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2026年4月30日 (木)

青青といく

「青青といく」永井紗耶子 角川書店
[青青(あおあお)といくと読みます]
道中記であり一代記なんですよ。
海保青陵が亡くなる。
ここは京都、青陵の生まれは江戸、大勢の弟子に末期の様子を伝えなけれならない。
最後の弟子の堺屋弥兵衛、京弓師の若旦那なのだ。概ね同期の弟子の暁鐘成と共に旅に出る。
海保青陵は江戸の生まれ、角田家の長男で儒学を極めて尾張徳川家の儒家となった。
青陵の基本は自由自在、主家勤めが災いして病気になった。
弟の角田彪に家督を譲り、縁者の海保家に養子となった。
海保青陵、遺言は遺骨は空に撒いてくれ、墓は建ててくれるな。
弟の角田彪に聞くと、空に撒いてくれるな、墓は建ててほしい。
各地の弟子を巡り、金沢では、自由自在を説いて、藩士が自由自在を貫いて死んでしまうことになった。
海保青陵、自身は自由自在が旨だが、人に説くのは難しい。

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2026年4月29日 (水)

Ctrl+Alt+Delete の次に来るのは

信用に足る正常なページなのに、なぜか、強盗に出会うことがあります。
ページから抜け出せません、強盗が告げる、抜け出したいなら金を払え。
やむをえません、Ctrl+Alt+Delete の非常手段を使います。
ロック、ユーザーの切り替え、サインアウト、タスクマネージャー、キャンセル、そこではなく
右下の電源マークで、スリープ、シャットダウン、再起動、の選択肢が出てきます。
今までは、シャットダウンを選んでいました。

それではなく、再起動を押すべきだ、このようなアドバイスを見ました。
ここでシャットダウンを選ぶと、悪影響があると伝えています。
再起動して、スタートページのウィンドウズマークからシャットダウンを選ぶべきだ、こう言います。
なんで、どうして、同じシャットダウンじゃん。どう違うの。
なぜいけないのか、そこは書いていません。
根拠は不明確だが、アドバイスに従って、いきなりのシャットダウンではなく、再起動してのシャットダウンを選ぶことにしようと思います。

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2026年4月28日 (火)

八州の風 手控え帳

「八州の風 手控え帳」あさのあつこ 文芸春秋
[三国街道 金井宿][江戸小石川三百坂下通り]の中編二篇のように見えるでしょ。
いえいえ、通した長編なんですよ。
歌舞伎で言う、金井宿の場、江戸小石川の場、こう分けてあると思ってくんねぇ。
一柳直四郎、関東取締出役、八州廻りと言う方が伝わりが早い。
関東八州のやくざ悪党を取り締まり、百姓を慰撫するのがお役目だ。
上州金井宿、ここで人死にが出たということで呼び戻された。
どうやら鵂(みみずく)の銀蔵が出た、ということらしい。
直四郎、大した出来物で、その銀蔵の正体を暴いて、お縄にしてしまう。
伝馬町とは別の牢に入れていたが、鵂(みみずく)の銀蔵死んでしまった。
その謎も、直四郎、解いてしまいます。
直四郎、嫁を貰うことになります。その嫁さんが出来物、さらに姉上が出戻りで、次作乞うご期待。どうなることやら。

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2026年4月27日 (月)

浙江省とか湖南省とか

中国の地理なんですがね
浙江省とか湖南省とか言われても、どこだか見当がつかない
ボーっとあの辺だろうと浮かぶけど確証がない
検索で探り当て、その場しのぎをしますが
その場限りでキレイに忘れてしまっている
ケンタッキーとかアリゾナとか
アメリカの州名を聞けば、およそどの辺にあるかは分かります
浙江省とか湖南省とかはたぶん覚える気がないのだと思いますよ

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2026年4月26日 (日)

イノセンス

「イノセンス」誉田哲也 幻冬舎
血まみれ誉田の方じゃない、さわやか誉田の方です。
立石梨紅、シンガーソングライターで他にもモデルも女優もやっている。
イノセンスというバンドが大好きなのだ。そのバンドの伊丹孔善が大好きなのだ。
立石梨紅と伊丹孔善の章が交代で出てくる。
小説の入りは全然好みじゃない。嫌々ページをめくっていたら、おや、これは面白い。
音楽のお話がこってり出てくる。表拍、裏拍、これバックビートね。
これだけ音楽に詳しいのだから、誉田哲也、小説家以前はミュージシャンの顔があったのかしら。
めちゃめちゃ爽やか!血まみれ誉田のカケラもないんだから。

