無料ブログはココログ

« 御成敗式目の殺人 | トップページ | 島原 天草 »

2026年8月 1日 (土)

7月に読んだ本

7月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:4391
ナイス数:126

御成敗式目の殺人 (単行本)御成敗式目の殺人 (単行本)感想
第二条可修造寺塔勤行仏事等事(寺や塔の修理をして、僧侶の勤めに励むこと) 第二十条得譲状後、其子先于父母令死去跡事(譲り状を与えた子が死んだら、御家人は自分で相続人を決められる) 第二十八条搆虚言致讒訴事(いつわりのうったえはするな) 第三十二条隠置盗賊悪党於所領内事(盗賊や悪党を所領内にかくまうことを禁じる) 第三十四条密懐他人妻罪科事(人妻と密通することを禁ずる) 鎌倉幕府第三代執権北条泰時は御成敗式目を定めた。その条例を定めるには、このような犯罪・やりとりがあったから。[鎌倉殿の十三人]を髣髴とさ
読了日:07月31日 著者:羽生 飛鳥


限界OLクソ短歌限界OLクソ短歌感想
[お客さま どうかお口の利き方と夜道と背後にご注意ください][誰とでもだいたいうまくやれますよ 形状記憶合金なので][定時後に会議を入れる行為って法律とかで裁けませんか][いいですよ! なんでもやってやりますよ! 心は殺しておきましたんで][全世界! 聞いて! あたしの好きなひと、あたしのことが好きなんだって!][女子アナの姦しいほどのおはようがわたしを無理やり朝につれてく]俵真智からの短歌はコペルニクス的に変わったので好きです。その流れの短歌。俳句は歴史的かなづかいなどが幅を利かせて、今の世の中でイカガ
読了日:07月29日 著者:


メソポタミアのボート三人男メソポタミアのボート三人男感想
川をボートで下ろうという趣旨で、メソポタミアのチグリス・ユーフラテス川を行くのだ。ただし、もっぱらトルコ国内。同行者は隊長、山田高司で、ボート界、冒険界の達人なのだそうな。最初の旅ではユーフラテス川の源流地帯を行く。牧畜の糞やゴミで川は異臭を放ち、悲惨な旅となる。二度目の旅はチグリス川の源流、意外なことに開発され、ニュータウン沿いの川を行くことになる。ここはトルコだが、クルド人の領域で、クルド語は駆逐され、トルコ化が進んでいる。挿絵・イラストが豊富にある。隊長、山田高司の筆で、写真よりペン画のほうが情報量
読了日:07月28日 著者:高野 秀行


俺が偶然ちいさいおっさんになる確率俺が偶然ちいさいおっさんになる確率感想
一寸法師とかコロポックルとか、こびとのお話はいろいろあります。これもこびとのお話です。こびとのチームにスカウトされます。人間へ善行を施すと[幸せ玉]が与えられる。それを77個集めると人間界へ戻られる。しかし、こびとの姿を人間に見られると、回数が重なると消失してしまう。あんまり人物像の書き分けが上手じゃありません。誰のことを語っているのか、伝わらない場合があります。ツタナイなりに頑張っているから、最後まで付き合ってやってください。もちろん、読まずにパスする方法もあります。
読了日:07月24日 著者:芥川 なお


飛燕飛燕感想
小舞藩でのできごと。高蔵家、納戸頭の家柄。長女徳子、次女あぐり、三女那珂。徳子は藤十郎を婿どりした。あぐりは城下の紀野屋丈衛門の後妻に嫁いだ。那珂は塾の学問を究めている。藤十郎は遊女と心中した体で発見されて家禄は半減された。あぐりが聞き込んできた、あれは心中ではなく侍に殺されたものらしい。藩には政争がある。これまでの家老に代わって利け者の剛腕のものが台頭してきているのだ。巻末、あっと驚く解決編です。これは時代物、こういう解決編もあるのです。題名の飛燕、心象風景だろうと思いのほか、こういう引き金に使っている
読了日:07月21日 著者:あさの あつこ


