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2025年2月16日 (日)

僕には鳥の言葉がわかる

「僕には鳥の言葉がわかる」鈴木修貴 小学館
自然科学者のエッセイは読んでいて面白いです。
論文をエッセイ化しているのですもの、面白いわけです。
文系の論文をエッセイ化して面白いか。
誠治・経済の論文がエッセイ化できるか、かなり生臭いエッセイになるでしょうね。
「ダチョウはアホだが役に立つ」塚本康浩 獣医学者
「大学教授が「研究だけ」していると思ったら、大間違いだ!」斎藤恭一 工学部
「鳥類学者の目のツケドコロ」松原始 鳥類学者
「カラスは飼えるか」松原始 鳥類学者
「無人島、研究と冒険、半分半分。」川上和人 鳥類学者
「バッタを倒すぜ アフリカで」前野ウルド浩太朗 バッタ学者
「バッタを倒しにアフリカへ」前野ウルド浩太郎朗 バッタ学者
著者はシジュウカラの鳴き声が言語して分かるのです。
コガラ、ヤマガラの鳴き声も言語として分かる。
小鳥が一緒の群れとしていて、お互いに、多種の鳥の言語も分かるのです。
エッセイが面白いから論文も面白いか。そこは職業的訓練が必要です。

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2025年2月14日 (金)

中国人が日本を買う理由

「中国人が日本を買う理由」中島恵 日経プレミアシリーズ
再読本です。
プロローグ 富裕層が日本に移住する理由
第1章 安心できる国、不安になる国
第2章 留学、起業そして・・・彼らが日本を選ぶ理由
第3章 日本のビルは、上海のマンション1室の価格
第4章 中国人を悩ます母国のモーレツ主義
第5章 「日本式おもてなし」の危機
第6章 日本人が知らない、日本文化の底力
エピローグ 豊かになった中国人は幸せか
読んでいて不安になります。中国人の日本へ浸透は、富裕層においてどんどん浸透しています。
中国国内の情勢を読むと、不穏なものが満ち溢れているように見えます。
安心して読めるのは、第6章 日本人が知らない、日本文化の底力 他は心がザワツイテ、心静かには読めません。

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2025年2月 8日 (土)

雫峠

「雫峠」砂原浩太朗 新潮社
全部神山藩でのお話し、神山藩とは中程度の大名で、東北地方のさる大大名の支藩。
[半夏生]身分は普請方、代々普請方で組頭も務める。川の氾濫を鎮めるには。
[江戸紫]藩政に政争がある。身分は隠してはいるが家老の息子。
[華の面]能役者、藩主が亡くなって親藩から新しい藩主が来る。
[白い檻]藩政で政争があって、一派は追放された。山の村だ。雪が積もったその中を。
[柳しぐれ]盗賊のお話し。盗賊でありながら探索方の手の者になっている。
[雫峠]20石の足軽から1500石の馬廻りへ婿入り、妹も同様の嫁入り、その果ては。
惜しい。長編の入口じゃありませんか。

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2025年2月 5日 (水)

四日間家族

「四日間家族」川瀬七緒 角川書店
町工場を倒産させたおっさん、七十代のカラオケスナックのばあさん、正体不明の二十代の女、男子高校生が出てきます。
これから集団自殺するのだそうな。
自殺の目的地まで到着すると、車がやってきて何かを捨てて引き返していく。
なんだか赤ちゃんの泣き声がする。さっきの女、赤ちゃんを捨てて行ったみたい。
放っておくわけにはいかない。
集団自殺は棚上げにして赤ちゃんを援けることにする。
さっきの車が帰ってきたみたい。逃げよう。
翌朝、ネットを見ると、赤ちゃんを誘拐していると曝されている。
たちまち、身元は明らかになって、おっさん、ばぁさんの身元略歴はネットに曝された。
おねぇちゃんの身元も少しづつ曝され始めた。
読むのに、ちっとも読み進められない。
この四人の誰にも感情同化できないのですよ。
ある場面から一挙に心を許す。ええヤツラじゃん。
敵は赤ん坊を食い物にする団体、一挙に攻めて行く。

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2025年2月 2日 (日)

バイト・クラブ

「バイト・クラブ」小路幸也 中央公論新社
菅田三四郎、紺野夏夫、渡邊みちか、田村由希美、坂城悟、いずれもバイト高校生なのだ。
欠損家庭だったり、貧しかったり、働かなきゃならんのだ。雇い主がみんなええ人。
カラオケdondon の7号室をバイト・クラブとして提供している。
紺野夏夫は母子家庭で、父親は暴力団の組長なんだそうな。父親は別居している。
その組長が拳銃で射殺されてしまった。
さあ大変だ。バイト・クラブのメンバーは動く。
そこは詳しくは語らないけど、ハッピーエンドに向かう。
小路幸也だもの、ハッピーエンドに必ず向かっていく。安心して読み進めてよろしい。

