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2026年6月 1日 (月)

5月に読んだ本

5月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:3670
ナイス数:122

SUPERサイエンス 火縄銃をめぐる驚異のリバースエンジニアリングSUPERサイエンス 火縄銃をめぐる驚異のリバースエンジニアリング感想
鉄砲が種子島に漂着してから、あっという間に鉄砲をコピー量産しました。それはヨーロッパで鉄砲が誕生してから50年後のことでした。さらに、品質はヨーロッパ製を越えていたということです。東南アジアでは日本産鉄砲がヨーロッパ製鉄砲を駆逐して市場を席巻しました。種子島から、産地は堺、国友、根来、雑賀などに移りますが、詳しいことは書いていない。文献がないのです。伝承さえ乏しいのです。本に書きようがない。第7章伝統技術から近代産業へ、ここへ集中します。リバースエンジニアリング、分解、観察、再現、これに尽きます。リバース
読了日:05月29日 著者:齋藤勝裕


「自転車」はどこに向かうのか: 青切符・違法モペッド・新交通ルール カオスの先にある未来「自転車」はどこに向かうのか: 青切符・違法モペッド・新交通ルール カオスの先にある未来感想
サブタイトルに、青切符・違法モペット・新交通ルール----カオスの先にある未来 ふふん、ハウツゥ本だろ、何の期待も持たずに読み始めました。違った、世の中を説き伏せる情熱に溢れています。自転車レーン、駐車禁止だけでは足りんだろ、駐停車禁止にすべきだろ。自転車は自転車レーンを食み出さずに走れるべきだろ。電ジャラス自転車、禁止すべきだろう。電動モビリティに、違法、脱法、合法電動自転車があふれている。いずれも保険が掛けられない。自転車ではないからだ。原付ではないからだ。事故したら、被害者も加害者も無限の苦しみに遭
読了日:05月27日 著者:疋田智


豆は煮えたか豆は煮えたか感想
お玉は深川で茶店を開いている。豆餅をお茶うけなのだが、亭主が亡くなってからは味が格段に落ちた。裏の稼業がある。占いのようなものだ。客と手のひらを重ねると、将来が見えてくる。長くはない、せいぜい五年程度。占ってほしければ[豆は煮えたか]こう聞けばよい。それが合図の言葉なのだ。密かにやっているのだが、占いの組合で占い紛いの者がいる、懲らしめねばなるまい、と話題になったことがある。お玉の客の中には易者もいるのだ。易者とても自分の将来は占えないのだ。茶店のほうは、転がり込んできた若者の腕がよく、豆餅の評判も持ち直
読了日:05月26日 著者:朝井 まかて


ノーメイク鑑定士 (単行本)ノーメイク鑑定士 (単行本)感想
会話でお話を進めて行く。説明はないが、どっちが今しゃべっているかは伝わる。地の文での状況説明はない。会話でそれは明らかになっていく。[我らがDNA][ノーメイク鑑定士]が好み。上手下手ではない、気に入ったのはそっち。[我らがDNA]は行き過ぎた働き方改革、残業規制の果てにあるのは、こういうこと。[ノーメイク鑑定士]は下らないクレーム、大口客から貴社の営業にノーメイクの営業員がいる、いかがなものか。直ちに対策が下る。きみぃ、ノーメイクで営業に出ているやつがいるとクレームが来たのだよ。探ってくれないか。わたし
読了日:05月24日 著者:石田 夏穂


朝日のあたる病院 (文芸書・小説)朝日のあたる病院 (文芸書・小説)感想
医療小説、病気の小説は医者本人が執筆しているのをよく読んでた。この本は、著者は医者ではない、スポーツ記者出身で、スポーツ物、ミステリー物を多作している。それでも、この本が示すのは医者の目指すもの、患者の願うものに真摯に向き合っているからだ。小児科病棟が舞台。新生児、小児、幼児、思春期手前まで、内科外科あらゆる科目を駆使しなければならない。青藍医科大学、小児外科の教授が外木場誠二、彼が主人公だ。サブの主人公は栗山勇輝、幼いころ、姉が膵炎を罹病した。治してよ、医者なんだから。抗議した。成長して青藍医大に入学し
読了日:05月23日 著者:本城 雅人


コズミック・ガール 宙わたる教室コズミック・ガール 宙わたる教室感想
前作 宙わたる教室の続編です。この篇でのヒロインは飯星佐那、東新宿高校定時制の二年生。前篇での発表会で記念写真を撮った中に入り込んでいる、その時は小学五年生。あれから7年後、事情あって佐那は東新宿高校定時制に入り直した。科学部を立ち上げた。ロケットを打ち上げる。燃料は食品廃棄物のデンプン。前作 宙わたる教室の科学部のメンバーが全員顔を出す。高校生の科学コンテストでは優秀賞を得た。前作では、某定時制高校での発表があった。それを下敷きに小説が誕生した。この篇も同じ、兵庫県立洲本高校科学技術部の発表が下敷きにな
読了日:05月18日 著者:伊与原 新


チップス(下) ハゲタカ6チップス(下) ハゲタカ6感想
美麗馬(フォルモサ)積体電路有限公司(FSC)はアメリカからも中国からもアンダー2ナノの最新設備を自国で創設するように求められる。FSCの社長とCEOは反目したり、手を取り合ったり、ガタガタになる。鷲津政彦はアンダー2ナノはアメリカ中国に置かずに日本に置くべきと考えている。そのために、創業して軌道に乗っていないフェニックスに買収を提案した。大口先の新株引受権、政府の新株引受権を入手した。フェニックスのCEOにFSCの内紛で弾き出されたチャールズ・ハンを据える。これにより、フェニックスとFSCの紐帯は強固に
読了日:05月16日 著者:真山仁


