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2018年6月20日 (水)

国会議員基礎テスト

「国会議員基礎テスト」星野伸一 小学館
政治家三代目のぼんぼん議員がいます。
そこへ、政策秘書として採用された。
議員はぼんぼん過ぎて役に立たないじゃないか。蹴落として選挙区を奪おう。
テレビの企画で、不意打ちで試験問題を出す、その結果、落第点だった。
与党幹部から問題にされて議員辞職した。
その補欠選挙で、政策秘書が当選した。
このように紹介すると、善玉が政策秘書で、悪玉がぼんぼん議員のように見えますよね。
ここから波乱が始まります。
かの新議員は、選挙の前に国会議員基礎テストを実施することを政策として打ち出した。
幹部の不興を買って、離党を余儀なくされた。
かのぼんぼん議員は、介護施設、限界集落で働いて、世の矛盾ゆがみに気が付いて行く。
ここからは予定調和でお話しが運んで行きます。
限界集落で働いて、ここでのお話しは、前作の、限界集落株式会社、脱・限界集落株式会社、の続きじゃないか、と思えるほど懐かしい。

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2018年6月 6日 (水)

テーラー伊三郎

「テーラー伊三郎」川瀬七緒 角川書店
主人公、高校生津田海色(アクアマリン)
副主人公、テーラー伊三郎
あれ、主人公、副主人公は逆かな。
アクアマリンの母はエロ漫画家で、アクアマリンは背景を描かされている。
アクアマリンは古いテーラーの店の中にコルセットがマネキン台に飾ってあるのを見つけた。
解る。西洋貴族の漫画の背景を描いているので、このコルセットが忠実に再現されているのが解る。
このコルセットを一着だけ置くのではなく、何着も店頭に飾ることを提案する。
ここからは怒涛の展開です。
写真店、美容院、医者、刺繍職人、みんな老人ばっかり、応援を頼んで突き進む。
何を突き進むの。コルセット革命軍だ。
結果、ハッピーエンド。
川瀬七緒、日ごろは法医昆虫学捜査官のシリーズを書いているが、これは毛色が違う。はちゃめちゃな展開で、書いている著者自身も楽しそうです。

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2018年6月 2日 (土)

5月に読んだ本

5月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1878
ナイス数:106

パーマネント神喜劇パーマネント神喜劇感想
主役は神さま、平の平の平の神さまで、縁結びを専門にしている。そこへ、レポーターと自称する青年が現れて、種明かしすると、勤務評定し、勤務地の異動を決定するものらしい。神さまの仕事は、言霊を人間に打ち込むこと。それにより、言霊に後押しされて、ものごとがうまく運んで行く。4篇の中編のシリーズです。言霊を打ち込まれた人間はどう変わるか、こんなお話しだったり。神社の転勤を命じられて、その異動のどたばただったり。果ては、大地震が起きて、大神さまがおでましになったり。ネタの不思議もあるが、語り口がユニークで、めちゃめち
読了日:05月30日 著者:万城目 学

 

13・6713・67感想
13・67の意味は、2013年←1967年、香港返還運動が始まったのが1967年、1997年に香港は返還され、現在に至ります。師匠、クワン、その弟子で、ロー、どちらも香港警察で天眼の異名を持つ優れ者なのだ。6篇の中編で構成されていて、最初は2013年、段々と、1967年に遡って行くのだ。当然、最初の篇はローが主人公、ローとクァンが入り混じり、最後の篇は、クワンが才能を発揮し、刑事に登用される事件から始まる。わたしが香港で山歩きを始めたのは2001年、香港の主権は中国に帰っている時期でした。ロー警部の時代の
読了日:05月29日 著者:陳 浩基

 

広辞苑をつくるひと 『広辞苑 第七版』予約特典広辞苑をつくるひと 『広辞苑 第七版』予約特典感想
この本には定価が記されていません。事前に予約した人にだけ特典で付いてくる販促ブックレットなのです。メインの辞書編集部のことを語っているわけではない。言葉の採集・用例・語釈を国立国語研究所に一部下請けしている。その中で三人が受けている。大日本印刷、フォントに限って掘り下げている。イラスト、辞書では写真を使わず、図版に限定している。イラストでも生物に限定してインタビュー。辞書の函、するっと入って無暗に抜け出さない箱。製本、へぇぇ、大変な作業なんですね。最終工程だから、押して押して、無理なことばっかり。
読了日:05月26日 著者:三浦しをん