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2025年2月 1日 (土)

1月に読んだ本

1月の読書メーター
読んだ本の数:13
読んだページ数:4075
ナイス数:196

いつかの朔日いつかの朔日感想
十話から成る家康の一代記です。語り手は鳥居元忠、家康が今川に人質にされていたころ、小姓として仕えていました。一話から五話では家康の父・祖父の時代、家運が傾いて城は奪われ世子は人質に。六話で桶狭間の合戦、今川義元は斬り死にし、松平元康は空き家の岡崎城を取り戻す。七話、徳川家康と名を改め、三方ヶ原の合戦で武田信玄に負ける。八話では本能寺の変で織田信長が死に、家康は伊賀越えして三河に帰る。九話、十話では、小牧長久手の戦い、関ケ原の前哨戦。鳥居元忠は伏見城を守り、八月一日まで十三日間城を守った。あまりにも飛び飛び
読了日:01月29日 著者:村木 嵐


臨床の砦 (小学館文庫 な 13-7)臨床の砦 (小学館文庫 な 13-7)感想
これはコロナ戦記です。長野県の筑摩地区、ここでのコロナの指定病院は信濃山病院。他は地区基幹病院の筑摩野中央医療センターだけだ。まず信濃山病院で受け入れて、エクモがある筑摩野センターで最終対応するのだ。医師看護師は臨戦対応で、疲弊していった。他の病院はコロナ患者の入院を拒んで、二つの病院だけが治療している。院内感染を起こして、病院を閉ざした。やっと、他の病院も受け入れるようになった。筑摩野センターへ送る患者は選別した。若い患者を送ることにした。認知症・疾患のある老齢患者はここで看取ることにした。治る見込みが
読了日:01月25日 著者:夏川 草介


花咲小路二丁目中通りのアンパイア (一般書)花咲小路二丁目中通りのアンパイア (一般書)感想
花咲小路シリーズには前作が7作あります。これは最新、八作目。宇部禄郎は末っ子で長男、姉が四人いて、みんな商店街の商店にそれぞれ嫁いでいる。もともとは警察官だったが、退職してたいやきやの【たいやき波平】を継いだ。禄郎には嘘が分かってしまう。高校の時、野球でアンパイヤを殴ってしまう。ストライクだなと思ったが、判定はボールとコールしてしまった。ネット裏でストライクでしょと抗議したが、ボールだと嘘をつかれて殴ってしまった。恋人ができて、もうすぐ結婚する。決め手は全然嘘をつかない女の子だからだ。そのアンパイアが近所
読了日:01月24日 著者:小路 幸也


東大病院をやめて埼玉で開業医になった僕が世界をめざしてAIスタートアップを立ち上げた話東大病院をやめて埼玉で開業医になった僕が世界をめざしてAIスタートアップを立ち上げた話感想
筆者は灘高東大医学部を経て育った人です。医学でも、研究より開業するほうに魅力を感じていました。医者の少ない埼玉で開業しました。内視鏡では第一人者で、内視鏡でセンターを造ることを志しました。起業するには自己資金がいる。一億円作るこを目指しました。一億円作りました。[AIメディカルサービス][ピロリ菌鑑別AI]を立ち上げました。AIにディープラーニングを装備して半自動化しました。当時は内視鏡の医学誌論文の三分の一は日本人の書いたものでした。多忙となり、クリニックからは手を引いて、ベンチャービジネス一本に絞りま
読了日:01月23日 著者:多田 智裕


任侠梵鐘任侠梵鐘感想
シリーズものです。過去のはいずれも経営を建て直すお話しです。これはそうじゃない。テキヤの親分が訪ねてきて、某神社の祭りから露店をやめることのなったと世間話があった。おい、行くぞ、その駒吉神社に行ってみよう。聞けば、町内会で露店を出すのだそうな。世間話のついでで、近くの西量寺で鐘の音に苦情が出て、日夜の勤行、除夜の鐘も遠慮してくれと申し入れがあったそうな。さあ、阿岐本親分、燃えました。これはなんとかしなきゃならない。代貸の日村は、また親分の道楽が、と冷静だが、組員の若いもんは張り切っている。お話しの始まりは
読了日:01月21日 著者:今野敏


スピノザの診察室スピノザの診察室感想
主人公は雄町哲郎、京都の大学の医局にいた。妹が亡くなった。遺児がいる。育てるために医局を退職した。町医者の原田病院にいる。彼を含めて四人の勤務医で回している。大学の医局と町医者で何が違うか。医局では患者を診ていない。病気だけを見ている。町医者は患者がよく見えている。懐事情も分かるのだ。スピノザとは哲学者。スピノザの論じるところは詳しく語っていない。原田病院を見ていれば、スピノザの何たるかは伝わってくる。看取り医者というのを初めて知りました。著者は現役の医師でした。執刀の描写、問診のあれこれ、手に取るように
読了日:01月20日 著者:夏川 草介


