、何よりドイツ論法が根底にあるのだ。疑問・反論・突っ込み・からかいなど、挟む余地がない。
途中で、これは日本人の影武者がいて、代りに書いているのじゃないかと疑いました。それはない、写真もあり、成育歴、現在の職業も明かしている、本人が書いているのだ。
[外タレ]のうさん臭さも彼女にはよく分かっている。[忖度]のドイツ的な立ち位置も示している。[帝国]ナチスの第三帝国にも筆が及んでいる。日本にだけ[四季]があるんじゃないよ、ごもっとも。
残りにはいちいちコメントするせずともよい。
特別付録に、プロ辞書編集者の神永曉との対談があります。
マライの語釈にプロの辞書編集者が驚いている。
7月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2620
ナイス数:107
高宮麻綾の引継書の感想
高宮麻綾、鶴丸食品の子会社TSフードサービスに入社して3年、新企画を提案した。親会社の検討会議で、似た企画で工場事故で犠牲者が出たことがあるから、不可、との結論が出た。前の件の引継書・顛末書を探そう。ミステリー仕立てのビジネス書です。BSテレ東の[あの本、読みました?]での取り上げブックです。著者・城戸川りょうの顔も見ました、声も聞きました。さすが現役の商社マン、ビジネスの仕立て方に齟齬がない。わたし、引継書など書いたことがない。そこはエンタテインメント、ありそうな引継書ではあるが、ぶっとんだ仕組みに仕立
読了日:07月27日 著者:城戸川 りょう
三河雑兵心得(16)-関ケ原仁義(中) (双葉文庫 い 56-17)の感想
植田茂兵衛一代記、井原講談。上杉征伐と兵を向けるが、それは石田三成を誘い出す策略。石田三成が挙兵した。一転、反転してそちらへ向かう。関ケ原中編です。木曽川を渡河して木っ端城を粉砕する。続いて、岐阜城に攻め寄せる。えい、とうとうとうとうとう、えい、とうとうとうとうとう 武者押しの声を揃えて敵陣へ攻め寄せる。今でこそ五千石の侍大将だが、振出しは足軽小頭のころもあったのだ。力押しに押して、岐阜城を陥落させた。陥落させた翌日に侍大将の小馬印が届いた。戦場に馬印を立てられるのだ。巻末に、関ケ原本戦まで、あと十七日。
読了日:07月24日 著者:井原忠政
源家物語の感想
源義家が源氏の棟梁として立つお話し。義家には頼義という名の父がいる。頼義は陸奥守として東北に地盤を置いた。義家も下野守として陸奥の隣に勢力を張った。父は阿部一族を放逐し、義家は出羽の清原一族と戦った。当時は藤原道長の息子の時代、侍はさむろう者として貴族の家使に過ぎなかった。氏の長者、源氏の棟梁というのは、兄弟、叔父甥で争うものだった。妻子を持ち、郎党を抱えると、兄の意のままに、というより、自分の意思で動きたくなる。父頼義も弟と意思が通わなくなり、義家も弟義綱と覇を争うようになる。官位を得、昇殿を許された。
読了日:07月20日 著者:真保裕一
春立つ風 「弥勒」シリーズの感想
弥勒シリーズ13作目。小間物問屋遠野屋清之介、同心小暮新次郎、岡っ引き伊佐治、この三人の物語です。大店出羽屋の長男一朗太が血まみれで死んでいた。密室なので、自殺としか思えない。この犯人を追うのは小暮と伊佐治の仕事。一方、遠野屋は大店八代屋の仕事で掛かり切りになっていた。八代屋と遠野屋は昔逆縁があったのだが、文書を書いて縁を切った。それでも取引を再開するほどの仕事があるからだ。二つの流れ、関わりなく進んで行きます。兄が死ぬ。これで旧藩嵯波波藩との縁が切れるのか。捕り物帳でありビジネス小説でもある。
