「さよならの保険金」額賀澪 角川書店
麻朝の父親は漁師、夜の海で波にさらわれた。
何日も捜索したがみつからなかった。
大学を卒業したが、就職先は得られなかった。
おじの響介が見舞いに来てくれた。
それを頼りに、大宮リサーチに入社した。
保険会社の保険請求調査の会社なのだ。
8話の短編が重なる。
どれも生命保険や自動車保険、旅行保険などの請求の調査なのだ。
一年後、失踪宣告から葬式をあげることを決意する。
掃除で、生命保険証書が発見される。
大学の入学金は生命保険の解約で充てたと聞いていた。
実は、保険を掛けながら授業料を払っていたのだ。
8篇の短編で1篇の長編小説になっている構成なのだ。



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