決裂決裂感想
警官の成長記なんですよ。伊賀隆也、大嶋雄司、小学校の頃は近所でよく一緒に遊んでいた。警視庁に入ったら、そこに二人はいた、同期だ。二人とも渋谷中央署勤務、伊賀隆也は急報で駆け付けた。そこには大嶋雄司が拳銃を奪って女性を拳銃で撃っていた。伊賀隆也は拳銃を撃った。大嶋雄司の頭に当たって死んだ。ここから伊賀隆也の捜査が始まる。謹慎のような自宅待機なような、正式な捜査からは外される。次第にことの真相に迫って行く。監察からは疑われ、公安からも目を付けられている。ついに拉致された。拉致から脱出して、ここからは自分で読ん
読了日:07月20日 著者:堂場 瞬一


二月に憂鬱な君へ: お蔦さんの神楽坂日記二月に憂鬱な君へ: お蔦さんの神楽坂日記感想
お蔦さんの神楽坂日記シリーズの五冊目。語り手は滝本望、高校生でおばあさんと一緒に住んでいる。おばあさんは神楽坂の元芸者で、多喜本履物店の店主なのだ。シリーズの最初は中学生だった。今は高校生。作家は西條奈加だが、テイストは小路幸也かと思える筆致です。意味は、悪いヤツが全然出てこない点。六番目の[深い緑の部屋]ここにストーカーが出てくる。そんなに世の中丸くはないのだ。父親母親が出てこない。たしか一作目か二作目あたりで遠くに住んでいるという設定が書いてあったと思う。小蔦さんは料理が出来ない。滝本家は代々男が料理
読了日:07月19日 著者:西條 奈加


せどりの女王せどりの女王感想
夕映野遠火=ゆえのとうか、この中年女性がヒロイン。コンビが辺見佐千夫、そのまんま読む。株主に時雨沢つばめ=しぐさわつばめ、これは問題の人、巻末で対決する。遠火がインスタライブで火をつける。殺したいヤツがいる。わたしの小学校時代にいじめた先生、情報をくれたら百万円出すよ。沸いた。さらに、両親のセールの仕事に悪評を立てて邪魔したヤツ、情報をおくれ、金は出す。遠火のせどり業は順調に伸びて、株式公開上場しようかというところまで至った。時雨沢つばめ、親は医者で、神戸市東灘区のN中N高を出て京大を卒業しているヤツなん
読了日:07月16日 著者:高殿 円


風林火山のむすめ風林火山のむすめ感想
ヒロインは武田信玄の娘、松姫。時代は信玄が死に勝頼が織田信長に滅ぼされるころ。勝頼が松姫に封印紐の秘密を告げた[信玄が若き頃、北条勢に対し城を捨て逃亡したこと][父の信虎を追放したこと][縁戚の諏訪家を攻め、敵将の娘を妾にしたこと][信長を裏切り、無謀にも戦を仕掛けたこと][勝頼を陣代扱いしたこと]五人の武将がそれぞれ五つの封印紐を持っている。それを五つ集めてくれ。最初の一つ、勝頼から封印紐を受け取った。昨夜城内で封印紐を拾ったのだそうな。二つ目の封印紐は武田家所縁の寺、長禅寺の老僧が持っていた。残り三つ
読了日:07月12日 著者:木下昌輝


最新研究でわかった 日本の旧石器時代: 人類は日本列島に、定説より5000年前に来ていた?!最新研究でわかった 日本の旧石器時代: 人類は日本列島に、定説より5000年前に来ていた?!感想
副題に、[人類は日本列島に、定説より5000年前に来ていた?!]表紙カバーの扉に、2025年に広島の冠遺跡でおよそ4万年前と目される石器を発見。[はじめに]で広島県廿日市市の冠遺跡で発見された遺跡は、ヒマラヤ南麓を経て到達したと見られる。前に発見された長野県佐久市の香坂山遺跡はヒマラヤ北麓を経て来たと推測される。これは面白いと、目次から本文を見ても、冠遺跡のことは全然書いていない。遺跡発見が2025年、この本は2026年、論文発表はあるとしても、概括的な啓蒙書まで刊行するには機運が熟していないということか
読了日:07月11日 著者:山岸 良二