読了日:07月16日 著者:あさの あつこ
往来絵巻 貸本屋おせんの感想
貸本屋おせんシリーズの2作目です。キップのいい女、キャピキャピした娘とはちょと違う。かなり湿っぽい性格です。これも父親が大川に身投げして死んだから。[らくがき落首]北町奉行が落首でコケにされる。[往来絵巻]神田祭の祭礼絵巻、笛吹の演者が一人描いてない。これじゃぁ代金は支払えない。[まさかの身投げ]身投げしたのやら、突き落とされたのやら。[みつぞろえ]出版本ではない、写本で、[艶道東国聴聞集]天乃巻地乃巻はある。人乃巻があるのだそうな。[道楽本屋]出版の間際に差し止めの声が出る。相乗りで儲けを折半するコスイ
読了日:07月10日 著者:高瀬 乃一
ことば遊びの楽しみ (岩波新書 新赤版 1019)の感想
しゃれに始まるわけだが、ただの比喩のものもある。ひとつ○○ふたつ××、数え歌で素養を養う。なぞ、なぞなぞで人は稽古を積む。無駄口という括りがある。見上げたもんだよ、屋根屋のふんどし、たえしたもんだよ、カエルのしょんべん。ジャンル分けしているとは思わなかった。回文。いろは歌。早口ことば。替え歌、浦島太郎の替え歌。昔々浦島は 助けた亀のへその下 竜宮城のへその下 絵にも描けないへその下 この先全部へその下で言い換えます。阿刀田高は、ざっと言えばわたしより十歳上。例文や世相の摘まみ方がちょっと古い。世代の差を感
読了日:07月07日 著者:阿刀田 高
それいけ!平安部の感想
わたしは栞、菅原高校に入学した。今日は最初の登校日。教室で、前の席の子に平安部に入らない、わたしは安以加。平安部への入部を勧誘された。これからみんなを誘って部を作るのだそうな。途中経過が面白いのだが、5人集めて平安部を創設した。平安部とは何か、平安の心を広めること。蹴鞠を始めた。全国大会に出て優勝した。試合前の掛け声に「それいけ!平安部」と声を出すことにした。文化祭でどんな出し物を出そう。イケメンがいるから光源氏フォトスポットを開こう。他、出し物いろいろ。ヤングアダルト物です。膳所高の成瀬と同じ路線です。
読了日:07月05日 著者:宮島 未奈
口出し屋お貫 (単行本文芸フィクション)の感想
お貫はやよいやの女主人、口入れ屋は仕事のあっせん業だが、ここは洒落て口出し屋としとこう。口入れ屋は土俵のようなもの、雇い主と雇われ人を行司がうまく捌く。住み込みの女中、あんた性根を入れ替えなきゃ次も務まらないよ。お貫は口出しをする。悪い岡っ引きに悪事に引き込まれていたのを、同心にそれとなく伝えて、岡っ引きを江戸所払いに追い込む。妾も口入れ屋の仕事、妾志願の小娘に、事の次第を教えて引き下がらせるのも行司の仕事。短編6篇、行司のお貫は出ずっぱりだが、相撲取りは毎回入れ替わってお話しを繰り出します。
読了日:07月04日 著者:中島要
真実の幻影の感想
高岡は東日新聞本社の遊軍、企画記事で「真実の幻影」群馬県の幼児誘拐事件を取り上げる。身代金は持ち逃げされ、幼児の行方は不明で何十年も経過し時効が成立していた。家族に連絡を取ったが、けんもほろろで、取材は断られた。群馬県警を探ってみると、捜査は続行中ということだが、刑事末端の空気は上層部の失敗と見られているようだ。定年間際の刑事と気脈が通じた。犯行当時未成年だった人物を追いかける。新潟県にいたが、交通事故で死亡していた。群馬支局のキャップ、襲われて骨折した。高岡も深夜に自動車で轢き殺されようとされた。間一髪
読了日:07月03日 著者:堂場 瞬一
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