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2026年4月25日 (土)

アズキの起源

「アズキの起源」内藤健 東京書籍
先に結論を言ってしまいます。アズキは日本原産で縄文時代に誕生しました。
ここに至るまでに丹念に手順を踏んで研究を行っています。
先に、アズキは中国が原産地である、こんな論文が発表されました。
反論の論文を発表して、粉砕しました。
遺伝子解析という部分が核心にあります。
分からなくてもよろしい。読者は読み飛ばせばよろしい。
研究者なら読み飛ばすことは出来ないが、素人ならそれでよろしい。
この本は教科書・学術書ではありません。
入門書・啓蒙書なんです。
かなり面白く仕立ててあります。
学者の文章は面白い。常々それは感じております。

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2026年4月24日 (金)

露の宿り

「露の宿り」高瀬乃一 PHP
浅草の外れに[露くら]はある。
職人相手の小料理屋なのだ。
芸者上がりのお富が女将で、娘に千代乃がいる。
お富が出るのは第1話だけ、卒中で亡くなってしまう。
第2話以降は、千代乃が女将として成長していくのがお話となる。
大きな料理屋の次男の六郎が板前、他に女中とお燗番を雇っている。
女将の代替わりで客足は寂れたが、次第に盛り返してきている。
店の中だけのお話だけでなく、出入りの客のお話で盛り上がっている。
長屋のお話、商家のお話、武家には関わりないお話が繰り広げられる。
高瀬乃一は[貸本屋おせん]で知りました。

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2026年4月23日 (木)

パチモンに至るまでの道

パチモンはバッタモンに由来する、という説もあります
そうじゃない説もあります、それはね
バチモンとは[ばちがい]のこと
ばちがい→ばちがいもん→バチモン、とこうなった
バチモンがパチモンに変化する場合もあります
大阪弁のバチる(盗む)から来るとも言いますが、わたしは不採用

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2026年4月22日 (水)

「ゴキブリ嫌い」だったけどゴキブリ研究始めました

「「ゴキブリ嫌い」だったけどゴキブリ研究始めました」柳澤静磨 イースト・プレス
著者は昆虫館・磐田市竜洋昆虫自然観察公園の職員です。
もともとはゴキブリは大嫌いでした。
職業上、いろんなゴキブリに触らなきゃならない。
いつのまにかゴキブリ嫌いを克服してしまいました。
ある種のゴキブリの大きさ・重さを表現するのに、ボタモチをあげています。
ボタモチ、そんなゴキブリがいたら、わたしなら逃げてしまいます。
イラストは、かわさきしゅんいち、実にイキイキとペンをふるっています。
沖縄、与那国島でゴキブリの新種を発見したのじゃないか。
研究職じゃない身で、論文を書くのは大変でした。
新種発見、ついにそこまで確定しました。

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2026年4月21日 (火)

私の最後の羊が死んだ

「私の最後の羊が死んだ」河崎秋子 小学館
週刊ポスト連載によるものです。
羊を飼おうと志したところから、ニュージーランドで実地研修
帰国後、羊を飼い始め、父が病気で倒れ、家族での介護生活
小説を書き始め、時間やりくりが出来なくなり
小説に専念するためにも、羊飼いをやめるまでのお話です。
最初はタウン誌の筆致にも似て、エッセイかな、と受け取っていましたが
中盤から、これは小説じゃないか、本気の物語じゃないかと分かってくる。
最初は緩いお話が続きます。
内輪話、内幕話の面白さで押してくるのかと思いのほか、緊迫の度合いが増してくるじゃありませんか。これは小説だよ。
私の最後の羊が死んだ、これでは病気かなにかで死んだのかと思う。
違います。最後の一頭まで食肉処理場に送り出した、というお話なのです。

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2026年4月20日 (月)

十六年ぶりに福山・鞆へ(自転車篇)

