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菩薩花 羽州ぼろ鳶組 今村翔吾 祥伝社文庫
話の筋が二つ。
一つは仁正寺藩火消、藩財政がひっ迫するので、火消の規模を激減する。
ただし、火消番付で三役に入れ。評判が上がって藩の物産が売れる。
火を付けようとも、火事場の消口を奪おうとも、評判を挙げよ。
もう一つは、江戸城内の八重洲河岸常火消の財政が豊かだ。
火事道具は一流、火事鳶への賃金は豊かだ。
なにやら金儲けをしているに違いない。
題名の菩薩花の解題をしましょう。
八重洲河岸常火消の頭は進藤内記、評判が良くて菩薩と敬われている。
松永源吾はそこにうさん臭さを感じている。
その二つの話の筋が交わって、大詰めへと雪崩れ込んで行く。
源吾が火事で出動している間に、深雪は赤んぼを産んだ。
これは菩薩そのものではないか。
襲大鳳<下> 羽州ぼろ鳶組 今村翔吾 祥伝社文庫
尾張藩の屋敷が連続して火付けされている。
火付けの手口は瓦斯だと見当つけた。
火消の現場に伊神甚兵衛が現れた。初老の男だ。
尾張藩の元火消頭で、退散して、下野に住まいしていたのだ。
江戸城桜田門内で火が出た。
門番は城門を死守している。
門を開かなければ。
町火消い組の慎太郎、に組の慶司、め組の藍助、若手の三人は堀を突破して塀の中に突っ込む。
若手の活躍で突破口が開いた。
一橋治済が火事現場に出る。直接対決だ。待った、これ以上は語れない。
羽州ぼろ鳶組松永源吾の火事装束の裏地は大鳳、元尾張藩頭の伊神甚兵衛の装束裏地も大鳳。
襲(かさね)は襲名を意味する。
代々を襲ねて火消は継がれて行くのだ。
「おまあ推理帖」諸田玲子 文芸春秋
オール読物連載の連作短編集です。
おまあ、おりゅう、初老のばあさんですが、若いころは
鳥舞いのおまあ、夜駆けのおりゅうとして名を挙げたものです。
おまあは寺の境内の片隅で草茶の栽培、おりゅうは読売の売り子で暮らしている。
いろいろ事件は起きます。
二人は事件を暴いて犯人を追い詰めます。
奉行所の同心、浅井林之介とは知り合いで、手を貸し合っている。
諸田玲子の小説、[登山大名][織部の妻]などの武将ものは読み甲斐がある。
町人もの、長屋ものはなんか手馴れていないぞ。
アガサ・クリスティのミス・マープルをオマージュとして書いたものらしいが
わたし、ミス・マープルを知らない。
原典を知らないから、その延長にも辛くなります、あしあらず。
物語りとかストーリーとか、そういう意味なんですが
この言葉を中国から聞きました
中国外務省の報道官の発言です
毎度お馴染みの、[強烈な不満と断固たる反対]ではなく、このフレーズです
2025-12-17 外交部の郭嘉昆報道官はの定例記者会見で
「日本の右翼勢力は『虚偽のナラティブ』をでっち上げる常習犯だ」
[強烈な不満と断固たる反対]一本鎗から動きがありました
日本の主張をナラティブと評しているわけです
おとぎ話とか、寝言とか、そういうものだと貶めているのでしょう
いつもの、[強烈な不満と断固たる反対]を唱えていればええのに
いつもと違うことを言うから、戸惑うったらありゃしない
一ヶ月前にあったことですが、やっとポイント整理ができました
〇ナラティブと言われても、痛くも痒くもなかったこと
〇ナラティブと言った意図はそういうことだったのかい、やっと理解が及んだこと
鬼煙管
「鬼煙管 羽州ぼろ鳶組」今村翔吾 祥伝社文庫
今回は京都が舞台。
松永源吾は長谷川平蔵からの要請で京都にいる。
長谷川平蔵は京都西町奉行所の奉行にある。
彼の上に京都所司代がいて、職責が錯綜していてやりにくい。
青坊主事件がある。葬式の際に死体が燃え始めるのだ。それが火種で火事になる。
青坊主と呼ばれている。
公家の土御門家が問題だ。
暦で公家と幕府が主権を争っている。
あちこちで火事が頻繁に起きる。
六角獄舎の近くが燃えている。
長谷川平蔵は囚人の解き放ちを要請した。
長谷川平蔵宣以、火事で行方が不明となった。
焼け跡で長谷川平蔵の煙管(キセル)を見つけた。
子息銕三郎があとを継ぎ、父の名前、長谷川平蔵宣以をそのまま襲名した。