この世にひとつの本 (創元推理文庫)この世にひとつの本 (創元推理文庫)感想
門井慶喜は歴史小説で名を成していますが、小説家の出発は推理小説です。ミステリーではあるが、犯人を探す本ではない。大きな印刷会社があります、そこの社長が書家のパトロンになっている、その書家が失踪した。印刷会社の従業員が白血病で三人連続して亡くなった。この二つが絡まって進行して行きます。社長の三男が会社にいます。極めて凡庸で、どこの部所にいるのやら、そこは書いていない。書家の失踪人探しを始めたが、この男意外に切れる。万事解決してメデタシメデタシですが、どう探したのか、どう切り込んだのかがお話しの趣旨です。そこ
読了日:01月18日 著者:門井 慶喜


気の毒ばたらき きたきた捕物帖(三)気の毒ばたらき きたきた捕物帖(三)感想
[気の毒ばたらき][化け物屋敷]中編2篇。亡き千吉親分の生業の文庫屋は筆頭子分の万作が継いだ。北一は親分のおかみさんの許しを得て、文庫屋を引き継いだ。きたきたとは、北一と風呂屋の釜焚きの喜多次のことなのだ。二人は相棒なのだ。万作の家が焼けた。近所も類焼した。それは気の毒な、元気を出すんだよぅ。焼け出された避難先で親切に声を掛けるやつがいる。親切ごかしの泥棒なのだ、現代用語なら火事場泥棒。万作は文庫屋を畳んで朱房の文庫は北一だけになった。なし崩しに[化け物屋敷]が始まる。30年前の女の雲隠れ事件が気にかかっ
読了日:01月16日 著者:宮部 みゆき


婚活マエストロ婚活マエストロ感想
[婚活初心者][婚活傍観者][婚活旅行者][婚活探究者][婚活運営者][婚活運営者]主人公は40歳のウェブライター。アパートの大家から婚活の会社のホームページに手を入れる仕事を紹介された。ドリーム・ハピネス・プランニング、という社名なのだ。社長と女子社員鏡原、婚活マエストロとして知られている。鏡原本人は、わたしは女性だからマエストラと名付けてほしいのにな、と苦笑いしている。雑誌連載の連作短編です。幾つもの婚活の場をくぐって、婚活本来の目的へと目指していく。ここで残念なお知らせがあります、ハッピーエンドには
読了日:01月13日 著者:宮島 未奈


夜刑事夜刑事感想
ウィルスが蔓延している。ヴァンパイアウィルス。日光で皮膚が火傷する。日が暮れないと目が開けられない。夜だけしか活動できない。俺は刑事だが、日没から夜明けまでの勤務に替えてもらった。ウィルス感染者は世間一般から締め出されて不法な輩に落ちて行く。警察官でウィルス感染者は俺ひとり、活動領域を得た。感染者のなかで無常鬼という組織がある。その中にも穏健派と過激派がいて、主導権を争っている。ウィルス攘夷主義者もいて、グリーンボマーが感染者を襲撃している。刑事としての目的はワクチン開発できる科学者を捜索して保護すること
読了日:01月11日 著者:大沢 在昌


茜唄(下)茜唄(下)感想
屋島の戦いで平家は源義経に敗れた。壇ノ浦の戦いにも敗れた。敗れ方が従来の史伝とはちょっと違う。今村翔吾流の解釈なのだ。そこはこの本のキモだから自分で読んでね。上巻で、二つの流れがあると述べたでしょ。平家物語の伝承なんですよ。詞章を考えたのはだれそれ、曲付け節回しを考えたのはかれそれ。それが誰かは明かさない。自分で読んでくれなくちゃ。平家の動静肉声は豊富に出現するが、源氏の動静肉声はほとんど出てこない。巻末で、源頼朝の肉声が出てきます。頼朝は現世の政権を得た。琵琶歌の平家物語は千年の寿命を得た。茜唄とはそう
読了日:01月10日 著者:今村 翔吾


茜唄(上)茜唄(上)感想
二つの流れがあります。それぞれの間に数十年の時間差がある。平家物語の琵琶曲の伝承、受け継ぐのは元は木曽義仲軍の従者、渡す人物は不明。違う流れは平家。平清盛の四男、平知盛、只今の平家の棟梁は三男の平宗盛。清盛の死後、全国各地に反乱が起きた。木曽義仲が都に迫ってくる。平家は都を捨て、福原へ、さらに八島へと拠点を移して行く。上巻の巻末は岡山の水島での海戦まで。勝った。ずっと平家内部の言い合い・抗争ばかりで、源氏のことについては全然書いてはない。平家の旗は赤、源氏の旗は白、だからタイトルが茜唄なのだな。下巻の展開
読了日:01月09日 著者:今村 翔吾