仙酔島が見えている。仙酔島には市営の渡船があるんだそうな。隣に弁天島が見えている。弁財天福寿堂があるが、この島には渡船がないみたい。上陸せずに外から見るだけなんだろうね。
鞆の内港に到着、漁船が係留してあるが、舟の群れの向こうに常夜灯が見えているのだよ。キャビンが黄色い舟の船尾の向こうに常夜灯が見えている。常夜灯が鞆のシンボルなんだよ。
ここから路地をウロウロ、幅1メートルちょいの狭い路地もある。こんな路地では自転車は乗れないよね。押して歩く。
保命酒の店先に出て、海に進むと常夜灯がある。金毘羅大権現と石柱にある。コンピラさんの灯明なんだよ。江戸時代の灯台なんだよ。
さっきは猫の道かという狭い路地を行ったが、ここは車も通るちょっと広めの路地、外からの車は入ってこない、地元の車だけしか通らない地元の路地なんだよ。
観光道路まで戻って、図上演習したところではこのへんのはずだ。ファミリーマートと広島銀行鞆支店に挟まれた路地、ここを行けばええはずだな。ちょっと聞いてみよう。
沼名前(ぬまなまえ)神社に行くのはこの道でええですか。
沼名前(ぬまなくま)神社ですよね、はい、この道で間違いありません。
あれ、なんか違う呼び方をしたぞ。帰って調べてみると、沼名前(ぬまなくま)神社と読むのが正しいのです。ところでね、話変わるが、芦田川右岸から尾道の東部分、沼隈(ぬまくま)郡と呼ぶのです。
沼名前(ぬまなくま)と沼隈(ぬまくま)は関係があるのかどうなのか。ウィキペディアはそこまでは触れていない。関係があるともないとも言えない。どうなんだろうね。
途中の道に沼名前神社の石柱が建ててある。ふりがなを振っていない。氏子は当然呼び名を知っている。氏子以外は読み方を知らない。これは控え目と言うべきかね、意地悪と言うべきかね。
16年前にここへ来たことがあるが、16年経ってやっと正しい呼び名を知ったのだよ。

編集が終わりました。新しいページをアップしております。
これは文章の途中の部分です。
前後の続きは
下のリンクからお入りください。

http://sherpaland.net/bike/2026/bike-260416-tomo/bike-260416-tomo.html

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2026年4月19日 (日)

あべこべ てれこてれこ

あべこべ てれこてれこ

似たような内容ではあるんですがね
あべこべは全国的ですが、てれこてれこは関西ローカルです
間違っている、という点では、両者同じ用法です

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2026年4月18日 (土)

明鏡 東京湾岸署安積班

「明鏡 東京湾岸署安積班」今野敏 角川春樹事務所
安積係長警部補、強行班係、班員構成は、村雨、水野、須田、黒木、桜井。
たいがい、村雨と須田が組み、黒木と桜井が組み、水野は女性だから単独、たまに安積と組む。
強行犯係なんだが、血まみれの事件は少ないなぁ。
落語を聞いている感じかな。長屋のはっつあんとくまさんの会話を横で聞いている感じかな。
ツーと言えばカー、係長と班員はとてもよく通じている。
短篇小説で10篇、それぞれページ数が少ないから葛藤を盛り込むわけにもいかないか。
二班の班長の相楽に向かうときが葛藤を呼ぶかな。
掌編だから、起承転結、起の次に結がすぐに来る。

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2026年4月17日 (金)

暗黒の彼方

「暗黙の彼方」堂場瞬一 角川春樹事務所
主人公は古山孝弘、千葉支局埼玉支局本社社会部をネットワーク化して、政治家の息子の犯罪を摘発したことがある。
それは社長賞に輝いた。
癌末期の先輩から暗号の1ページを託された。
その暗号は警察庁キャリアからのものだった。
そのキャリアは急病で亡くなった。
古山は現在遊軍、遊軍で仲間を編成して暗号の解読に励む。
警察庁キャリアがアメリカに派遣された当時のこと。
ざっと30年前。
その当時は自動車輸出で日米が貿易摩擦の時代、解決策として日本の自動車会社がアメリカに工場を建設するという時代。
日本アメリカ、ともに闇に葬るのをヨシとしない良心派がいるのだ。
30年前の闇が開かれた。

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2026年4月16日 (木)

