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2020年7月 6日 (月)

チームIII

「チームIII 堂場瞬一 実業之日本社」
「チーム」は箱根駅伝での学連選抜での戦い。
「チームII」は社会人マラソン、学連選抜で戦ったメンバーが山城をサポートする。
「チームIII」は引退後の山城が若い日向をサポートする。
山城は見抜いた。
日向は常に余力を残してレースを終える。枠を壊さないと、こいつは大成しない。
大崎上島での最初の合宿は日向が逃げ出した。
後がないことを悟った日向は再び大崎上島での合宿を志願した。
ハッピーエンドです。それまでのトレーニングはかなり常識を超えていた。
そういうところが、読んでいて心躍ります。
学連選抜のメンバーが今なおサポートし続ける。チームだなぁ。

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2020年7月 2日 (木)

決戦!広島城 天下大乱の火種を消すべし

「決戦!広島城 天下大乱の火種を消すべし」松永弘高 朝日新聞出版
福島正則の広島藩、水害の補修を口実にして城の大改造をしている。
届なしの補修じゃ、徳川秀忠は軽んじられていると怒った。
正則は江戸出府の折り、世子は伏見城に詰める折り、幽閉した。
広島城では主戦論が主流で、籠城して幕府と一戦に及ぶと決した。
幕府の上使と広島城の名代が音戸の瀬戸で談判に及んだ。
歴史上では、開城と決まっているわけですよ。
どのような経緯でそう取り決めたのか、実際の城の受け渡しはどうだったのか。
江戸城開城以外でこんなお話しは読んだことがない。
興味津々、次のぺーではどう展開するのか、一気に読み通しました。

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2020年6月24日 (水)

動乱の刑事

「動乱の刑事」堂場瞬一 講談社
「焦土の刑事」「動乱の刑事」「沃野の刑事」の三部作です。
シリーズの中で、言いたいことはこの篇にある。
世田谷区の周辺で警察の派出所が爆発した。二人死んだ。
高峰は捜査一課、海老沢は公安、それぞれの立場で捜査に出動した。
時代はGHQが撤退して、日本が独立を取り戻すころ。
途中をすっ飛ばして結論を言うと
公安が共産党などの台頭を恐れて、自作自演で派出所を爆発した。
これを機に、高峰は国民を守り、海老沢は国家を守る、決意を固めた。
戦前の特高から脈々と流れる公安の血統、三部作はそこを書いている。
読後感は、読み終わったカタルシスはない。肚の中に沈殿物が残る。

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2020年6月21日 (日)

沃野の刑事

「沃野の刑事」堂場瞬一 講談社
「焦土の刑事」「動乱の刑事」「沃野の刑事」の三部作です。
「動乱の刑事」は未読です。
高峰:捜査一課の管理官。海老沢:公安の管理官。小嶋:週刊誌の編集長。
この三人は小学校の同級生なのだ。
小嶋の息子が自殺した。
不審に思って事件に首を突っ込む。学生運動の逮捕歴があるということで、海老沢も捜査に引き込む。
もっと裏があるらしい。
自衛隊の戦闘機の契約が関わることが浮かび上がってくる。
中心人物は、警察OBの代議士。公安畑の出身なのだ。
高峰と海老沢の間には、警察の認識に違いがある。個人を守る警察か、国家を守る警察か。
60年安保は全学連、70年安保は全共闘、今の時代は70年安保当時の時代なのだ。
焦土の時代から、これから沃野の時代に入って行くのだ。それを暗示している。
三人とも定年が近いのだ。

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2020年6月15日 (月)

