信念の経営者 小原鐵五郎
「信念の経営者 小原鐵五郎」江上剛 PHP
信用金庫界の帝王、小原鐵五郎の伝記です。
知りたければ城南信用金庫社史を読めばよろしい。これは小説なんです。
小原鐵五郎については事実を曲げたところはないだろうが、周辺については眉唾です。
小原鐵五郎が亡くなったあと、理事長に就任したのはかなりのクセモノでした。
院政をしいて、傀儡の理事長を立てて城南信用金庫を私物化した。
小原鐵五郎の死後のことですからね、小原鐵五郎の評判を引き下げるものでもない。
わたし、そんな業界ゴシップは知りません。江上剛の小説なんですね。
もともと信用組合はあったが、信用金庫はなかった。戦後の資金枯渇期に信用金庫が生まれたんです。
いくらわたしが年寄りでも、進駐軍時代は知らない。朝鮮動乱時代も知らない。小原鐵五郎が名を上げるのはその時期です。
高度成長時代、この時代はわたしも覚えがある。
« 丸に横棒を斜めに重ねた文字について その2 | トップページ | 田舎道では往々にして »




コメント