こちらはただの「落とし物係」です! 警察行政職員・音無遠子の流儀

「こちらはただの「落とし物係」です! 警察行政職員・音無遠子の流儀」仁科裕貴 潮文庫
[その落とし物、決して拾うなかれ][声なき声は誰のもの][因縁は、素知らぬ顔で舞い戻る][プロローグ][エピローグ]
ヒロインは音無遠子、彼女は警察官ではない、県庁職員なのだ。
警察署の会計課は警察が扱わず、県庁が取り扱うのだ。会計課では落とし物も取り扱う。
音無遠子の相方は捜査一課の鳴上警部補、これと西島会計課長、関係者はほぼ三人です。
音無遠子はものに触れると、そのものが見た風景が伝わる霊感がある。
第一話では、落とし物の仏像、仏像が入った箱に触れると、ある風景が伝わってくる。
第二話、落とし物の猫の首輪、これも伝わってくるものがある。
第三話、落とし物は金の茶碗、伝わってきたのは鳴上の姿、犯行現場のような。
ミステリーとしてはえらく古めかしいのです。セオリーの推理。
江戸川乱歩や横溝正史クラスのオールドなものです。
勤務先の警察署は皆実署とか広島中央署など存在しない警察署の名前だが、そこはよしとしましょう。

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2026年4月15日 (水)

むかしとったきねづか

昔取った杵柄
IMEはこのように変換してくれます
へぇぇ、きねづかは杵柄なのかい
餅を搗くきねのことですよ
きねは杵だと分かるけど
きねづかが杵柄だとは知らなかったなぁ
えは柄なんだが、つかも柄なのだとは知らなかった、ということ

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2026年4月14日 (火)

違和感の反対語は

そりゃぁ親和感だろう
ほんまにぃ? 文章ならそう書くけど、日常会話で言うかい

うぅぅむ、しっくり、これならどうだ

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2026年4月13日 (月)

甲板 甲板員

一般の人なら、かんぱん、かんぱんいん、と読むのが当たり前です
船員、造船関係者なら、こうはん、こうはんいん、と読むのが普通です

NHKの用語辞典には、放送時には読み方に注意と書いてある、んですって
ほんとかね、眉唾ものだけどね、いや、NHKじゃなく、船員、造船関係がね

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2026年4月12日 (日)

青のナースシューズ

「青のナースシューズ」藤岡陽子 角川書店
星林看護大学での四年間の話です。
主人公は岡崎成道、看護大学の看護学部の話です。
学部の定員は80人だが、男の新入生は9人、こっちのクラスには5人の男の新入生が配属された。
岡崎成道の家庭は貧しい。
父は事故によって亡くなり、弟が激しい後遺症を患った。
母は母子家庭で子供二人を育てた。成道もヤングケアラーとして弟にかかりきりになった。
そんなことで男の看護師を目指すことにしたのだ。
極めて真面目な筆致です。
看護師の養成課程をフルに描いていきます。
実習の患者から、青いナースシューズが君には似合うなぁ。
プレゼントしよう。
ほどなくその患者は亡くなりました。
ここからええ話が始まるのです。

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2026年4月11日 (土)

呪術師(シャーマン)の末裔

「呪術師(シャーマン)の末裔」楡周平 双葉社
楡修平、インディ・ジョーンズの路線を引き継いだのかと思いました。
老教授は若いころアマゾンの奥地で秘密の水を発見します。
この水はガンを含むあらゆる病気への万能薬なのです。
この発見は、製薬業界によって多額の金を使って抑え込まれました。
教授の死後、レオ・クラシナ=倉科玲央は教授の遺品を整理しているうち、秘密に行き当たりました。ここからインディ・ジョーンズの路線から離れます。
母親はガンの末期症状でした。水を与えるとガンはしぼんで行きました。
母親は新興宗教の信者でした。教団は秘密を知りました。
布教に利用しようと。
倉科玲央を懐柔しました。
同時に、秘密を奪って、用済みにしようと図っています。
そこから倉科玲央の反撃が始まります。
最後に朝倉恭介の点景がよぎります。
[Cの福音]シリーズの朝倉恭介です。思いがけない登場に驚きました。

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2026年4月10日 (金)

同じ穴の狢

このフレーズがあるから、狢はムジナと読めます
ムジナ、タヌキ、アナグマ、似ているのだそうです
昔の人も見間違いをした、ましてや、現代人に区別が付けられる訳がない

さらに言えば、狐・狸は知っています、知っているから漢字も書ける
ムジナとは見たこともない、見たこともない動物の漢字は書く気が起きません
知らないけれども、おなじあなのむじな と書けば、IMEが誘導してくれる、のです

