菩薩花 羽州ぼろ鳶組
菩薩花 羽州ぼろ鳶組 今村翔吾 祥伝社文庫
話の筋が二つ。
一つは仁正寺藩火消、藩財政がひっ迫するので、火消の規模を激減する。
ただし、火消番付で三役に入れ。評判が上がって藩の物産が売れる。
火を付けようとも、火事場の消口を奪おうとも、評判を挙げよ。
もう一つは、江戸城内の八重洲河岸常火消の財政が豊かだ。
火事道具は一流、火事鳶への賃金は豊かだ。
なにやら金儲けをしているに違いない。
題名の菩薩花の解題をしましょう。
八重洲河岸常火消の頭は進藤内記、評判が良くて菩薩と敬われている。
松永源吾はそこにうさん臭さを感じている。
その二つの話の筋が交わって、大詰めへと雪崩れ込んで行く。
源吾が火事で出動している間に、深雪は赤んぼを産んだ。
これは菩薩そのものではないか。
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