完全犯罪の死角 (刑事花房京子)完全犯罪の死角 (刑事花房京子)感想
大塚家具を思わせるような沢渡家具があります。先代社長は亡くなりましたが、子どもが二人います。兄は経営は無能で専務、沢渡要次、妹は有能で社長、沢渡留理。兄の母親は正妻、妹の親はお妾さんです。冒頭、留理が要次と女秘書を殺す場面から始まります。警視庁捜査一課の花房京子が捜査に当たります。刑事コロンボとそっくりです。犯人のちょっとしたほころびから真相に辿って行きます。刑事花房京子はシリーズで4冊あります。これはシリーズ初作です。3作目までは倒叙もの、犯人が分かっていてるものでしたが、4作目はさすがに正叙ものに方針
読了日:01月02日 著者:香納諒一

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「しぇるぱ散らし踏み」
http://sherpaland.net/
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2025年1月29日 (水)

いつかの朔日(ついたち)

「いつかの朔日(ついたち)」村木嵐 集英社
十話から成る家康の一代記です。
語り手は鳥居元忠、家康が今川に人質にされていたころ、小姓として仕えていました。
一話から五話では家康の父・祖父の時代、家運が傾いて城は奪われ世子は人質に。
六話で桶狭間の合戦、今川義元は斬り死にし、松平元康は空き家の岡崎城を取り戻す。
七話、徳川家康と名を改め、三方ヶ原の合戦で武田信玄に負ける。
八話では本能寺の変で織田信長が死に、家康は伊賀越えして三河に帰る。
九話、十話では、小牧長久手の戦い、関ケ原の前哨戦。
鳥居元忠は伏見城を守り、八月一日まで十三日間、城を守った。
あまりにも飛び飛びで、まぁそこは、鳥居元忠かく語る、と受け取って。

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2025年1月25日 (土)

臨床の砦

「臨床の砦」夏川草介 小学館
これはコロナ戦記です。
長野県の筑摩地区、ここでのコロナの指定病院は信濃山病院。他には地区基幹病院の筑摩野中央医療センターだけだ。
まず信濃山病院で受け入れて、エクモがある筑摩野センターで最終対応するのだ。
最初20床程度で受け入れたが、たちまち200床を超えるほどになった。
医師看護師は臨戦対応で、疲弊していった。
他の病院はコロナ患者の入院を拒んで、二つの病院だけが治療している。
院内感染を起こして、病院を閉ざした。
やっと、他の病院も受け入れるようになった。
筑摩野センターへ送る患者は選別した。
若い患者を送ることにした。認知症・疾患のある老齢患者はここで看取ることにした。
基礎疾患とコロナを合わせると治る見込みがないからだ。
ここからはわたしの私見も混ぜます。
トリアージュのタグ付けと同じなのだ。
家族とのお別れの顔合わせなしで、直に火葬場に送って、骨壺だけが家族のもとへ送られるのだ。

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2025年1月24日 (金)

花咲小路二丁目中通りのアンパイア

「花咲小路二丁目中通りのアンパイア」小路幸也 ポプラ社
花咲小路シリーズには前作が7作あります。これは最新、八作目。
宇部禄郎は末っ子で長男、姉が四人いて、みんな商店街の商店にそれぞれ嫁いでいる。
もともとは警察官だったが、退職してたいやきやの【たいやき波平】を継いだ。
禄郎には嘘が分かってしまう。
高校の時、野球でアンパイヤを殴ってしまう。
ストライクだなと思ったが、判定はボールとコールしてしまった。
ネット裏でストライクでしょと抗議したが、ボールだと嘘をつかれて殴ってしまった。
恋人ができて、もうすぐ結婚する。
決め手は全然嘘をつかない女の子だからだ。
そのアンパイアが近所にいると分かった。

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2025年1月23日 (木)

東大病院をやめて埼玉で開業医になった僕が世界をめざしてAIスタートアップを立ち上げた話

「東大病院をやめて埼玉で開業医になった僕が世界をめざしてAIスタートアップを立ち上げた話」多田智裕 東洋経済新報社
筆者は灘高東大医学部を経て育った人です。
医学でも、研究より開業するほうに魅力を感じていました。
医者の少ない埼玉で開業しました。
内視鏡では第一人者で、内視鏡でセンターを造ることを志しました。
起業するには自己資金がいる。一億円作るこを目指しました。一億円作りました。
[AIメディカルサービス][ピロリ菌鑑別AI]を立ち上げました。
AIにディープラーニングを装備して半自動化しました。
当時は内視鏡の医学誌論文の1/3は日本人の書いたものでした。
多忙となり、クリニックからは手を引いて、ベンチャービジネス一本に絞りました。

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