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2024年4月21日 (日)

書いてはいけない

「書いてはいけない」森永卓郎 三五館シンシャ
[ジャニーズ事務所][ザイム真理教][日航123便はなぜ墜落したのか][日本経済墜落の真相]
ジャニーズ問題、マスコミの目つむりを糾弾している。
ザイム真理教、同じことを語っても、高橋洋一は端的に語る、森永卓郎の語りは印象が薄い。
日航123便、自衛隊のミサイル訓練の流れ弾に当たったのだ。ええっ!
日本経済墜落の真相、日航123便でボーイング社に泥を塗ったので、米国から仕返しされたのだ。
で、それからは、米国からは構造問題を常に突き付けてきた。
ここから先の内容が巨大なのだが、数行で情報を整理するのが難しい。
自分で読んで内容を理解してね。

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2024年4月19日 (金)

江戸の夢びらき

「江戸の夢びらき」松井今朝子 文芸春秋
江戸の芝居町に一人の男の子が生まれた。
真っ赤な姿で生まれてきた、と海老蔵と名付けられた。
顔立ちがよろしいと役者になった。
市川段十郎と名付けられた。
のちに、市川團十郎と名前を改めた。
市川團十郎が売れ出して、大名題になる。
荒事という芸風を生み出して当たりを取る。
恨まれて団十郎が横死して、息子が二代目團十郎を襲名し、苦労の末、大名題の地位を確立する。
顔の隈取は二代目の工夫から生まれ出たものです。
語り口が痛快なんですよ。
会話ではなく、地の文が講談の語りさながら、目は字を追っているのだが、口でもつぶやいてリズムを取っております。
そんなこんなで、なかなかページが進まない。これはほめているのだよ。
いやぁ、面白い。

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2024年4月11日 (木)

一日署長

「一日署長」大倉崇裕 光文社
ヒロインは五十嵐いずみ、警視庁に入った。
最初の配属先は資料室、上司もいない、同僚もいない、前任者から引き継ぎを受けた。
仕事は段ボールの中の資料をパソコンに入力することだ。
資料を入力していると、異変が起きてきた。
1985年の北両国署の事件、放火殺人事件だった。
シュィィィィンとパソコンが鳴ると、いずみは北両国署の署長室にいた。
署長の姿に成り代わっていた。
いずみは署長の姿で捜査を指揮し、真犯人を挙げた。
シュィィィィン、いずみは元の姿に戻って、資料室の中にいた。変身できる時間は一日限りなのだ。
入力していた資料は消失していた。迷宮事件だったのが解決していたのだ。
このように、時間空間を越えて署長に変身するケースが5篇の短編小説です。
普通、タレントが署長に扮してイベントを行うもんですよね。
そうではなく、一日、いずみがそれぞれの署長に憑依して捜査するお話しです。

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2024年4月 8日 (月)

呪護

「呪護」今野敏 角川書店
[じゅご]と読みます。
このシリーズの最新作に[脈動]があります。
それを読んで遡って「呪護」にたどり着きました。
玄妙道の池垣亜紀、高校生なのだ。
鬼道衆の鬼龍光一、奥州勢の安倍孝景、お祓い師なのだ。
警官富野もトミ氏といって術を施す家系なのだそうな。
玄妙道と真立川流の術をめぐる戦いです。
東京には平将門、天海僧正の二重の結界が施されている。
真立川流の陰謀で結界が破られそうになっている。
ほら、地震が迫っている。台風が近寄っている。
今野敏、実に楽しそうにお話を展開している。
これは作家のレクリエーションなのだ。
題名からして、いかにもオカルトだなと避けてきましたが、どこがオカルトなもんか。

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2024年4月 7日 (日)