「戒名探偵 卒塔婆くん」高殿円 角川書店
再読本です。2018-11-21前に読んだ本だが、再度読んでも面白い。
巻頭の短篇を紹介すると
語り手は金満寺(きんまんじ)の金満晴馬(かねみつ)、高校生で兄が寺の代表者。
墓地を拡張するので整地したら曰くありげな墓石が出てきた。
兄に命じられた、この墓石の由来を解明せえ。
同級生の外場くんに丸投げした。外場くんとは卒塔婆くんなんですよ。
見事に墓石の戒名を読み解いた。どう読み解いたかは自分で読んでね。
水害にあって近所は流された。他宗の寺も流されて臨済宗の寺だけれども墓地に受け入れた、のだ。
その他に、短編が2篇、中編が1篇、エピローグ1篇。お勧めです。
8年ぶりに読み返しましたが、新鮮に読めました。前に読んだ記憶はすっかり消えていました。
奥付をよく読むと、小説現代で連載された小説が角川書店から出版されたものです。
このように出版社をまたぐトレード出版もあるんですねぇ。
冬の自転車でレッグウォーマーを使っていました
レッグウォーマーとはヒザとモモを包む筒状の衣類です
寒いので自転車は控えることにしました
レッグウォーマーを使うこともなくなりました
よめさんはズボン下、タイツを使うように勧めます
ズボン下、あるいは、タイツの代わりにレッグウォーマーを使うことにしました
老化が進んでオモラシするようになりました
オシッコしたくなると、ちょっと待てが効かない、即座にトイレに行かないといけません
ちんちんを引っ張り出すのに、何枚も股周りを掻き分けてはいられない
間に合わなくてオモラシしてしまう、オモラシの被害枚数が増えてしまう
ズボン下、タイツを使えば、洗濯物が増えるばっかりです
レッグウォーマーだけでじゅうぶん、これだけで寒さは凌げます
ちんちん周りは重装備はダメ、軽装備にしておくのが一番です
「最後の一色<下>」和田竜 小学館
本能寺の変のあと、両軍それぞれ数万の軍勢の大合戦が続く。
しかるに、ここ丹後では片や2千、片や1千、末端では3百人5百人の合戦が続く。
長岡忠興、一色五郎、ちからを合わせて明智勢の丹後の城を潰しにかかる。
目算が狂って案外の数の兵が籠っていた。
ただ押しに押して、塀際までたどり着いた。
銃眼から鉄砲が押し当てられた。
一色五郎は弾丸を何発も体に受けた。
やっと明智の城を奪い返した。
ここからは語ることができない。自分で読んでね。
この後の歴史では、長岡を細川に直して家名はどこまでも続く。
県知事・総理大臣にまで続いていく。
一色の家名はどうなったんでしょうね。
274ページ以降は、起承転結の結の部分、序破急の急の部分、ネタバレになるから触れません。
「夜哭烏 羽州ぼろ鳶組」今村翔吾 祥伝社文庫
火事が頻繁に起きる。火事が起きても火消が出動しない。
火事もとの大名火消・旗本火消の家族を人質に取っているからだ。
大手火消の太鼓が鳴らないと他の火消は半鐘を打てない。それで火事が広がるのだ。
一橋が老中田沼を憎み、陥れるためにならず者を集めているのだ。
題名の夜哭烏、読み解くと
出羽新庄藩戸沢家の火消頭松永源吾には火喰鳥の異名がある。
加賀火消の頭大音勘九郎、背中には八咫烏の彫り物がある。
両者の合算が夜哭烏、そういう解題となります。
巨大新造船の座礁、そういう解釈で大火の火を消したのか。
見事に延焼はここで食い止めます。
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「しぇるぱ散らし踏み」
http://sherpaland.net/
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日本では出版物は基本的に縦書きです。
理系の本は横書きです。数式や公式が混じっているから、必然的に横書きになります。
文学書はもちろん、人文系の学術書、これらは縦書きになります。
新聞も同じ、横書きの新聞は見たことがないでしょう。
欧米、中国、韓国、ここでは横書きが基本です。アラブ世界もそうです。
日本の他に縦書きが当たり前の国はあるかしら。
中国は、太古の昔から縦書きでした。
いつから横書きに変わったのか。