 

蒼き山嶺蒼き山嶺感想
主人公は大学山岳部のOB、ヒーローは長野県警の山岳救助隊員を退職して山岳ガイドをしている。アンチーヒーローは同じ山岳部OBでよく知っている、警視庁公安部に入ったはず。それが白馬岳鑓温泉への雪道で出合って、ガイドを頼まれた、栂海新道を行って、日本海まで連れて行ってくれ。ガイドとして雇われる。承知したが、どこか問題ありだな。案の定、追手がいる。朝鮮語を話して、ピストルを撃つやつらだ。わたし、冬季のアルプス登攀はやったことがない。それでも、雪の中の描写には、作者は山岳経験があるのだろうか。描写が目に浮かんでくる
読了日:05月19日 著者:馳星周

 

にゃん!  鈴江藩江戸屋敷見聞帳にゃん!  鈴江藩江戸屋敷見聞帳感想
お糸は行儀見習いのため鈴江藩上屋敷に奉公に出た。奥方にお目見えした。あれ、猫が見える。猫の姿は一瞬で、見直すと人間の姿だった。奥方様は猫の化身だった。見渡すと、老女も奥女中の何人かも猫の化身じゃないか。打ち明けられたところでは、お家騒動がある。藩主の叔父が藩主の座を乗っ取りしようとはかっているのだそうな。さらに、猫族を追い出そうと狐族がうごめいている動きがある。作者はめちゃめちゃ楽しんでいる。町人の娘が武家屋敷に奉公にあがったんだもの、啖呵の切り方が冴えている。これも化けたの一種かもしれないねぇ。
読了日:05月09日 著者:あさの あつこ

 

銀杏手ならい銀杏手ならい感想
ぎんなんてならいと読みます。江戸の朱引きに隣接したあたりに、手ならい所がある。門前に大銀杏があるので、名前を銀杏堂と名付けた。七編の短編集で、どれも筆子のあれこれについて語っている。筆子とは手ならい所に通う子供のこと、入門を入山と言い、卒業を下山と言う。時々、浚(さらい)があり、テストのこと、期末に大浚がある。期末試験。主なるテーマは筆子についてだが、主人公の萌は捨て子で、この家で育てられたのだ。大銀杏の根元に捨て子があった。萌は捨て子を自分の子として育てることにする。これが従なるテーマ。
読了日:05月04日 著者:西條奈加

 

 

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2018年5月30日 (水)

パーマネント神喜劇

「パーマネント神喜劇」万城目学 新潮社
神喜劇はしんきげきと読む。ドタバタからして、吉本新喜劇を意識しているのかも。パーマネントの意味は明かしていないなぁ。神さまの寿命は何万年のものだから、そう暗示しているのかも。
主役は神さま、平の平の平の神さまで、縁結びを専門にしている。
そこへ、レポーターと自称する青年が現れて、種明かしすると、勤務評定し、勤務地の異動を決定するものらしい。
神さまの仕事は、言霊を人間に打ち込むこと。
それにより、言霊に後押しされて、ものごとがうまく運んで行く。
4篇の中編のシリーズです。
言霊を打ち込まれた人間はどう変わるか、こんなお話しだったり。
神社の転勤を命じられて、その異動のどたばただったり。
果ては、大地震が起きて、大神さまがおでましになったり。
ネタの不思議もあるが、語り口がユニークで、めちゃめちゃ面白いです。

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2018年5月29日 (火)

13・67

「13・67」陳浩基 文芸春秋
13・67の意味は、2013年←1967年、香港返還運動が始まったのが1967年、1997年に香港は返還され、現在に至ります。
師匠、クワン、その弟子で、ロー、どちらも香港警察で天眼の異名を持つ優れ者なのだ。
6篇の中編で構成されていて、最初は2013年、段々と、1967年に遡って行くのだ。
当然、最初の篇はローが主人公、順番に、ローとクァンが入り混じり、最後の篇は、クワンが才能を発揮し、刑事に登用される事件から始まる。
この本は台湾で出版された。出発が香港ではなく、台湾で正解だった。
香港・大陸で出版しようとしたら、阻まれて世に出なかったことだろう。
わたしが香港で山歩きを始めたのは2001年、香港の主権は中国に帰っている時期でした。
ロー警部の時代の社会に触れていたわけです。