県警の守護神 警務部監察課訴務係

「県警の守護神 警務部監察課訴務係」水村舟
警察小説新人賞第二回受賞作品です。
某県警に競輪選手上がりの女子が入った。
初任地でパトカー出動があった。
バイクが転んだので救けに行った。
後続車に轢かれて瀕死の重傷を負った。
バイクの少年の母親から県警が訴えられた。
取り扱うのは、警務部監察課訴務係、荒城巡査長、裁判官から警察に転職してきたのだ。
第1部では、丸山弁護士との攻防、裁判は示談に持ち込んで解決するんだけど。
荒城の訴訟戦術は、嘘をつけ、これは民事事件だ、裁判長には上手な嘘をついたほうが勝ちなんだ。
第2部、ピストル発砲事件、これもきれいに丸め込めます。違う、汚く丸め込めます。
「守護者の傷」堂場瞬一が同じく訴務課の事件を扱っています。ここは前職が裁判官ではなく弁護士であるという違い。

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2024年4月 5日 (金)

非弁護人

「非弁護人」月村了衛 徳間書店
宗光彬は検事だ。担当する裁判で負けた。
派閥争いに巻き込まれて収賄で懲役となった。
弁護士資格を失った。
相棒の篠田啓太郎検事は検事を辞め、弁護士になった。
宗光は非弁護人としてヤクザをクライアントにして仕事するしかなかった。
パキスタン料理店のコックの息子、マリクに3300円で雇われた。
友達の韓国人のアン・ソユンの姿が消えた、探してほしい。
これが始まりで、大量の行方不明者がいることを掴んだ。
ヤクザ食いと言うことで、東西のヤクザの大立者に事情を明かした。
やめたヤクザで行方不明者のリストが欲しい。
ここから宗光の戦いが始まった。
篠田は弁護士として法廷に立つ。宗光は非弁護人、法廷外で情報を集める。
表紙の顔の絵はデスマスク、これがお話しのキーになるのだ。

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2024年4月 2日 (火)

脈動

「脈動」今野敏 角川書店
警視庁の結界が破られた。
そのせいで、不祥事が頻発する。
不祥事と言うな、こういう場合は非違行為と言うんだよ。
富野輝彦は警視庁本部の巡査部長だ。
結界が破られたならもう一度結界を張らねばなるまいて。
玄妙道の池垣亜紀、高校生なのだ。
鬼道衆の鬼龍光一、奥州勢の安倍孝景、お祓い師なのだ。
他に陰陽師本家の萩原兼隆も参加する。
警官富野もトミ氏といって術を施す家系なのだそうな。
勢ぞろいするまでがハイライトで、結界を張り直す作業はあっという間に終わってしまう。
結界を破ったヤカラは意外に小者で、たいしたことはない。

今野敏は警察小説が主力で、これはレクリエーションで書いているのじゃないかな。
「我が名はオズヌ」などのオカルトものがあって、本人は楽しんで書いていると思うよ。

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2024年4月 1日 (月)

3月に読んだ本

3月の読書メーター
読んだ本の数:13
読んだページ数:3845
ナイス数:180

ジブリをめぐる冒険ジブリをめぐる冒険感想
鈴木敏夫と池澤夏樹の対談です。所々、編集部が突っ込みを入れて、方向修正します。ふたりの断簡断片を挟んで膨らませます。わたしが映画館で見たのは、[もののけ姫][千と千尋の神隠し][崖の上のポニョ]くらい。初期のものは知らないし、最近のものも知らない。まぁ、全部を知らなくても差し支えないでしょう。そもそも、池澤夏樹が何者か知らずに読み進めているんだもの。途中で分かりましたが、この本は「君たちはどう生きるか」へのパブリシティなんです。公開前に関係者内で試写会して、そこに池澤夏樹もよばれているのです。これは宣伝の
読了日:03月29日 著者:鈴木 敏夫,池澤 夏樹