チップス(上) ハゲタカ6チップス(上) ハゲタカ6感想
ハゲタカファンド、鷲津政彦のお話です。チップスとは半導体のこと、小さな四角なプラスティック様なもので、チップスと呼ばれています。鷲津政彦は台湾の美麗馬(フォルモサ)積体電路有限公司(FSC)の創業者、ジェシー・チェンに会った。恩ある人からFSCを助けてやってほしいということだった。ジェシー・チェンは断った。台湾海峡を震源とする大地震が起きて、工場のある新竹市街は大被害にあった。地震でジェシー・チェンは亡くなった。後継者間で抗争が持ち上がった。登場人物表を常に参照しながら読み進めて行く。中国人名はとても馴染
読了日:05月15日 著者:真山仁


祖母姫、ロンドンへ行く!祖母姫、ロンドンへ行く!感想
一生に一度でいいからイギリスに行きたい。御姫様のような旅がしてみたいわ。それを聞いた息子たち、著者にとっては伯父さまたちは、資金を出してくれます。アテンドとして著者が指名されます。一流のデパートで買い物をして、最高のディナーを楽しみ、お友達に自慢できるものをたくさん見たい。最後に祖母からいただいた教訓は、あんたに足りないのは自信です。謙虚と卑下は違うものなの。自信がないから、自分のことをつまらないもののみたいに言って、相手に見くびってもらって楽をするのはやめなさい。それは卑下、とてもみっともないものよ。。
読了日:05月13日 著者:椹野道流


誓いの証言誓いの証言感想
佐方弁護士事務所に築地警察署から電話があった。大学時代の同期生、久保利典弁護士から弁護の依頼なのだ。容疑は不同意性交等罪。佐方は引き受けた。訴えたのはクラブのホステス、久保は性交はしたが、薬で意識を失わせたりはしていない。同時進行で、香川県蕃永町の蕃永石のことが出てくる。石工職人は協同組合を結成している。組合長が若い組合長に変わった。前組合長の息子なのだ。自分の意志に歯向かう原じいを次第に締め出している。遂に組合から追放した。もう石工として働けなくなって、石切の丁場から落ちて亡くなった。孫娘が残った、原晶
読了日:05月08日 著者:柚月裕子


咲良は上手に説明したい!咲良は上手に説明したい!感想
石川咲良、この本のヒロイン。台風でダイヤは混乱、運行状況の掲示はビッシリと密だった。そこへ、一人の女性が来て、数行に書き直した。運行の把握は明快だった。咲良はその女性に質問した。この秘訣は何ですか。名刺をもらった。そこを訪問した。ファクトリー・オブ・テクニカルコミュニケーション株式会社。取扱説明書、掲示内容、など、言葉のプロの会社だった。入社を希望した。ゴミの分別についての掲示、テナント家主からテナント各社へのゴミのビラ。AED、ドタンバで素人が解るような取り扱い説明書。おもちゃのドローンの取り扱い説明書
読了日:05月06日 著者:滝沢 志郎


星月夜 藩邸差配役日日控星月夜 藩邸差配役日日控感想
前作では藩の政争に巻き込まれるところだったが、この巻ではそのような危険事態はない。江戸家老大久保重右衛門の腹心の浪岡喜四郎と繋がりができ、関係が深まっていくのがお話の芯です。長女の七緒、お納戸方の河瀬新之丞に嫁いだ。賄賂の罪を着せられて、潔白を示すため切腹した。あれから三年、果たして潔白か、疑う材料も出てきた。大工の棟梁に息子へ棟梁の座を譲らせること。隠居した同僚が草双紙を書いているのを後押しすること。御納戸頭の窪田が賄賂を取っていると投げ文があったこと。差配役はいろいろ大変です。短編集ですが、長編とも言
読了日:05月05日 著者:砂原 浩太朗


藩邸差配役日日控 (文春文庫 す 31-1)藩邸差配役日日控 (文春文庫 す 31-1)感想
出版間もなくに読んでいました。再読して、読んだ記憶がキレイに消えていました。かって読んだ読後感が清々しいものがあったのは覚えています。それなのに、読んだ記憶が消えていたのはどういう訳だろう。神宮寺藩、そこの江戸藩邸の差配役、里村五郎兵衛です。重役というわけではなく、藩主に近い身分だからそこそこ、のクラスなのだ。現代の総務課庶務課のような仕事に追いかけられている。藩には派閥の争いがある。江戸家老の大久保重右衛門と留守居役岩本甚内が争っている。里村五郎兵衛、中立というわけにはいかない、双方から誘われている。。
読了日:05月04日 著者:砂原 浩太朗


先生、モモンガがお尻でフクロウを脅しています?-鳥取環境大学の森の人間動物行動学先生、モモンガがお尻でフクロウを脅しています?-鳥取環境大学の森の人間動物行動学感想
[鳥取環境大学]の森の人間動物行動学、これがサブタイトルです。築地書館の、先生、○○が××しています!のシリーズ本です。このシリーズでは全部末尾が!で終わっているのに、この本では?で終わっています。モモンガがお尻でフクロウを脅しているとは、言い切れなかったのでしょうね。尻に目の玉のマークがあれば、捕食者はたじろぐ、はずでした。そうとは限らなかった。モモンガお尻フクロウ篇は短い。熱がこもっていない。もっと熱のこもった篇がある。私の手に包まれていないと餌を食べないユビナガコウモリの謎。キジパトPiがいた夏。も
読了日:05月02日 著者:小林 朋道

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