ホルモー燦燦ホルモー燦燦感想
京大青竜会、京産大玄武組、龍大フェニックス、同志社黄竜陣、立命館白虎隊、これがホルモーを戦う構成メンバーだ。一番目、ホルモーの戦いに鴨川渡り石の覇権を賭けて京大正竜会と同志社黄竜陣が戦う鴨川小覇王が組み込まれる。二番目、舞台は東京、東京でもホルモーの戦いがある。青竜お茶の水が手薄なので、京都各チームから助っ人が補強されたのだ。戦う場所は東京タワー、塔の上の上で戦うのだ。三番目、埼玉女学館高等学校、茶道部が舞台。女子高生がホルモォォォォォォォ---ォォォォォォォォと叫ぶことになる。それはなぜ、どういうこと。
読了日:07月07日 著者:万城目 学


家康と七人の忍び家康と七人の忍び感想
始まりが五月十一日、近江、安土城。最後が六月四日、伊勢湾。織田信長への明智光秀の謀反がその発端です。徳川家康は織田信長に招かれて、京大阪堺を見物中、大急ぎで帰国せにゃならん。徳川家康一行は二十人程度、員外の忍びにサポートされて隠密行を強いられます。大和から伊賀へ、伊賀から甲賀を経て、伊勢へ抜け、伊勢湾を渡る、長途です。この篇では武将の活躍はほとんど語られません。家康にも名だたる武将が随身しているが、ほとんど語られることがない。七人の忍びの名前は、元締が平太夫、その下に山一、五瓶、魚六、二女、茂三、弥七。
読了日:07月05日 著者:佐藤賢一


三河雑兵心得(18)-退き口仁義 (双葉文庫 い 56-19)三河雑兵心得(18)-退き口仁義 (双葉文庫 い 56-19)感想
関ケ原の合戦は東軍の大勝利です。島津軍の動きが妙だ。こっちへ来る。徳川軍のほうへ、家康の本陣へと直進してくる。突き抜けた。陣中を割いて南へ抜け出していく。追え、追えぇ。井伊平八郎、松平忠吉(家康四男)、植田茂兵衛の隊で追った。取り逃がした。次の家康の命令、茂兵衛、大阪城に行け。大阪城には関ケ原では味方の福島正則、黒田長政などの豊臣の旧臣ばかりじゃ。関ケ原の功を奪われてしまう。お前には官位をやろう。従五位下民部少輔、これで大阪城で渡り合え。毛利が大阪城にいては面倒じゃ、追い出せ。その後、八千石に加増された。
読了日:07月04日 著者:井原忠政


警察へ行こう警察へ行こう感想
壇原巡査部長は捜査一課から広報に転勤を命じられた。広報での仕事は県警キャラのピーヨくんのぬいぐるみに入る仕事だった。五章に渡る展開だが、ぬいぐるみを着ながらも、事件を見つけて、警察に行こう、と自首を勧めていた。第五章では違います。自分を捜査一課から外して広報に追いやった人物がいる。大物代議士の息子と秘書が黒幕だった。秘密に迫りそうだったので、追いやった。それでも真相に近づきつつある。これ以上は語らない、自分で読んでね。真保祐一の初期作品に小役人シリーズがある。テイストはそれとよく似ている。読んで損しない読
読了日:07月03日 著者:真保 裕一

読書メーター

 

広島ブログ

« 御成敗式目の殺人 | トップページ | 島原 天草 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 御成敗式目の殺人 | トップページ | 島原 天草 »

最近のトラックバック

2026年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31