鳥人王鳥人王感想
間口の広い作家でね、今回はスポーツものなんですよ。額賀澪には、競歩王、タスキメシシリーズなどのスポーツものがある。主人公は御子柴陸、漫才をやっていて三十過ぎ、もう行き止まりかも。地上波テレビで番組をやっているが、スポーツ番組、アスリートhallenge に出演している。次の企画は棒高跳、マスターズ(中高年齢)陸上の記録を越えようという趣旨なのだ。番組の対抗馬にオリンピック出場を目指すの陸上の選手が出る。犬飼優生。正統なアスリートとアスリート芸人の番組だ。漫才の相方からは解散を申し出られて、スポーツ芸人一本
読了日:03月27日 著者:額賀 澪


数学の女王数学の女王感想
爆弾の爆発があった。理系の大学で、学長が桐生真、男性ではなく、女性の学長なのだ。副学長が三島哲也、アリバイが怪しい。沢村依理子が主人公、博士号持ちで警察に入り、生活安全課に属するが、緊急招集で刑事一課に配属になった。容疑者は三島副学長に絞られていく。沢村に違和感あり。どこかちょっと違う。桐生教授、三島教授、ともに数学が専攻。もう一人、数学専攻の関係者がいる。三島教授の妻、三島涼子。題名が「数学の女王」とあり、中盤から匂わせているので、巻末に向かってまっしぐらにお話は進む。犯行動機はジェンダー問題のコジレで
読了日:03月25日 著者:伏尾 美紀


北緯43度のコールドケース (講談社文庫)北緯43度のコールドケース (講談社文庫)感想
北緯43度とは札幌のこと、コールドケースとは迷宮事件を指す。第67回江戸川乱歩賞受賞作。主人公は沢村依理子、博士号持ちでアカデミックに絶望して警察に入った。最初は総務部門に配属されたが、始めて所轄に異動した。倉庫の廃屋で女児の死体が発見された。沢村は所属する生安少年係から捜査課殺人班へ応援に出た。過去、女児誘拐があって、その犯人はまだ検挙されていない。その線から沢村は独自の捜査を始める。新聞社へ密告があって、監察は警察内を探し始める。沢村が目を付けられた。生け贄になりそう。そこから一挙に展開、沢村の働きで
読了日:03月24日 著者:伏尾 美紀


天保十四年のキャリーオーバー天保十四年のキャリーオーバー感想
江戸時代の富籤のお話し。違法な陰富が横行している。奉行所が陰富を仕切っているのだ。南町奉行所奉行・鳥居耀蔵、この男が首魁なのだ。讒言を用いて矢部定謙を改易させ、切腹に追い込んだ。その息子・矢部鶴松、七代目市川團十郎、噺家立川談志、お葉=柳亭種彦の娘、父に代わって読み本を書いているのだ。三人とも、歌舞伎興行を禁じられ、寄席は廃止となり、本の出版は停止となった。その恨み、鳥居耀蔵の陰富を暴こうと言うのだ。ノミ行為の乗っ取り、暴き、段々と計画は実現して行く。最後、土壇場での暴き方、びっくりするねぇ。これは読まな
読了日:03月22日 著者:五十嵐 貴久


一流刑事VS.一級泥棒 ―捜査第一課の光と影一流刑事VS.一級泥棒 ―捜査第一課の光と影感想
筆者は群馬県警の刑事畑、高崎署の署長を経て警察学校の校長で退官している。この本では、関川仁と名乗り、ジンさんと呼ばれている。この本は小説ではないな、自叙伝、泥棒列伝、エッセイ、ドキュメント、そんなとこでしょう。1章2章では、ジンさんとネコ(猫田)の攻防を書いている。ネコ(泥棒)がジンさん(刑事)に惚れてしまったのだ。そのへんのところを書いている。4章では、泥棒庄平が刑事を恨むお話し、ジンさんには心を許すのだが、徹底的に嫌う刑事がいる、というお話し。3章は、琴線に触れる内容ではないのでパス。人情警察モノ。。
読了日:03月19日 著者:飯塚訓