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2026年4月 9日 (木)

べらぼう 蔦重栄華乃夢噺 <4>

「べらぼう 蔦重栄華乃夢噺 <4>」森下佳子作 豊田美加ノベライズ
田沼に変わった松平定信政権は窮屈なものでした。
緊縮、贅沢禁止、売り上げは上がらず、不景気の波が押し寄せた。
喜多川歌麿の名は挙がった。だんだんと蔦重との隙間が生まれ、広がっていった。歌麿、蔦重と縁を切りました。
テレビドラマも秋になりました。そろそろ大団円へと向かって行きます。
松平定信も老中を罷免されました。強硬姿勢がみんなの不興を買っていたのです。
得をするのは一橋だけ、そういう構図が浮かび出てくる。
芝居町の俄が挙行される。
そこへ役者絵が売り出される。絵師は東洲斎写楽。
写楽とは歌麿その他の大勢の手による絵筆なのだ。
蔦重、松平定信、田沼残党、これらの連合軍が形成される。
大団円は近い。
黒幕・一橋治済への成敗だが、テレビ版とノベライズ版が違う。
どう違うかは内緒。本なりDVDなり、読んで見て、見比べてくれなきゃ。
テレビ的にはメイクドラマが優秀、ノベライズ的には含蓄が深い、随所にクスグリが豊富。
ノベライズ本は、?と思ったら1、2ページバックできて、?の個所を確かめられるからね。

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2026年4月 8日 (水)

べらぼう 蔦重栄華乃夢噺 <3>

「べらぼう 蔦重栄華乃夢噺 <3>」森下佳子作 豊田美加ノベライズ
丸屋の女将・ていは最初は蔦重がうとましかったが、誠にほだされて、蔦重とまことの夫婦になった。
田沼意次の息子田沼意知は佐野政言の恨みを買って、千代田城中で切り殺された。
この辺はだれ場なんですよ。
田沼の勢いにケチが付く。蔦重の出版が当たっていても、響いてこない。
要するに、世の中不景気なんですよ。大当たりの出ようもない。
一橋治済の陰謀で、松平定信が溜りの間詰となった。老中一歩手前です。
田沼意知、松平定信の批判の矢を受けることになってしまった。
十代将軍徳川家治が亡くなって、田沼意次は失脚した。
替わりに松平定信。

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2026年4月 7日 (火)

べらぼう 蔦重栄華乃夢噺 <2>

「べらぼう 蔦重栄華乃夢噺 <2>」森下佳子作 豊田美加ノベライズ
前巻で人さらいにさらわれた蔦丸が見つかった。重三郎は耕書堂に引き取った。
歌麿と名乗らせて絵を描かせることにした。
田沼意次の政敵は一橋治済とはっきりしてきた。
鱗形屋は破産した。本屋株の末端からの不満で、耕書堂の本を市中の本屋で売ってもよしとなった。
吉原だけの出版から市中への縛りが解禁となった。
ちょいちょい治郎兵衛が登場するんですよ。駿河屋市右衛門の実子だから出ても当然だけどね。
テレビで誰が演じていたか思い出せない。テレビとノベライズ本の差なのかしらね。
降って湧いたように、日本橋通油町の店が売り出される。
日本橋の本屋というと、信用が断然違う。
断られます。吉原もんになぞ売りません。

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2026年4月 6日 (月)

べらぼう 蔦重栄華乃夢噺 <1>

「べらぼう 蔦重栄華乃夢噺 <1>」森下佳子作 豊田美加ノベライズ
NHK大河ドラマのノベライズです。
放送中はシャレやうがちを聞き逃してシモタということもありましたが、小説化ならじっくり読める。
重三郎はみなしごの身、吉原の女郎屋駿河屋市右衛門に拾ってもらって育ったのだ。
市右衛門の実子の治郎兵衛の店が蔦屋、そこに居候して貸本屋を開いているのだ。
吉原細見で当てて、出版界に食らいついた。
花魁の花の井が五代目瀬川を襲名した。それを吉原細見に織り込んだのは重三郎だけで、大ヒットだったのだ。
老中の田沼にもツテがつながった。
つなぎの人に平賀源内もいるのだ。
吉原で俄のイベントをやる。テレビではスペクタルだが、ノベライズでは追い切れてない。