中国共産党が政権を握ったのがきっかけだったのでしょうか。
台湾・香港で現地の地図・ガイドブックを買ったことがあります、横書きです。
全部ガチの繁体字の漢文だが、地図・写真なら見れば分かります。
ということは、中国共産党指導のもとに、ということではないよな。
まだ自由な香港だったころに買ったものでした。台湾も自由社会だものね。
ま、そいうことで、いつから横書きに変わったのか、そこは不明です。
ネット記事・ネット発言は別ですよ。
ネットでは横書きが普通で、縦書きなのは無理して縦に書いているんだからね。
「九紋龍 羽州ぼろ鳶組」今村翔吾 祥伝社文庫
に組の頭、九紋龍の辰一、背中に九紋龍の彫り物がある。
火事場の野次馬を引っ括る。これは伏線なんですよ。辰一はサブキャラクター。
出羽新庄藩戸沢家の火消頭松永源吾、身分は武士だが背中に火喰鳥の彫り物がある。
江戸の火消には町火消、大名火消、店火消、大名火消は藩邸の周囲六百メートルの火消も担当する。
火事がある。決まってどこかの商家に押し込みが入る。主人一家奉公人全員殺される。
京都西町奉行の長谷川平蔵から下手人は千羽一家と教えられる。
火事場から捕り物の展開がクライマックス。
千羽一家は火消に化けています。
いっぱい人が出てきます。これは誰の関係だったかな。分からなくてよろしい。読んでいるうち繋がってきます。
「アケオメ、ことよろ!」
と言おうとしたのですが
「アケオメ、このやろ!」
と言ってしまいました。
「ほぼ日刊イトイ新聞」の「今日の言いまつがい」
出典はここにあります
https://www.1101.com/pl/iimatugai/statuses/463030
12月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:4327
ナイス数:120
恋大蛇 羽州ぼろ鳶組 幕間(祥伝社文庫 い27-13)の感想
出羽本庄二万石の火消鳶、火消番付の上位に位置している。これは番外、他の火消列伝の面々だ。[流転蜂]ここは八丈島、羽州火消の鮎川転、罪を犯していまは島流しの身分、八条島の山火事で、火消と明かして消火に努める。[恋大蛇]淀藩火消、京の火消を分担する。野条弾馬、殿さま稲葉正弘は弾馬を引き抜いて火消組頭に任じた。淀の商家緒方屋に娘がいる。その娘との縁のお話。[三羽鳶]江戸でのお話。出火元に五人の焼死体がある。不審に思う。最初に不審に思ったのは町火消め組の頭銀治、け組の頭燐丞に相談、仁正寺藩組頭柊与一が関わる読了日:12月31日 著者:今村翔吾
下垣内教授の江戸の感想
下垣内邦夫(しもごうち)、十八歳になり、北辰一刀流の中免許を得た。兄昌邦は四十歳、もうこっちに帰ってきたらどうだと言う。生家は多摩の豪農。お前も一度人を斬ってみるか。兄は農兵隊を率いて、悪党を三人ほど斬ったのだそうだ。慶応年間の数年間のこと、幕府が瓦解し、多摩の農村でのことなのだ。兄は言う、次の下垣内家をお前にゆだねたい。ついては、小作に田畑を返してやりたい。農兵隊の訓練のなかで、兄は鉄砲の暴発で亡くなった。なんで下垣内教授なんだ、どこから教授がでてくるのだ。それは、最後の8ページで明らかになります。。。
読了日:12月28日 著者:青山 文平
処方箋のないクリニック 特別診療 (小学館文庫 せ 2-11)の感想
処方箋のないクリニックのシリーズ本です。前に、セカンドオピニオンというサブタイトルの本を読みました。お、ええがな、好印象を得たので読み始めたが、今度は乗れない。医者も看護師も好印象なんですよ、患者がいけない。わがままじゃないか、人間の規範を外れているじゃないか。そんなやつら、治療してやらなくてよろしい。とりわけ悪い患者ばかりが集まったからこうなったのでしょうね。解説に夏川草介が書いている。浮世の義理で書いたのでしょうね。夏川草介と仙川環は似てはいるが、別系列です。
読了日:12月27日 著者:仙川 環
雀ちょっちょの感想