鋼の絆 ギンイチ消防士・神谷夏美鋼の絆 ギンイチ消防士・神谷夏美感想
銀座第一消防署(ギンイチ)の消防士神谷夏美のシリーズだ。既刊に[炎の塔][波濤の城][命の砦]がある。これだけ既刊があって、これはゼロ巻です。神谷夏美は八王子第七消防署勤務、ギンイチで研修を受けるように辞令が出た。ギンイチには消防学校が併設され、総務省消防庁と、東京都消防庁の両方に所属する。全国から30名が呼び寄せられ、振るい落とされて精鋭が残る。消防学校は村田が掌握している。パワハラの権化にしか見えない。消防士を精鋭にするにはこれしかないのだ。誰が見ても、神谷夏美は不適格に見える。体力が足りない。そこを
読了日:03月17日 著者:五十嵐貴久


警官の酒場警官の酒場感想
道警・大通警察署とサブタイトルにあります。盗犯係の佐伯と新宮はスマホの盗犯を追っています。自動車から6個のスマホを落とした事件があるのだ。少年係の小島は女子高生がスマホをひったくられた事件を追っている。津久井と滝本は機動捜査隊のパトカーに乗っている。札幌から南の厚真の競走馬牧場で強盗殺人があった。散弾銃が盗まれている。札幌へ北上する途中仲間割れで殺人があった。スマホが連絡手段なのだ。闇サイトで闇バイトを募集して一発勝負するのだ。題名の警官の酒場、読めばなるほどと納得できる。よくある印象題ではないのだ。。。
読了日:03月15日 著者:佐々木 譲


守護者の傷守護者の傷感想
第一部[敗訴]第二部[R]の構成だ。水沼加穂留は県警本部訴務課に配属された。そこへ弁護士の新人が配属された。新崎大也。グループの首魁と見られる人物を起訴し損ねた。その首魁の人物から不当取り調べと告発があった。録音データが裁判で飛び出して、これではムリだ、敗訴になった。ここからが第二部[R]がこの小説のメダマです。警察には派閥がある。学閥、地域閥、そうじゃない閥。神奈川県警にはR閥があって、蔓延っている。第一部で敗訴した刑事もそれに属している。水沼加穂留、派閥を刈る、根絶やしにする。新崎大也も派閥を根絶やし
読了日:03月13日 著者:堂場 瞬一


隆明だもの隆明だもの感想
吉本隆明という人がいます。その娘、長女、漫画家、エッセイスト、ハルノ宵子。次女に、吉本ばなながいます。吉本ばななの本は幾つか読んでいます。わたしとの繋がりはその程度。吉本隆明など読んだこともありません。読む気もありません。なんの気なしに読んでみた。いやぁ、繋がらない。この本の三分の二は吉本隆明全集の月報のコラムから採録したものです。ハルノ宵子が書いたものです。すまん、その三割程度読んで読むのを放棄しております。残りの三分の一は姉妹対談、ハルノ宵子と吉本ばななの対談です。ごめん、これも琴線に触れるところはな
読了日:03月10日 著者:ハルノ宵子


パッキパキ北京パッキパキ北京感想
夫は幹部社員で北京にいる。わたしは菖蒲(アヤメ)、銀座のホステスから妻になったのだ。北京の夫から泣き言が来た。寂しいからこっちに来てくれ。あんまり無下に断ると離婚を切り出されそう。行くことにした。菖蒲の北京暮らしが始まる。会話でお話を進めていく小説が多いが、これは会話が少ない。心象風景や状況説明が多い、ト書きが長いお話しはクドクドと話が粘るものだが、意外にも、サッパリと次々に切り替えてくれるので、読むに飽きない。半分まで来て、まだトラブルなりバトルが出てこない。著者は北京には住んだかどうか、実在感がスゴイ
読了日:03月09日 著者:綿矢 りさ