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2026年4月 5日 (日)

女流の範囲

作家、将棋の棋士、碁の棋士、この範囲なら女流の冠が提供されます
芸能界、スポーツ界では女流と区切ることはありません
会社勤め、役所勤めでは、女流と区切るとセクハラと言われます
女流が認められるのはあの世界だけ、ということなんでしょうかね

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2026年4月 4日 (土)

血液サラサラ

血管のなかで血小板が固まらないように、ということで
血液サラサラ、という処置法が生まれました
血液サラサラとはある状態の形容です、フレーズです
今では錠剤のことを指しています
普通の名詞に進化しました
病名、症状を説明するフレーズだったのが、錠剤の言い換えになってしまいました

日本語なりゃこそですよね
英語、中国語で一気に言い切る名詞があるか、ありゃしませんよね
薬品名や病名ではなく、平易な言葉で命名できるか、できませんよね

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2026年4月 3日 (金)

グレタ・ニンプ

「グレタ・ニンプ」綿矢りさ 小学館
[グレタ・ニンプ]とは[愚れた妊婦]であり環境運動家の[グレタ・トゥーンベリ]の極端さかもしれない。
丸刈りでパンク風で、[愚れた妊婦]でピッタリ当たっとるがな。
夫は呉田俊貴、妻は由依、晩婚で不妊治療に励んでいるのだ。
不妊治療を諦めたころ、妊娠した。
妻が怒涛の変身、[愚れた妊婦]に変わってしまった。
めでたく出産しました。
[愚れた妊婦]から[愚れた産婦]に変身しました。
これだけ大変身すると、夫は事態にオロオロしてしまうよなぁ。
綿矢りさの作品は[パッキパキ北京]を読んでいるだけ。
どちらも極端な疾風怒濤モノで、そういう路線の作家なのかしら。
ページ数が足りなかったのか[深夜のスパチュラ]が収納されています。
これは独立品、[グレタ・ニンプ]のシリーズとは違います。

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2026年4月 2日 (木)

なんちゃら界隈

基本は地名で、トーヨコ界隈とかグリコ下界隈など、地名と誘惑の匂いが結びついたものが取り沙汰されます
モデルガン界隈や撮り鉄界隈など、界隈の焦点がちょっとずれてるのもあります
ダボス会議界隈やトランプ界隈ともなると、人数も集まらず、たった一人で界隈を作ります

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2026年4月 1日 (水)

3月に読んだ本

3月の読書メーター
読んだ本の数:13
読んだページ数:4520
ナイス数:209

汚名汚名感想
伊東玄朴は牛痘を始めた人として知られています。一方で、金儲け医者、あきんど医者と世間から罵られています。全体にゆったりと起伏の少ない筆致です。波乱万丈の物語ではない。蘭方医としては、高野長英、松本良純、などが内容に出てくる。種痘は、蘭方医は牛痘、漢方医は人痘を旨とする。蘭方医の牛痘が認められると、漢方医の人痘は負けると予想されるので手を尽くして妨害するのだ。金儲け医者、あきんど医者と言い触らすのも漢方医なのだ。ついに、幕府将軍家から御殿医への要請があった。検校、法眼と出世していく。とうとう牛痘が認められた
読了日:03月31日 著者:和田 はつ子


おまあ推理帖おまあ推理帖感想
おまあ、おりゅう、勝次、老士組と気取ってはいるが、もとは隠密。鳥舞いのおまあ、夜駆けのおりゅう、怒髪の勝次として、活躍していたのだ。おまあは寺の家作に住まいして、奉行所の助っ人をしている。捕物帳の形式だが、推理小説とは違うなあ。思い付きが当たっていたり、ものの弾みでうまくいったり、理詰めとは言い難い。なんか読んだことがあるぞ、と不思議だったが、それもそのはず、再読み本だった。シリーズ2冊目と思い込んでいたが、シリーズ最初の再読みだった。奉行所の若手、浅羽林之介、長屋のガキの乙吉など、若い芽が心地よい。再読
読了日:03月29日 著者:諸田 玲子


