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2017年11月24日 (金)

さむらい道 下 最上義光 もうひとつの関ケ原

「さむらい道 下 最上義光 もうひとつの関ケ原」高橋義夫 中央公論新社
ローカルな戦は続きます。
上巻での合戦は200人300人の競り合いだったが、何千人単位での戦に変わります。
天童氏との競り合いが多いが、ごめん、地理関係が判らない、天童とはどこにあるのやら。
米沢は伊達の主力の城で、伊達は仙台と思っていたが、豊臣末期に仙台に国替えされたのだ。
ということで、伊達との小戦は続く。
お話しが急遽展開するのは、豊臣秀吉が惣無事令を発して、時世が変わってきたこと。
豊臣の城に伺候しなきゃならなくなり、秀吉が死亡する。
徳川家康になびいて、隣接する上杉の侵攻を防ぐ。
このあたりになると、時代の趨勢とマッチしています。

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2017年11月23日 (木)

さむらい道 上 - 最上義光 表の合戦・奥の合戦

「さむらい道 上 - 最上義光 表の合戦・奥の合戦」高橋義夫 中央公論新社
山形の戦国時代です。
最上義光は父に嫌われて、弟に代わって廃嫡され、人質に出された。
巻の半ばあたりで、義光は人質から脱して、父を城から追い出した。
出羽の勢力を分ける天童と相対することになる。
合戦の単位が小さいのです。
百人、二百人の戦闘で、東海近畿の合戦を読みなれているので、えらくスケールが小さく感じる。
義光は、巻始めの頃16歳、巻末の頃は38歳、巻末の時代は織田信長が本能寺の変で亡くなった頃です。

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2017年11月12日 (日)

ロード乗りこなすならもっと業界一の自転車バカに訊け!

「ロード乗りこなすならもっと業界一の自転車バカに訊け!」菊池武洋 小学館
この本、普通の自転車ファンにとっては、ピンときません。
この本のコンセプトは、一台目の自転車を買う時に読む本じゃなく、二台目の自転車を買う時に読む本です。
入門用の自転車に満足できなくなって、二台目を買い直そうか、と考える時に読む本です。
価格帯として、25万から40万円を提示しています。
はっきりと書いてはいないが、この金額が用意できなければ、今乗っている自転車に乗り続けなさい。
最高の満足を求めるなら、200万円の自転車があるよ。
金の用意が出来るならね。
イヤミだねぇ。言っていることはその通りだけどさ。
読んでいて、字は読めますよ。
内容が全然ついていけない。
ページをめくったが、字が流れて行く。半分以上は読み流しています。
読者と考えているのは、自転車のセミプロかハイアマチュアなんでしょうね。
ただの自転車乗り、普通の自転車好きのわたしには縁遠い本でした。
この本を読んで、なるほど、と膝を打つ人は、わたしとレベルが違う、敬して遠ざけたい人ですね。
自転車の情報や解説を求めて本を読むのだが、レベルが高すぎると、豚に真珠、役に立たない。
エッセイや自転車紀行なら、心穏やかに読めるっちゅうことでしょうね。

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2017年11月 9日 (木)

さいとう市立さいとう高校野球部 甲子園でエースしちゃいました

「さいとう市立さいとう高校野球部 甲子園でエースしちゃいました」あさのあつこ 講談社
略称、さいとう高校野球部 シリーズ2です。
めちゃめちゃ戯文、根本はスポコンなんですがね、装いはギャグ満載です。
あさのあつこ、中学野球のバッテリーがあり、時代小説も書いています。
本来は王道を行っているのですが、このシリーズは鬼道を行っています。
いきなり甲子園の選抜に出場とあります。
普通なら、地方予選をしつこくくどく書き込むところでしょう。
途中省略も甚だしい。
第一話で、いきなり春の選抜で甲子園に出るのだと語ります。
第八話で、やっと試合が始まります。
それまで何をしていたのか、饒舌な語り口で、紆余曲折しながら、お話しを進めて行きます。
八話九話で、一回戦は勝ちます。
第十話、二回戦で負けてしまいます。
第十一話、夏の甲子園をめざして、話はそういう運びになります。

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2017年11月 5日 (日)

さいとう市立さいとう高校野球部

「さいとう市立さいとう高校野球部」あさのあつこ 講談社
あさのあつこ、中学野球のバッテリーから高校野球に転進しました。
主人公は山田勇作、名前は平凡だが、野球センスは抜群なのだ。
野球部の監督は鈴木先生、美術の先生、野球はやったことがない。鈴ちゃんと呼ばれている。
15篇の短編が連なるが、それぞれ、起承転結、結のオチが実に見事。
バッテリーは楷書で書いた小説だが、こっちは草書で書いた小説。
目指せ甲子園優勝、副賞として有馬温泉に行こう。
まだ一年生、県予選で三回戦で負けた。
次作では、これは甲子園に行くぞ。
甲子園に行って、優勝して、温泉に入るぞ。
そういう展開が予想される。