桃源

「桃源」黒川博行 集英社
大阪府警泉尾署刑事課捜査二係、新垣、沖縄出身、相棒は上坂。どっちも年齢は三十台後半。
頼母子講、無尽、沖縄では模合(もあい)という。座元が無尽の金を持ち逃げした。
沖縄へ逃げたらしい。追いかけて、沈没船の財宝が関係すると判明する。
トレジャーハンター、沈没船引き上げの出資を募っての詐欺なのだ。
関係者を追っているうち、姿が消えた者がいる。
殺されたのじゃなかろうか。
二係は経済犯担当、オレオレ詐欺などを追うのが通常なのだが、殺人事件を引き当てた。
いつもは、刑事のお話しでも、悪徳刑事、汚れ刑事ばっかり小説にしているのだが
今回は、極めて働き者の刑事で、夜は連夜飲み屋通い。経費精算の時間もないし、よく金が続くなぁ。
上司運が悪いなぁ。部下の手柄を横取りする上司だ。
「桃源」題名に意味はありません。
黒川博行の毎度のことで、思いつきの題名です。事件のキーワードでもないし、事件の印象でもないし、無視してください。
意味ある題名は「後妻業」くらい、漢字二文字の題名なら考え込む必要なし。

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2020年6月 9日 (火)

暗約領域 新宿鮫Ⅺ

「暗約領域 新宿鮫Ⅺ」大沢在昌 光文社
新宿鮫もこれでシリーズ11作目です。
新宿署の課長が変わる。桃井課長の殉職を経て、女性の課長が赴任する。
新しく相棒が着任してくる。
鮫島と新課長の衝突がある。お互い仕事の仕方が違うのだ。
新しい相棒は公安から付け人だった。
これはシリーズ12作目のネタフリかな。
事件はインフルエンザの特効薬のタミフルだ。
百万人分のタミフルを北朝鮮に運ぶ。
公安が仕掛けたのだ。薬品と引き換えに情報を得ること。
祖国を失ったヤカラがうごめくが、事情は汲み取れるが、同情はできないね。
悲惨な最後を迎えようとも、そういう道を選んだのは君じゃん。
暗約領域、意味ありげだが、どういうことなんだろう。暗約とは秘密の約束のこと?暗躍の言い換え?

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2020年6月 2日 (火)

5月に読んだ本

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読んだ本の数:4
読んだページ数:1585
ナイス数:40

疫病神 (新潮文庫)疫病神 (新潮文庫)感想
建設コンサルタントの二宮啓之と二蝶会組員の桑原保彦のお話し。「疫病神」「国境」「暗礁」「螻蛄」「破門」「喧嘩」「泥濘」と刊行されているが「疫病神」がシリーズ最初。本棚の文庫本の再読みです。そうか、二宮と桑原はこういう風に知り合ったのか。二宮はサバキを頼んだわけではない。桑原がゼニの臭いを嗅ぎつけたのだ。産業廃棄物の用地買収、産廃関連はゼニになる。どいつもこいつも腹黒で一筋縄じゃいかない連中ばっかりなんですよ。何度も痛めつけられ、何度も死にそうな目にあって、それでも、結果、ゼニを得た。良かったなぁ、二宮くん
読了日:05月31日 著者:黒川 博行


テロリストのパラソル (文春文庫)テロリストのパラソル (文春文庫)感想
よめさんが読んで絶賛したもの、本棚の文庫本、ざっと10年前の再読み本。お話しの前史がある。全共闘時代に爆弾の事故で運動から離れた。それ以来、市中に潜んでいる。爆弾事故から20年後。新宿の小さい公園で爆弾が爆発した。全共闘で共に戦った学友も爆弾で死んだと報道で知る。自分も指名手配されていることを知る。ここから疾風怒濤の巻き添え成り行きの展開です。テロリストのパラソル、寓意としては意味が遠い。小説を売らんがためなら、こんな題名でええのかいな。題名は作者の意志です、読み手としては納得がいかないがね。作者が早死に
読了日:05月27日 著者:藤原 伊織


北京大学てなもんや留学記北京大学てなもんや留学記感想
舞台は、前に読んだ「中国てなもんや商社」からざっと10年経過しています。本棚の文庫本の再読みです。中国からの買い付け商社の仕事から、只今は北京大学で留学中です。周囲は、学生であり、教授陣であり、住まいの周辺のことですが、内容はザワツクことばかりです。北京オリンピック前夜の頃です。国営公司から民間に移行する時代の頃です。ひとつひとつのエピソードや事件が痛くて、2、3ページ毎に本を閉じてしまいます。好きで好んで中国に飛び込んでいった作者です。その作者でも、茫然とすることは数多くあります。シリアスになってしまい
読了日:05月20日 著者:谷崎 光