上月城忠義 北近江合戦心得 (〈七〉) (小学館文庫)上月城忠義 北近江合戦心得 (〈七〉) (小学館文庫)感想
浅井家の負けた武者、大石与一郎は羽柴家に仕える。羽柴小一郎長秀に配属される。毛利を攻める攻防で播磨にある。西播磨の上月城で手こずっている。城主は赤松一族。主君の羽柴長秀はここにはいない。よその攻め口を担当している。なら、なんで大石与一郎がこの上月城戦線にいるんだろ。それはさておき。大石与一郎は大筒を持っている。百匁筒、三十匁筒、これが大活躍する。ついに上月城を陥落させました。ここまで合戦の数々が小さいのだが、この先どうなるのだろう。羽柴・豊臣の手勢でいるはずはないよなぁ。いかなる人物に成りおおせるのやら。
読了日:03月28日 著者:井原 忠政


シスター・レイシスター・レイ感想
能條玲、離婚してフランスから帰国した女性。フランス警察の強襲隊のサブリーダーだった。腕に覚えあり。最初の事件はベトナム人の救出。次が日本人ボランティアの冤罪をすすぐこと。ベトナム人勢力あり、中国人勢力あり、ブラジル人勢力あり。さらに徳沢組というヤクザも絡んでくる。Um Mundo という謎の勢力もある。お話の展開がよく呑み込めない。理解できないままストーリーは先へ進んで行く。ただし、局面、場面の描写は生き生きしている。アクションに次ぐアクションで引っ張っていく。ヤクザや反社を越えている。中国の政府機関が乗
読了日:03月25日 著者:長浦 京


成瀬は都を駆け抜ける成瀬は都を駆け抜ける感想
6篇の短編集で、1篇づつ紹介するのも何なので、流していく。サークル活動では成瀬は達磨研究会に入った。野外でも炬燵と炬燵布団を出して鍋を食べるのが活動なのだ。ユーチューバーとも出会う。立命館の学生で、ぼきののか、配信に参加する。母親が登場する。成瀬の成育歴を語るには母親をもって余人に代えがたい。広島の男子高校生、がんばって京大に合格した。やっと成瀬に出会えた。びわ湖大津観光大使、もう任期が終わる。最後は琵琶湖疎水を案内するのだ。ところが成瀬は盲腸を患う。助っ人に島崎を頼んだ。成瀬あかりをめぐって、次々と友達
読了日:03月21日 著者:宮島未奈


ウォード博士の驚異の「動物行動学入門」 動物のひみつ 争い・裏切り・協力・繁栄の謎を追うウォード博士の驚異の「動物行動学入門」 動物のひみつ 争い・裏切り・協力・繁栄の謎を追う感想
ウオード博士の脅威の「動物行動学入門」動物のひみつ 争い・裏切り・協力・繁栄の謎を追う これが正しい題名です。ウオード博士は英国生まれ、オーストラリアの大学の教授です。これは学術論文にあらず。エッセイ、読み物のたぐいです。9章に分かれているが、順番に読み重ねていくものじゃないです。どこから読み始めてもよろしい。飛ばし読みしたって問題はない。2章[シロアリはコロニーを守るため自爆する]全部シロアリについて書いてある、と思うでしょ。いいえ、シロアリについて書いてあるのは導入部、お話は他へ他へと展開していきます
読了日:03月19日 著者:アシュリー・ウォード


銀色のステイヤー銀色のステイヤー感想
競馬小説です。主人公はシルバーファーン、葦毛の馬です。白馬です。わたし、競馬はやりません。業界用語は分からないが、そこは伝わってくる。生まれは北海道日高の菊池牧場で生まれ、今は美浦トレセンの二本松調教師の馬房にいる。題名のステイヤーとは長距離レースのこと、競馬界で馬のデビューから引退までの物語です。牝馬(ひんば)牡馬(ぼば)ひんばはよく目にするが、ぼばはあんまり見ることがないなぁ。鞍上とは騎手のこと、へぇ、業界用語ではそう呼ぶのかい。この小説、悪人、根性悪は出てきません。馬の立身出世物語、実に清々しいかぎ
読了日:03月18日 著者:河崎 秋子


