「どら蔵」朝井まかて 講談社
大阪船場の古物商松仙堂の子で、松井寅蔵。
とらぞう、どらぞう、とも呼ばれる。
龍仙堂が一門の元締め、松仙堂は一門の末端。
その龍仙堂で丁稚修行の最中に大失敗して首になった。
大阪を捨てて江戸にでも行くしかないよなぁ。
これ、藁しべ長者のもじりなんです。
途中、えらい借財を背負うが、どんどん道を開いていく。
手紙商い=カタログ販売を始めて運が開けます。
地方新聞連合での連載、会話はもとより、地の文も講談の語り、浪花節の平場のように、トントンと息がよろしい。
眼で追うだけじゃなく、声出して朗読したら、さぞかし気持ちが良かろうに。



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