中国てなもんや商社 (文春文庫)中国てなもんや商社 (文春文庫)感想
20年前の文庫本の再読みです。現在、作者は中国在住、コンサルタント、文筆業、講演業、有料のメールマガジンを発行しています。無料のマガジンだった頃からの読者です。谷崎光が就職したのは、ダイエー傘下の商社でした。衣料品が主力で、そりゃもう鍛えられた。OLのみそっかすが、国内業務で鍛えられ、中国で揉みに揉まれた。当時は、文化革命が終わったころ、衣料品のセンス
など持ち合わせていなかった。そこに、日本の文化を注入し、センスを変えさせていくのだ。天安門事件以降、改革開放の風が吹き出し、国営公司は民営企業に変わって
読了日:05月12日 著者:谷崎 光

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2020年5月31日 (日)

疫病神

「疫病神」黒川博行 新潮文庫
建設コンサルタントの二宮啓之と二蝶会組員の桑原保彦のお話し。
「疫病神」「国境」「暗礁」「螻蛄」「破門」「喧嘩」「泥濘」と刊行されているが「疫病神」がシリーズ最初。
本棚の文庫本の再読みです。
そうか、二宮と桑原はこういう風に知り合ったのか。
二宮はサバキを頼んだわけではない。桑原がゼニの臭いを嗅ぎつけたのだ。
産業廃棄物の用地買収、産廃関連はゼニになる。
どいつもこいつも腹黒で一筋縄じゃいかない連中ばっかりなんですよ。
何度も痛めつけられ、何度も死にそうな目にあって、それでも、結果、ゼニを得た。
良かったなぁ、二宮くん、桑原くん。
シリーズが深くなるたびに二人ともえらくベテランのように見えますが
第一作では、桑原は30歳そこそこかちょっと手前、二宮はそれよりちょっと若い程度。

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2020年5月27日 (水)

テロリストのパラソル

「テロリストのパラソル」藤原伊織 角川文庫
よめさんが読んで絶賛したもの、本棚の文庫本、ざっと10年前の再読み本。
お話しの前史がある。全共闘時代に爆弾の事故で運動から離れた。
それ以来、市中に潜んでいる。爆弾事故から20年後。
新宿の小さい公園で爆弾が爆発した。
全共闘で共に戦った学友も爆弾で死んだと報道で知る。
自分も指名手配されていることを知る。
ここから疾風怒濤の巻き添え成り行きの展開です。
テロリストのパラソル、寓意としては意味が遠い。
小説を売らんがためなら、こんな題名でええのかいな。
題名は作者の意志です、読み手としては納得がいかないがね。
作者が早死にして残念です。
素晴らしいストーリーテラーだったのに。

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2020年5月20日 (水)

北京大学てなもんや留学記

「北京大学てなもんや留学記」谷崎光 文春文庫
舞台は、前に読んだ「中国てなもんや商社」からざっと10年経過しています。
本棚の文庫本の再読みです。
中国からの買い付け商社の仕事から、只今は北京大学で留学中です。
周囲は、学生であり、教授陣であり、住まいの周辺のことですが
内容はザワツクことばかりです。
北京オリンピック前夜の頃です。
国営公司から民間に移行する時代の頃です。
ひとつひとつのエピソードや事件が痛くて、2、3ページ毎に本を閉じてしまいます。
好きで好んで中国に飛び込んでいった作者です。
その作者でも、茫然とすることは数多くあります。
てなもんや商社では、面白くするためにあえてドタバタにしていましたが、どっぷり中国に漬かると、シリアスになってしまいます。


その数年後、尖閣海域で中国漁船の襲撃事件があって、日本排斥が起こります。
その時、著者はどうなったのでしょうね。
思いやられます。
現在もなお、中国で生活しています。タフですねぇ。

谷崎光の近況は、「InsideAsia」ここは無料、(有料月間ネットマガジンを刊行しています)
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無料だけど、有料に誘導する撒き餌です。だって、これもメシ食う手立てのひとつですから。

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