白露 警視庁強行犯係・樋口顕白露 警視庁強行犯係・樋口顕感想
樋口顕は警視庁本部捜査一課捜査第三係、強行犯係に属している。位は警部。建物の建築現場で若い女性の死体が発見された。当然、犯人の行方を捜すわけだ。第一発見者はバングラデシュ人のラハマン。ネットの書き込みが乱暴だ、第一発見者が怪しい。ラハマンを犯人と断定し、住所氏名写真までネットに掲載した。小説の半分以上が外国人排斥、ヘイトクライム、そっちの方向にちからが割かれる。ラハマンの雇用主が樋口班長猛烈に抗議する。外国人排斥に世間が動くのを止めてくれよ。ただね、自分の心の中にも外国人を問題視する部分がチラリとあるから
読了日:03月13日 著者:今野 敏


コンビニ人間 (文春文庫 む 16-1)コンビニ人間 (文春文庫 む 16-1)感想
小学校のころ、男の子がけんかしている、止めるためにスコップで叩いた。社会生活の規範が分からない子だった。そのまま育った。就活に失敗し、今はコンビニでパート勤務している。コンビニにはマニュアルがあって、それに従っていればいい。実に安心して過ごせる。パートの同僚にコンビニのマニュアルさえ守れない男がいた。当然首になった。ものはずみでその男と同居することになった。飼うだけなのだ。男は浴槽の中で一日を過ごしている。ただ同居するだけで、交尾するわけでもない。コンビニの規範の中なら生きていける女と守れない男だ。最後は
読了日:03月07日 著者:村田 沙耶香


退職クロスロード退職クロスロード感想
3月31日、年度末で退職者が出ます。蔑称パトロール部長の佐和山が退職します。退職の日に外部清掃員の守田をヘッドハントする。退職後はビル清掃会社を起業する。その会社へ来てくれませんか。5年前、営業副本部長でブイブイ言わせていた。一転、パワハラという濡れ衣で、閑職に追いやられたのだ。同じ日、営業の源も退職する。イマワノキワに物騒なことを言い残した。会社には埋蔵金があってな、佐和山さんが部下のために一肌脱いでくれたんだよ。それを常務が嗅ぎ付けて降格に追い込んだんだよ。さあ大変、証拠物件を探せ。常務に突きつけろ。
読了日:03月06日 著者:安藤 祐介


夜明けのハントレス夜明けのハントレス感想
岸谷万智、陸上長距離を走っていたが、トレイルランニングに転向した。山を走っていて獣に目が行き、ハンティングに興味を持った。大学の近くの堀井銃砲店を訪ねた。そこでハンターの新田を紹介してもらった。父母の許可をもらい、ハンターの道に入った。新田の師匠の佐藤綾子、アヤばあちゃんを紹介してもらった。どのハンターもニコニコとしているわけではない。根性悪の三石修吾もいる。言葉を知らずに話す内容が悪態をつくことになるのだ。鹿を狩りした。たまたま若いヒグマも狩りした。ヒグマが集落を狙うようになった。狩りの応援に参加した。
読了日:03月05日 著者:河﨑 秋子


殺し屋がレジにいる殺し屋がレジにいる感想
[すみません]多めな女、もう還暦近いが[すみません]ばかり。離婚して、今はスーパーでパート勤め。そのパート先のレジでウザ絡みしてくるカスハラ客がいる。みごとに成敗してくれた。配達先の老人施設で成敗してくれた老女に出会った。コンビニの車庫裏でその老女が殺しをしているのを見た。弟子入りを志願した。もっと強くなりたい。この後は、マンガをノベライズしたような展開になる。荒唐無稽、疾風怒濤、あれよあれよ。最初は情けないヒロインだな、という鬱陶しさが、カタルシスに変わります。途中までは毒多めだが、最後は解毒で終わりま
読了日:03月03日 著者:榎田 ユウリ


たとえば孤独という名の嘘たとえば孤独という名の嘘感想
オール読物連載というから短編集だと思った。違った、長編小説の分載でした。三分の一くらいまでとっても読みにくい。話し手、主人公が入れ替わって、ひらりひらりと話についていけない。歯車が突然ピタリと合います。お話の展開がよく読める。中国人スパイと公安との攻防なんです。癒着しているから話が複雑になる。姫川シリーズ、ジウのシリーズとは違って、やたら泥臭い。今野敏の公安外事倉島警部補のようなカッコヨサは皆無だ。堂場瞬一の鷹のシリーズのような重い話ではない。中国人スパイ側と日本人公安、どっちにちからを置いているのでしょ
読了日:03月02日 著者:誉田 哲也

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