仕事のためには生きてない仕事のためには生きてない感想
主人公は多治見勇吉、両親の影響でロックの道を育ってきた。大企業のミカゲ食品に籍を置いている。仕事はそこそこで[デスペラーズ]というバンドでベースを弾いている。社長のSNSでの発言[スマイルコンプライアンス]という言葉が大炎上した。防戦するため、スマイルコンプライアンスを普及させるための組織を発足させた。そのリーダーに勇吉が任命された。その概念・理念は勇吉の双肩にかかっている。いや、自由ではないのだ。役員会の千本ノックがあるのだ。これ、悲惨な結末が予想できるでしょ。ところが、予想と違うハッピーな展開が待って
読了日:03月07日 著者:安藤 祐介


めざせ! ムショラン三ツ星 刑務所栄養士、今日も受刑者とクサくないメシ作りますめざせ! ムショラン三ツ星 刑務所栄養士、今日も受刑者とクサくないメシ作ります感想
サブタイトルに、刑務所栄養士、今日も受刑者とクサくないメシ作ります。43歳で刑務所の栄養士として刑務所に赴任する。今まで男の栄養士はいたが、女性の栄養士は刑務所では初めてのことだった。みりんもバナナの皮もアルミ包装もNG! みょうがはどこまでむくんですか 全国刑務所人気ナンバーワン!「どんぶりぜんざい」「愛情の安売りはよくないですよ」とたしなめられて 以上が章立てタイトル、管理栄養士、文才あり。もちろん、ミシュランをネタにしてムショランと名乗っている。コックは受刑者たち、よっぽど困る時は管理栄養士が助太刀
読了日:03月05日 著者:黒栁 桂子

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「しぇるぱ散らし踏み」
http://sherpaland.net/
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2024年3月29日 (金)

ジブリをめぐる冒険

「ジブリをめぐる冒険」鈴木敏夫 池澤夏樹 スイッチ・パブリッシング
鈴木敏夫と池澤夏樹の対談です。
所々、編集部が突っ込みを入れて、方向修正します。ふたりの断簡断片を挟んで膨らませます。
彼らの面白いところを語るわけだが、読者も面白いかというと、必ずしもそうじゃない。
そこは、読み飛ばしとゆっくり読みとを繰り出しながら読んでいく。
わたしが映画館で見たのは、[もののけ姫][千と千尋の神隠し][崖の上のポニョ]くらい。
初期のものは知らないし、最近のものも知らない。
まぁ、全部を知らなくても差し支えないでしょう。
そもそも、池澤夏樹が何者か知らずに読み進めているんだもの。
途中で分かりましたが、この本は「君たちはどう生きるか」へのパブリシティなんです。
公開前に関係者内で試写会して、そこに池澤夏樹もよばれているのです。
公開するまでほとんど宣伝をしなかった。
金をかける宣伝はしないが、こういうカタチでの宣伝はアリなんです。

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2024年3月27日 (水)

鳥人王

「鳥人王」額賀澪 光文社
間口の広い作家でね、今回はスポーツものなんですよ。
額賀澪には、競歩王、タスキメシシリーズなどのスポーツものがある。
主人公は御子柴陸、漫才をやっていて三十過ぎ、もう芽が出ない感はひしひしと感じている。
地上波テレビで番組をやっているが、スポーツ番組、アスリートChallenge(略称アスチャレ)に出演している。
次の企画は棒高跳、マスターズ(中高年齢)陸上の記録を越えようという趣旨なのだ。
番組の対抗馬にオリンピック出場を目指すの陸上の選手が出る。犬飼優生。
正統なアスリートとアスリート芸人の番組なのだ。
漫才の相方からは解散を申し出られて、陸はスポーツ芸人一本でやっていくことを選ぶ。
エンディングは爽やか。

第一話 そのポール、十万するんで折らないように気をつけて
第二話 嫌ですね。十万もする得体の知れない棒で信号機を跳び越えるの
第三話 全人類がキプチョゲの夢を知ってる前提で話さないでくださいよ
第四話 馬鹿の一つ覚えみたいにカツ丼でも食えばいいんじゃないですか?

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