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2018年5月26日 (土)

広辞苑をつくるひと

「広辞苑をつくるひと」三浦しをん 岩波書店
この本には定価が記されていません。事前に予約した人にだけ特典で付いてくる販促ブックレットなのです。
メインの辞書編集部のことを語っているわけではない。
言葉の採集・用例・語釈を国立国語研究所に一部下請けしている。その中で三人が受けている。
大日本印刷、フォントに限って掘り下げている。
イラスト、辞書では写真を使わず、図版に限定している。イラストでも生物に限定してインタビュー。
辞書の函、するっと入って無暗に抜け出さない箱。
製本、へぇぇ、大変な作業なんですね。最終工程だから、押して押して、無理なことばっかり。
本線より脇線に注目。

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2018年5月19日 (土)

蒼き山嶺

「蒼き山嶺」馳星周 光文社
一時期は山岳小説を読みふけっていました。
作家が山のシロウトの場合があって、興ざめして、山岳小説からは離れました。
主人公は大学山岳部のOB、ヒーローは長野県警の山岳救助隊員を退職して山岳ガイドをしている。
アンチーヒーローは同じ山岳部同期でよく知っている、警視庁公安部に入ったはず。
それが白馬岳鑓温泉への雪道で出合って、ガイドを頼まれた、栂海新道を行って、日本海まで連れて行ってくれ。
ガイドとして雇われる。
承知したが、どこか問題ありだな。
案の定、追手がいる。朝鮮語を話して、ピストルを撃つやつらだ。
わたし、冬季のアルプス登攀はやったことがない。
それでも、雪の中の描写には、作者は山岳経験があるのだろうか。描写が目に浮かんでくる。
最後は、バッドエンドなんでしょうか、ハッピーエンドなんでしょうか。
こうなる以外の締めくくりはありませんよね。

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2018年5月 9日 (水)

にゃん!鈴江藩江戸屋敷見聞帳

「にゃん!鈴江藩江戸屋敷見聞帳」あさのあつこ 白泉社
お糸は行儀見習いのため鈴江藩上屋敷に奉公に出た。
奥方の珠子にお目見えした。
あれ、猫が見える。猫の姿は一瞬で、見直すと人間の姿だった。
見えるようじゃな。
奥方様は猫の化身だった。
見渡すと、老女も奥女中の何人かも猫の化身じゃないか。
打ち明けられたところでは、お家騒動がある。
藩主の叔父が藩主の座を乗っ取りしようとはかっているのだそうな。
さらに、猫族を追い出そうと狐族がうごめいている動きがある。
作者はめちゃめちゃ楽しんでいる。
町人の娘が武家屋敷に奉公にあがったんだもの、啖呵の切り方が冴えている。
これも化けたの一種かもしれないねぇ。

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2018年5月 4日 (金)

銀杏手ならい

「銀杏手ならい」西條奈加 祥伝社
銀杏(ぎんなん)手ならいと読みます。
江戸の朱引きに隣接したあたりに、手ならい所がある。
門前に大銀杏があるので、名前を銀杏堂と名付けた。
七編の短編集で、どれも筆子のあれこれについて語っている。
筆子とは手ならい所に通う子供のこと、入門を入山と言い、卒業を下山と言う。
時々、浚(さらい)があり、テストのこと、期末に大浚がある。期末試験。
主なるテーマは筆子についてだが、主人公の萌は捨て子で、この家で育てられたのだ。
大銀杏の根元に捨て子があった。
萌は捨て子を自分の子として育てることにする。これが従なるテーマ。

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2018年5月 3日 (木)

4月に読んだ本

4月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1442
ナイス数:54

儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇 (講談社+α新書)儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇 (講談社+α新書)感想
儒教に支配された、という目の付け所はあんまり感心しません。儒教とは関係ないと思いますよ。嫌韓本、嫌中本を読んで、いつも思うのが、なんともスッキリしないよなぁ。ケントの指摘は尤もだが、彼らは決して認めるわけもないしなぁ。内容は、毎度お馴染み、大して新しい事を語っているわけじゃありません。ただ違うのは、サヨクへの指摘、サヨクが主張すればするほど、中韓の利益に貢献しているのです。わたしが、サヨク思想、サヨク性向から脱却したのは、中年過ぎて、中高年のころからです。憑きものが落ちたようです。
読了日:04月28日 著者:ケント・ギルバート

