柩の狩人
「柩の狩人」大沢在昌 幻冬舎
ここ新宿歌舞伎町、古いビルの床が抜けた。四階の床が落ち、三階、二階の床も抜けた。
四階には桃李園という中華料理屋が入っていた。客、従業員、十人が死亡した。負傷者八名。
新宿署組織暴力対策部暴力団対策課佐江警部補は応援を命じられた。
死亡者の中に、小指のない背中に彫物のある死体がある。彼の捜査を命じられた。
死亡者に警官もいた。滝という名前で機動捜査隊に所属していた。
佐江と滝は昔一緒に勤務したこともあった。
女の死亡者もいた。
滝の元妻、山崎秋絵は警官をやめ、女の砦という調査会社を立ち上げた。
調べると、滝は交番勤務時代、不審人物を発見し、逃げ切られた。
面目なくて報告しなかった。その後、殺人事件が続いた。
滝はずっとその不審人物を探していた。
秋絵は聞きまわって、元夫がそういうことをしていたと知った。
彫物の男は中国人。女の死亡者は北朝鮮の工作員だった。
この[狩人]シリーズですがね、ヒーローは新宿署佐江警部補です。
初作[北の狩人]では東北からマタギのあんちゃんが来て、やくざをコテンパンにのしていく。
その印象が圧倒的で、狩人とはマタギのことだと印象付けられてしまいました。
そういうことじゃなく、狩人とは佐江警部補なのに。
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