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2017年10月31日 (火)

連鶴

「連鶴」梶よう子 祥伝社
れんづると読みます。一枚の紙に切れ込みを入れて、何羽もの鶴を連ねて折る折り鶴のことです。
幕末の桑名藩、会津藩は京都守護職、桑名藩は京都所司代、両藩は連携して京都警備に付きました。
会津藩については多くの小説が書いてあるが、桑名藩についてはほとんど語られることがない。
梶よう子が小説に書きました。
兄は佐幕、弟は勤皇に付いて、別々の道を行きます。
大政奉還後の、鳥羽伏見の戦いのちょっと前から、戦いに負けるまでのわずかな期間のことです。
梶よう子は、浮世絵の世界、長屋の裏店、こんな世界を得意にしています。
武家のお話しを取り上げたのは最初のことです。
庶民の世界のことと同様に、藩論の政治向きのこと、武士の意地など、見事に描いています。
武士の世界は大勢の小説家が執筆しています。
市井のこと、そっちのほうがマーケットが広がると思うんですがね。

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2017年10月29日 (日)

しま山100選

「しま山100選」公益財団法人日本離島センター mont-bell Books
日本百名山に似たシリーズで、こんなのを発見しました。
この本、大きいよ。1ページがA4で、見開きでA3、うんと大きい。
1ページに山1座、ページが広いからかなりの情報が詰め込んである。
確かにね、波打ち際、岸壁から登山を始めると、正味の山の高さを登るわけだ。
1000Mを越える山に、利尻山(1721m)太忠岳(1497m)宮之浦岳(1936m)北海道と屋久島の山です。
丸山(式根島)(99m)知林ヶ島(指宿市)(90m)100m以下の山はこれだけです。
95座が100mと1000mの間にあります。
わたしの過去に登った山は、鷲ヶ頭山(愛媛県大三島)弥山(広島県宮島)高山(山口県青海島)
これだけです。
船で渡らなきゃならないから、アプローチに時間が掛かって、なかなか島の港まで行けない。
海岸線から登るのは少なくて、登山口まで自動車で登るのが大部分です。
しま山だから、波打ち際から登り始めるのが正しいが、なかなかそうもいかない。
近くのしま山のページを開いて、これなら行けそうかも、というのをリストアップしています。

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2017年10月26日 (木)

屋根をかける人

「屋根をかける人」門井慶喜 角川書店
メンソレータムと近江兄弟社の創始者、ウィリアム・メレル・ヴォーリズ、メレルさんで通っています。
日露戦争当時、メレルはアメリカから、キリスト教の伝道者として日本に来た。
宣教師ではないのだよ。
最初の赴任地は滋賀県の近江八幡、メレルはここに根を下ろすことになるのだ。
最初は建築から名を上げ始めた。
アメリカで寄付を募るにあたって、MENTHOLATUMの販売権を手に入れた。
最初は輸入して、次には、日本に工場を建てて、販売するようになった。
(注)メンソレータム、近年に倒産してからはメンターム
結婚してからは日本に帰化した。
順風満帆の一生のように思えるでしょ。そうでもないのだよ。
戦争中、戦後、GHQと皇室との仲介の労を取った。

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2017年10月24日 (火)

秋霜

「秋霜」葉室麟 祥伝社
豊後羽根藩四作目、藤沢周平の海坂藩ほどのシリーズではないが、豊後羽根藩はひときわ目立っている。
「春雷」で、君主抗命譚、ぼんくらの領主を隠居に追い込んだ。その続編です。
幕府から巡見使が査察に来る。
巡見使が来る前に、前藩主の隠居は邪魔者の欅屋敷の一掃を図る。
一方、家老は前藩主の隠居の抹殺を図る。
思惑が食い違っていて、攻める側、守る側の攻防があわただしい。
家老に歯向かう、上司に歯向かうのはよくあることだが、君主に歯向かうのはなかなかないことだよ。

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2017年10月23日 (月)

銀の猫

「銀の猫」朝井まかて 文芸春秋
鳩屋という口入れ屋でお咲は働いています。どの篇もお咲が主人公。
介抱人ということで、年寄りの面倒を見るのが仕事です。
短編集です。読んでいてかなり辛いよ。
年寄りは臭くて汚くて自分勝手ばっかり。
この仕事は給金がよいから働いているのです。
母親にも恵まれていない。身勝手な親です。
そんなに嫌なら読まなきゃええのに。
それがねぇ、気になって仕方がないのですよ。
突き放して本を閉じたいのだが、この先はどうなるのだろう。
なんとも、気の揉める読み方になってしまいました。
なんとも、突き放したような終わり方だが、これでええのだろうね。

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