 

九十歳。何がめでたい九十歳。何がめでたい感想
愉快です。読んでいて元気になります。おおむね、1章が六、七ページの短文です。もともとは「女性セブン」での連載なんだそうです。女性セブンの読者層ターゲットは知らないが、この連載がウケルのなら、若者層ではないでしょうね。お話しの小道具が古いから、若年層には、ウケタとしても、ワカルまでは行かないのじゃなかろうか。九十歳。何がめでたい、と書いているわけではないんですよ。書いてはないけれど、反発心と言うか、開き直りは伝わってきます。タッシャなおばあさんです。執筆当時、92歳なのだそうです。
読了日:04月23日 著者:佐藤愛子

 

オリンピックへ行こう!オリンピックへ行こう!感想
[卓球][競歩][ブラインドサッカー]の三篇。[卓球]が全体の三分の二くらい。ほれた、はれた、すべった、ころんだ、そんなお話しは出てこない。全編、ゲームの描写。ツッツキ、チキータ、YGサーブ、戦法の名前。知らなくても読み進めていける。[競歩]スポーツ界の暗い面も書いてある。えぐい世界ではあるよなぁ。[ブラインドサッカー]元サッカーJリーガーがブラインドサッカーを手伝うお話し。[卓球]では、NT候補になれるかどうかのレベルでのお話し。[競歩][ブラインドサッカー]では、オリンピック、パラリンピックを目指す話
読了日:04月19日 著者:真保 裕一

 

スマイル! 笑顔と出会った自転車地球一周157カ国、155.502kmスマイル! 笑顔と出会った自転車地球一周157カ国、155.502km感想
一千万円貯金してから始めたというから恐れ入る。大学卒業から4年間で貯金したというから凄い。退社して自転車世界一周を始める。8年半かかった。自転車のコースは一筆書きではない。海を越えなきゃならないところもあるので、飛行機で繋いでいる。各章に地図があるが、どこをどう走っているのか判断に困る場合もある。交通事故で自転車2台が潰れてしまった。旅を中断して日本に帰らなきゃしょうがない。旅の基本は3語、こんにちわ、ありがとう、おいしい、そしてスマイル。時間、お金、覚悟、これがないと、世界一周自転車旅行はできないのだ。
読了日:04月10日 著者:小口 良平

 

女ノマド、一人砂漠に生きる (集英社新書)女ノマド、一人砂漠に生きる (集英社新書)感想
著者は写真家、商業のブツ写真を撮って、その売り上げを砂漠行に突っ込んでいる。エジプトの紅海からナイル川までの地域で、一人と知り合う。サイーダ、56才、ベドウィンの老女だが、ここでは遊牧民一般を指すノマドという用語を使うことにする。2003年頃から2012年にかけて、一年に何度もサイーダを訪ねている。砂漠でラクダを追っているところ、定住地にも追っていく。どうやら砂漠では群れで移動するものではないらしい。一人なのだ。砂漠では噂・情報は迅速に伝わって行く。サイーダのところに外国の女が来ているそうな。ノマドの一角
読了日:04月07日 著者:常見 藤代

 

京都ぎらい 官能篇 (朝日新書)京都ぎらい 官能篇 (朝日新書)感想
「京都ぎらい」が評判になった。この本は出版社の意向で続編のかたちになった。著者本人には続編の気持ちはないみたい。A、嵯峨など近郊の人が京へ行くと言う。おばはん達が言う、あれは京に女を買いに行くちゅうこっちゃで。B、島原の遊郭の数寄屋建築と桂離宮の数寄屋建築は同じものだ。宮中の研ぎ澄ました感覚と町人の磨いた感覚は通じるものがあるのだ。別稿でこのことを書いたら、宮内庁から猛抗議を受けて、悔しながら、筆を曲げてしまった。前作「京都ぎらい」では身辺のことを書いているが、「官能篇」では古典の中から分析している。
読了日:04月05日 著者:井上章一

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