ここでは直次郎と言う名で通している。蔦屋重三郎耕書堂の書き手に連なった。狂歌で売り出したのだ、歌を詠むのも本を読むのも教養が要るよ。平安の歌の素養がないと置き去りにされる。狂歌を詠むのに四方赤良という名前を名乗っていた。もともとは[オール読物]連載なんですよ。オール読物の読者のレベルは高いねぇ。晩年、蜀山人、太田南畝の文名で書いた。漢詩を基にした狂詩なのだ。この書きようから察するに、本には収録されていないのではなかろうか。巻末に雀が出てきて、一生を振り返るよすがに置いている。全然血沸かない肉躍らない小説だ
読了日:12月24日 著者:村木 嵐
エピクロスの処方箋 雄町哲郎シリーズの感想
[スピノザの診察室]のシリーズ本、人物・設定は前作と同じ。大学病院は生かすことが目的、民間病院では[みとり]も視野に入っている。雄町哲郎は大学病院を押し切って退職した。妹が亡くなり、遺児がいて、縁者は自分だけ、その子を育てるために退職したのだ。その子も中学生になった。大学病院の教授の父親が膵臓の手術を重ね、最後の手術に臨むことになった。執刀医に雄町が指名された。大学に戻る運動か。周囲では噂が飛び交った。手術は成功した。その反響は。そんなことではないのです。エピクロスと哲学者が題名にあるでしょ。医学は哲学が
読了日:12月22日 著者:夏川草介
南回り、北回りの遭遇、列島のホモ・サピエンス 新・日本旧石器文化の成立 (朝日選書)の感想
副題に「新・旧石器文化の成立」六つの章を国武貞克が執筆、50歳、奈良文研所属 三つの章を佐藤宏之が執筆、70歳、東大名誉教授 国武は長野県佐久の高速道路工事現場で遺跡を発掘した。中央アジアカザフスタン遺跡を発掘した。いずれも石刃と石斧が出土した。カザフスタンと日本の出土品は酷似していた。土質、炭の炭素測定では後期旧石器時代のものだった。佐藤は南アジアのルートを文献調査した。北と南と、両方から旧石器時代の流れが日本に到達している。時期は氷河期で、海は干上がり、日本海、黄海、南シナ海は干上がってイケイケだった
読了日:12月21日 著者:国武 貞克,佐藤 宏之
雷電の感想
江戸時代の相撲は相撲会所の下にあるが、大名の抱え力士というのがある。勝負には、勝ち、負け、引き分け、勝負なし、預かりがある。大名のテが入るから勝負にならないのだ。雲州松江藩松平家は相撲大名で、雷電以下大勢の力士を抱えている。横綱に押し上げたいのだ。横綱の免許は吉田司家が握っている。熊本藩の細川家が吉田司家を抱えている。松江と熊本は反目している。親藩対外様、茶の湯で不昧流対織部流、なかなか難しい。留守居役の石積権太夫、石積多平太、親子は相撲もお役目のうち。抱えを勝たせるのも横綱の工作するのも仕事のうちなのだ
読了日:12月17日 著者:梶 よう子
高宮麻綾の退職願の感想
高宮麻綾は子会社のTSフードサービスから親会社の鶴丸食品に転職した。eスポーツの業界の飲料水部門、ここに売り込んだら販路が開けるぞ。業界の雄はアポロン、ここを攻略した。ライバルにヤマト飲料がいた。高宮麻綾のアイデアそっくりで横取りされてしまった。取り戻せ。情報を探りにヤマト飲料の人事採用に応募した。バレた。ヤマト飲料から鶴丸食品にクレームが来た。スパイ行為だと。本部長は怒った。解雇だ。事業推進部からは追放になり、国内営業部に転籍になった。アポロンは大会の飲料を公募した。ここから高宮麻綾の巻き返しが始まる。
読了日:12月13日 著者:城戸川 りょう
先生、大蛇が図書館をうろついています! ―[鳥取環境大学]の森の人間動物行動学の感想
[先生、!]シリーズです。題名の章があるのではありません。ヘビ好きの二人のゼミ学生の話、この章での数ページのことです。大学にはヘビ好きの学生も入学してくる。イベントで図書館にヘビのハウスを設けた。どういうわけか、ヘビが逃げ出した。本棚はいっぱいあるし、ヘビの捜索は困難を極めるだろうと予測された。いいえ、その学生はあっというまにヘビを捕獲した。大蛇とは誇張表現、ただのアオダイショウです。わたしのお好みは [大学のノベルティ(記念品)とモモンガグッズ][鳥取環境大学のヤギのリーダーは・・・]他もユルクテよろし
読了日:12月11日 著者:小林 朋道
変わる日本語、それでも変わらない日本語 NHK調査でわかった日本語のいま (基礎から身につく「大人の教養」)の感想
著者はNHK放送文化研究所主任研究員です。おおむね、4ページから6ページの短文です。それが次々と繰り出されます。疑問を発して答えを導きます。さらにNHK調査のデータで答えを補強します。コラムが次々と出てきます。正直飽きます。全体の1/3で飽きて、1/2で投げ出しました。週刊誌月刊誌なら新鮮な気持ちで読めますが、コラムが連続するのは苦痛です。変わる日本語については理解しましたが、変わらない日本語に行くまでに読むのを放棄しました。それぞれのコラム、ええこと書いてあるのですよ。ええんだけど、千本ノックはカンベン
読了日:12月10日 著者:塩田 雄大
あやかしたちの感想
薬種問屋長崎屋の一粒だね一太郎、若だんなが主人公です。若だんなの離れにはあやかし達がいっぱい住み着いています。小鬼、家鳴、屏風のぞき、などなど。祖母も母も妖怪で、番頭の仁吉、佐助も古い妖怪です。ここへ他所からあやかし幽霊などが訪ねてきて毎回騒動が起きるという段取りです。あやかしは名詞、あやかすが動詞、あやかしはあるけど、あやかすは廃れてしまった。あやかしなら分かるでしょ。あやかすと言っても、何をどうするのか分からない、廃れるわけです。[ふゆのひ][のろいがえし][鬼之助の日][あやかしたち][みっかだけ]
読了日:12月09日 著者:畠中 恵
先生、ヒキガエルが目移りしてダンゴムシを食べられません!の感想
副題に、[鳥取環境大学]の森の人間動物行動学 複数のダンゴムシがいて、もぞもぞ動くと視線がキョロキョロ動いてどれを食べるか迷いに迷う、という観察。これをサバンナに展開して、ヌーの群れをライオンが襲う。あまりに大量にいて標的を定められない、とうことに演繹しています。[ヒキガエルで新しい対ヘビ威嚇行動を見つけた]そこの一部分を本の題名化しています。章の中のほんの1ページをタイトルに掲げています。この本には、白黒写真、カラー写真が豊富にあります。実に見やすい。築地書院の功績です。印刷の効果、用紙の選定が的を射た
読了日:12月08日 著者:小林朋道
登山大名 下の感想
側室のらんはキリシタン、岡の領内に置いては隠すに隠せない。江戸に連れて行くことにした。らんは下巻の半ばで暗殺される。キリシタンとしてのわがままが強いので同情しかねる。中川久清は隠居し、家督を息子に譲る。隠居名を入山と変えた。登山大名の云いはここに由来する。大船山に練兵場を造る工事を急がせる。領外から浪人勢が乱入してきた。練兵場で退治する。自分の出生の秘密が明らかになった。そこはここでは語らないけどね。自分で読んでね。松平知恵伊豆が長年付きまとうのもそう言う経緯があったからなのか。その秘密はバレルことなく、
読了日:12月06日 著者:諸田玲子
登山大名 上の感想
[織部の妻]のスピンオフです。関連作です。北摂に地方豪族がいました。中山家、古田家、高山家などなど。秀吉に仕え、世に出、キリシタンに帰依し、キリシタンを保護しました。主人公は中川久清、徳川幕府から豊後岡の地を拝領している。時代は天草の乱前後で、九州の地にはキリシタンが大勢潜伏している。岡藩にもいる。藩主中川久清も髪は赤ばみ鼻が高い。その理由は小説には書いていない。らんという娘と知り合い、かの女はキリシタン、側女にした。松平知恵伊豆から疑われ、油断がならない。上巻では、題名の登山大名の意味はなんのことやら。
読了日:12月05日 著者:諸田玲子
ニュースが消える日の感想
新聞記者ものです。戸倉大介、彼が主人公。東日新聞に入り、地方記者を巡回し、整理部に配属になった。郷里の父は印刷業をやり、片手間で前崎日報を刊行している。新潟県なのかな。編集長が退社するので、後任をやらないか、受けることにした。週3回の刊行だ。隔日刊なので、休む暇がない。前崎市長が交通事故に遭った。市長はSNSをやっていて、反感をかって襲撃されたのかも。また交通事故に遭った。明らかに意図的に襲撃されたのだ。タイトルのニュースが消える日、ニュースは消えはしない。ニュースを伝える新聞が消えるのだ、そういうお話な
読了日:12月02日 著者:堂場 瞬一
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